2013年12月27日

正気の沙汰 (しょうきのさた)、諸手を挙げて賛成 (もろてをあげてさんせい)、四面楚歌(しめんそか)、火中に栗を拾う (かちゅうにくりをひろう)、神風特攻隊(かみかぜとっこうたい)

政治家A:
まったく、靖国参拝などとは、
正気の沙汰とは思えないな。

政治家B:
俺は、諸手を挙げて賛成だな。

A:
どうしてそうなるの?

B:
国民を代表して英霊を弔うことが
なぜ悪いんだ?

A:
事は、第二次大戦の評価と戦後
体制に対する・・・・。

B:
君が心配しているのは、日本が
四面楚歌になることだろう。
それが、なければ、君だって、
今頃靖国神社に行っているだろう
よ。

A:
実は、そうなんだ。
女房が、行け行けってうるさいんだ。
だけど、火中に栗を拾うのは・・・。
周りをよく見ながら行動しないとね。

どうだ!

B:
あッ、しまった!!

A:
はい、ルーク、いただき!
クイーン、どうする?

B:
参ったな。
ええい、神風特攻隊だ!

A:
はい、クイーンもいただき!

B:
全く、狂気の沙汰だ!





 

2013年12月18日

口は禍の元 (くちはわざわいのもと)

刑事 :
じゃあ、そろそろ、本当の事を言って
もらおうか?

容疑者:
だから、刑事さん、全て話したって言
ってるじゃないですか。
信じてくださいよ。

刑事:
だったら、被害者の財布がなくなって
いることについても、何か知っている
ことを話してもらおうか?

容疑者:
知りませんよ。
財布なんて、見てませんよ。
俺は、ただ、あいつの車を運転した
だけですよ。
それを、片棒を担いだなんて言われ
ても・・・。
俺は、ただ、時給300円で雇われた
だけなんですよ。

刑事:
300円?
それじゃあ、最低賃金にも届かない
じゃないか。
よくもそんなんで、犯罪に手を貸す
な。

容疑者:
いつも、あいつには、お世話になって
いるんですよ。
タダで住まわせてもらっているんです
から・・・。

刑事:
だったら、あいつが大泥棒だってこと
は、知っていたんだな?

容疑者:
いえ、いえ、知りませんでしたよ。
俺、てっきり、あいつは、結婚詐欺師
だと思い込んでいたんですよ。

刑事:
面白いじゃないか。
その話、詳しく、聞かせてくれよ。

容疑者:
しまった!
まったく、口は禍の元!



 

2013年12月5日

山車 (だし)

社員A:
日本三大曳山祭りの一つ、秩父の夜祭り
に行って来たよ。

社員B:
「ひきやま」って、何?

A:
山車を引くことだよ。

B:
「やまぐるま」を引くの?

A:
ちがうよ。
これは、「だし」って読むんだよ。

B:
そう?
知らなかったな。
だったら、引山車祭りって言えばいいのに。

A:
そんなの常識だよ。

B:
すごい人出だっただろう?

A:
そうなんだ、ものすごい人だったよ。

B:
じゃあ、屋台もいっぱいだったろう?

A:
そう4~5基は、あったかな?

B:
何言ってるの、数百あったはずだよ。

A:
そうかなあ?
上町、中町・・・・。
指で数えられる位だったよ。

B:
違うよ。
タコ焼きや焼きそばや射的の屋台だよ。

A:
ああ、そっちか。
ゴメン、秩父では、山車を「屋台」って呼ぶ
んだ。

B:
ややこしいな。
整理すると、こうなるな。

山車・・・4~5基
屋台・・・数百
人 ・・・数えきれない

で、何食べた?

A:
サンドイッチ。

B:
バカ!











 

2013年11月22日

無理が通れば、道理引っ込む (むりがとおれば、どうりひっこむ)

タレント:
お願いがあります。

所属事務所社長:
何でしょうか?
また、一年休みたいなんて言わな
いで下さいよ。

タレント:
ズバリ、その通りです。
出来れば、三年ほど、音楽活動を
休止したいんですが・・・。
やはり、無理でしょうか?

社長:
いやいや、この世に不可能なこと
はないですよ。
条件次第ですよ。

タレント:
と、言われますと?

社長:
契約書をもう一度しっかりと読んで
みて下さいよ。
中途解約に係わる損害賠償額は、
サムスンがアップルに支払う金額
といい勝負ですよ。

タレント:
1,000億円?
まさか?
私ががむしゃらに50年働いても
その1000分の一も稼げませんよ。

社長:
或いは、イギリスのある夫婦がやっ
たように、30年間奴隷を務めるか
ですね。

タレント:
そんなことが書いてあったんですか?
全くひどいな。
契約書を古代ギリシャ語で作るなん
て。

社長:
無理が通れば、道理引っ込む、とは
このことさ。





 

2013年11月16日

憎まれ口をきく

看護師:
今日は、ご機嫌は・・・?

患者:
まだお迎えが来ないみたい。
あと、一週間くらいは・・・。

看護師:
そんな・・・。
元気出して!
おいしいものをしっかり食べて。

患者:
エッ?
そんな酷なことを言わないでよ。
拒食症の治療中なんですよ。

看護師:
あら、ごめんなさい。
私が食いしん坊だから、ついつい
・・・。

患者:
見ればわかりますよ。

看護師:
あら、ひどいことを言うわね。
でも、そういう憎まれ口をきける
ってことは、まだまだ20年は生
きられそうね。



 

2013年10月30日

ああ言えばこう言う

修行僧:
お腹がすいてすいて・・・。

教官:
私だって同じです。
でも、空気を吸って我慢してください。

修行僧:
栄養が足りないと頭の働きも
悪くなり、勉強が進みません。

教官:
それでいいんです。
頭の中は、空っぽにすべきです。
そのための修行です。

修行僧;
栄養が足りないと、持病が出て来て
しまいます。

教官:
自分の体の痛みを感じてこそ、人は、
他人の痛みも分かるのです。
そのための修行です。

修行僧:
まったく、ああ言えばこう言う世界なん
ですね、この世界は。

2013年10月29日

たたけば誰でもホコリが出る (たたけばだれでもホコリがでる)

専務:
いよいよ、我々の出番ですね。

副社長:
そうだよ。
奴らが、一掃されるなんて、まさに、
暴力団さまさまだな。

専務:
でも、気を付けないと、奴らは、あの
件をネタに揺さぶりをかけて来るかも
知れませんよ。

副社長:
あれは、君の責任で、しっかり封印し
てくれたんだろう?

専務:
はい、抜かりなく、と言いたいところで
すが、実は、不安要因もあります。

副社長:
何かね?
いや、誰かね?

専務:
彼女ですよ。

副社長:
彼女?
ああ、彼女か。
口封じは、出来ないのかね?

専務:
それですが、金では無理です。

副社長:
では、何で?

専務:
愛情と言いますか、感情と言います
か・・・。

副社長:
それは、困るな。
世間は、叩けば誰でもホコリが出る
などと許しちゃくれないからな。
何とかしないと。
彼女に弱みは無いのかね?

専務:
それが、今一つ・・・。

副社長:
よし、まずは、アメリカを見習って、
電話の盗聴から始めよう。
君、早急に、「盗聴大作戦」に取り
掛かってくれ給え。










 

2013年10月27日

虻蜂取らず (あぶはちとらず)

投資者:
ここまで損が膨らむとは・・・。

投資会社社員:
最初に申し上げたはずですよね。
投資は、自己リスクで行っていた
だいていて、私どもは、必要に応
じ、アドバイスをするだけだと。
特にこの商品は、ハイリスク・
ハイリターンですので、儲けも
損も膨らみますね。


投資者:
それは百も承知です。
全て、自分の判断ミスとしか言い
ようがないのですが、何とか
挽回する方法はないでしょうか?

社員:
そうですね、この際、私どもを
全面的に信頼いただいて、
思い切って全額私どもに預け
られてはいかがでしょうか?
貴重な資産を振り込め詐欺で
失うよりは、ずっと安全だと存
じますが。

投資者:
安全ですか?
となると、リターンは、望めない
のではないでしょうか?

社員:
高リターンと安全性とどちらを
取るかですよ。
両方欲しいと欲張ると、虻蜂取
らずになるのが落ちですよ。

投資者:
でも、自分で判断しない投資と
なると、まるっきりスリルがない
ですね。

社員:
高リターンと安全性とスリル。
欲張りですね。
欲張りはいけませんよ。
投資は、明鏡止水の心で行わ
ないといけませんよ。

投資者:
?????
ここは、禅寺か?









 

2013年10月26日

懲戒免職 (ちょうかいめんしょく)

店長:
おい、よくもやってくれたな!

店員:
何をですか?

店長:
とぼけるな!
動画投稿だよ。

店員:
ああ、あれですか。
面白いでしょう?
でも、ちょっと、悪ノリが過ぎまし
たかね?
僕の裸、エロ過ぎですか?

店長:
お蔭で、俺もお前もクビだ。

店員:
どうってことないですよ。
今、中島義道の「人生に生きる
価値はない」って本読んでいる
んですが、すごく共鳴していま
す。
この世のすべてには意味がな
いんです。
ですから、動画投稿も懲戒免職
も土下座も、やらせも、偽装表示
も、意味ないんです。
損害賠償でも業務妨害でも、
何でも来い、ですよ。
受けて立ちますよ。

店長:
よし!
じゃあ、今の、録画したから、
すぐにアップするよ。
オーナーにも見てもらおうっと。








 

2013年10月25日

口は禍のもと (くちはわざわいのもと)

母親:
さあ、たまには、部屋の外に出て
みたら?

息子:
世の中の情勢が変わらない限り、
出たくないよ。

母親:
どう変わったら、いいの?

息子:
戦争や大飢餓や革命が起てくれ
ればいいな。

母親:
何を、バカ言っているの。
天下泰平が一番よ。
平和で退屈な世の中が一番よ。

息子:
全てがウザイんだよ。
無茶苦茶退屈なんだよ。

母親:
だったら、外的世界に期待せずに
自分の世界を変えてみたらどうな
の?

息子:
どうやって?

母親:
何かに打ち込む。
例えば、小説を書くとか、英語を
習うとか、・・・・・、ストーカーをする
とか?

息子:
親が子供にストーカーを勧めるの?

母親:
息子の引きこもりが治るなら、何だ
っていいわよ。
私が出家したっていいのよ。

息子:
あ、それ、いいね。
それに決めた!
出家しよう!

母親:
諸手を挙げて賛成よ。
どこのお寺に行く?

息子:
いや、この6畳間さえあれば
いいよ。
これからは、肉類は食べない
から、食事は、精進料理にし
てよ。

母親:
あああ、口は禍のもと!


 

2013年10月24日

無い知恵を絞る (ないちえをしぼる)

日本国大使:
こんにちは。
早速ですが、YOUTUBEの尖閣諸島、
ご覧いただけましたか?

中国外交部部長:
見ましたよ。
度重なる貴国の挑発的行為に対し、
厳重に抗議を申し入れます。

大使:
本国に申し伝えます。

部長:
ところで、長さが適当で、内容も
すっきりまとまっていますね。
なかなか、センスありますね、貴国も。

大使:
ありがとうございます。
来週には中国語版もアップされます。
中国語の使い方に間違いがありまし
たら、ご指導をお願い申し上げます。

部長:
既に大きな間違いがありますよ。
島の名前が、まちがっていますよ。
台湾省、じゃなかった、福建省魚釣島、
じゃなかった釣魚島とすべきですよ。

大使:
それも、本国に伝えます。

ところで、これで、首脳会談は“ゴー”
ですよね?

部長:
どうしてそうなるんですか?

大使:
こういう動画をアップしたということは、
「領土問題の存在」を認めたことにな
りますよね?

部長:
そうですかね?

大使:
そうですよ。
ウインウインの関係を作るために、
お互いに無い知恵を絞りましょうよ。

部長:
「無い知恵」?
我が国に知恵がないとでも言うん
ですか。

大使:
すみません、日本語の超自虐的
表現を使ってしまいました。

「貴国指導者の深甚なる叡智を結集
 され、この動画アップに対し、
 適切なる対応をされることを切に
 望みます。」

部長:
「深甚なる叡智」?
あるかな、そんなもの?


 

2013年10月23日

鬼も十八、番茶も出花 (おにもじゅうはち、ばんちゃもでばな)

副社長:
敵さんの新商品、売れてますね。

社長:
なあに、心配するこたあないよ。
鬼も十八、番茶も出花さ。

副社長:
どういう意味でしょうか?

社長:
どんなつまらない物でも、それなり
に、当たる時があるってことさ。

副社長:
女性は、十八歳が花なんですかね?
うちの娘、今年十八です。
だったら、もう少し男に持ててもいい
はずですが・・・。

社長:
いやあ、大器晩成型もいるから。
きっと、そちらの方だよ、お宅の娘さ
ん。

副社長:
そうだといいんですが。

社長:
そのうち、大輪の花を咲かせるよ。

ところで、うちの新製品のネーミング
だけど、決まったかな?

副社長:
はい、いくつか候補が上がっています。
いま思いついたんですが、「十八出花」
というのはいかがでしょうか?

社長:
やめてくれよ。
それじゃあ、「まぐれあたり商品です」っ
て言っているようなものだろうが。

 

2013年10月22日

自ら墓穴を掘る (みずからぼけつをほる) 

父親:
お前、たまにはお母さんにも、会って
あげなさいよ。

娘:
いや、いや、あれは、毒ママよ。
あんな女と一言でも口を聞いたら、
こっちがつぶされてしまうわ。
本当に、死にたくなっちゃうわ。

父親:
そこまで、ひどいかな?

娘:
お父さんや兄さんには、分からない
のよ。

父親:
でも、一生仲直りしないつもりかい?

娘:
そうね、相手が、自ら墓穴を掘るまで
はね。

父親:
それって、どういう状態かな?

娘:
いろいろ考えられるわね。
私にとって、一番ありがたいのは、
彼女の関心が全てお父さんに向かう
ことね。

父親:
やめてくれ!
それだけは、勘弁してくれよ。
せっかく、今の平穏な生活を手に入れ
たんだから。

娘:
やっぱりね。
毒ママで、毒妻ってことか。
私も気を付けなくっちゃ。


 

2013年10月20日

旅の恥は掻き捨て (たびのはじはかきすて)

旅館経営者:
エッ、また?

旅行社社員:
そうなんですよ。
今度は、40人の団体です。

経営者:
商売は欲しいけど、やっぱ、
お断りしようかな。
他のお客さんに迷惑をかけ
るから。

社員:
ですが、今回は、お金持ち
ばかりの団体と聞いていま
すよ。
ですから、前回のように、
タオルをごっそり持って行
かれるということはないと
思いますが・・・。

経営者:
じゃあ、お宅が保証してよ。

社員:
そうしたいのはやまやまで
すが、24時間見張っている
訳にも行きませんので。
何しろ、旅の恥は掻き捨て
などと考えている人・・・。
いえ、いえ、失言です。

経営者:
でしょう。
隠すまでもないですよ。
よし、こうなったら、政府
発行の「マナーブック」を、
玄関に山積にしておきま
しょうかね。

 

馬には乗ってみよ、人には添うてみよ (うまにはのってみよ、ひとにはそうてみよ)

母親:
どうしたの、最近元気ないわね?

娘:
何だか、憂鬱だわ。
私の選択が正しかったのかどうか、
分からなくなって来たの。

母親:
何言ってるの。
来週には、お式を挙げるのよ。

娘:
だからこそよ。
逃げ出したいくらいだわ。

母親:
この世に完全無欠な人はいないわよ。

娘:
じゃあ、聞くけど、お母さんが私の立場
だったら、彼を選んだ?

母親:
いいえ。

娘:
嘘でもいいから、「勿論、選んだわよ!」
って言って欲しかったな。

母親:
たいした理由は無いわよ。
彼は、わたしより20センチも背が低い
のが、気にくわないだけよ。

娘:
その点は、問題ないんだけど。
彼、浮気しそうな気がして・・・。

母親:
馬には乗ってみよ、人には添うてみよ、
って言うでしょう。

娘:
あッ、そうか。
馬には乗ってみよよね。
彼=馬、と考えればいいのね。
駄馬だったら、取り替えればいいのね。

母親:
そうよ。
今の私の夫にしたって三頭目なのよ。







 

2013年10月18日

くんずほぐれつ

国会議員A:
聞きましたか?
国籍不明の無人機に対して、有人機
に対するのと同じ警告信号を発する
ことにすることに決めたって。

国会議員B:
ええ、聞きましたよ。
無人機に対して、翼を揺らしたりする
らしいですね。

A:
それって、若干滑稽ですね。

B:
そうですね、マネキンに向かって、
キスのポーズをするようなものです
よね。

A:
無人機に対して、無人機という発想
は、生まれて来ないんでしょうか?

B:
そうですね。
技術的には、可能でしょう。

A:
でも、マネキンとマネキンがキスや
抱擁をするというのは、想像しただ
けで、ちょっと異様な感じがします
ね。

B:
そうだ、いっそのこと、機体をマネキン
を模したものにしたらいい。
男マネキン機と女マネキン機が、
空中でくんずほぐれつするっていうの
は、壮観でしょうね。

A:
よし、さっそく、この案を持って、北京
に飛ぼう。

B:
北京?
ワシントンじゃあないの?
 

2013年10月17日

一葉落ちて天下の秋を知る (いちようおちててんかのあきをしる)

渡辺夫人:
今日、何かニュース、あった?

山田夫人:
そうね、中国の国内線でCAが携帯
を使ったのがバレたみたいね。

渡辺夫人:
それから?

山田夫人:
日本の老人の体力が向上している
っていうニュースもあったわ。

渡辺夫人:
それそれ。
ドルは、買いね。
また、儲かるわ。

山田夫人:
どうして?

渡辺夫人:
一葉落ちて天下の秋を知る、よ。

山田夫人:
何がどうなるのか、さっぱり分から
ないわ。

渡辺夫人:
   老人が健康
→ 薬が売れなくなる 
→ 製薬会社の株が値下がりする 
→ ・・・・・・・・・・・・・・・  
→ ・・・・・・・・・・・・・・・  
→ ・・・・・・・・・・・・・・・  
→ 円安になる

山田夫人:
ますます分からなくなって来たわ。

渡辺夫人:
大丈夫、私を信じて。
だから、100万円貸してちょうだいよ。




 

2013年10月16日

籠で水を汲む (かごでみずをくむ)

社長:
それで、例の市場調査は、順調に
進んでいますか?

専務:
はい、人海戦術で、街でアンケート
調査をやっております。

社長:
人海戦術?
今のこの時代に、それしかないの
かね?

専務:
社長、これが一番確実なんです。

社長:
で、時間帯だが、何時から何時まで、
やっているのかね?

専務:
09:30~17:30です。

社長:
何?
それじゃあ、朝型人間、夜型人間の
意識調査は出来ないじゃないか。
籠で水を汲むようなもんだな。

専務:
確かに。
では、電話による聞き取り調査を、
03:00~09:30、17:30~24:00
にやりましょうか?

社長:
朝の3時や、夜の24時に、電話?
冗談も休み休み言いなさい。

専務:
そうですよね。

社長:
君、インターネットをなぜ、使わないん
だね?

専務:
はい、そうしたいんですが、なにしろ、
我が社のPCは、全て税務署に
差し押さえられていますので・・・。

 

2013年10月14日

美人に年なし (びじんにとしなし)

美容師:
いつも、お若くて、おきれいですね。

客:
あら、どうしたの?
変なお世辞は、止めてちょうだいよ。

美容師:
いえいえ、本当です。
美人に年なしとは、よく言ったもので
すね。

客:
ちょっと、ちょっと、今日は、どうしたの?
私を誘惑でもするつもり?

美容師:
はい、そういう気にもなりますね。
こちらに初めていらっしゃった時より、
お若くなった感じさえしますよ。

客:
ちょっと、待って。
私がここに通い始めてから、もう50年
は経っているのよ。
50年ってことは、当時は、53歳よ。
その頃、あなたは、何歳?

美容師:
15でした。
でも、いつも、おやじが写真を見せてく
れていましたので、お顔は存じ上げて
いましたよ。

客:
ところで、この店の名前変わったんです
ってね?
何ていう名前になったの?

美容師:
はい、「耳に心地よい言葉を話す美容師
がいる美容院」に変わりました。

客:
道理で!





 

仏の顔も三度 (ほとけのかおもさんど)

校長:
また、あの子が問題を起こした
んだって?

教頭:
はい、これで三度目です。
いかがいたしましょうか?

校長:
仏の顔も三度って言うから、
今回までは、穏便に計らい、
次に問題を起こすようだったら、
厳罰としよう。

教頭:
甘すぎませんか?

校長:
処罰書の文面は厳しくし、中身は、
軽くしてやればいいよ。

教頭:
難しい注文ですね。

校長:
私が考えるから、大丈夫。 

「地獄に落とす!
 その前に、向こう一か月、早弁を
 禁止する。」

どうかね?

教頭:
???

2013年10月13日

一杯目は人酒を飲み、二杯目は酒酒を飲み、三杯目は酒人を飲む

カクさん:
もう一杯、行こうか?

スケさん:
まだ、飲むの?
やめときなよ。
一杯目は人酒を飲み、二杯目は酒酒を
飲み、三杯目は酒人を飲む、って言う
だろう。

カクさん:
俺は、人が酒を飲むのしか見ていない
よ。
酒が酒を飲んだり、酒が人を飲むのも、
一度見てみたいな。

スケさん:
カクさんの今の状態こそ、酒が人を
飲んだ酩酊状態って言うんだよ。

カクさん:
そうか、これが、酩酊状態って訳か。
至福の時至る、だな。

我れ、覚醒せり!
酒は、三杯目に限る!

スケさん:
??






 

2013年10月12日

地獄耳 (じごくみみ)

選手:
惨敗でした。

監督:
まあ、よく頑張られましたよ。
どちらかが敗けなければならない
んだから、仕方ないですよ。
次の大会に向けて、気持ちを切り
替えて頑張りましょうよ。

選手:
監督、私には、もう次はありません。
年を考えてみて下さいよ。

監督:
エッ、まだまだ大丈夫でしょう?

選手:
どうして?

監督:
私の耳は地獄耳です。
私が得ている情報では、大会出場資格
について、次回から年齢を120歳まで
引き上げるそうですよ。

選手:
ヤッター!
うれしいな。
あと12年は、頑張れる。


 

2013年10月11日

寝た子を起こす (ねたこをおこす)

デスク:
君、この記事、大丈夫かな?

記者:
と言われますと?

デスク:
寝た子を起こしていいのかな?

記者:
時間が来たら、寝た子も起こさない
訳には行かないはずですが・・・?

デスク:
そうだけど、まだ、10年早い気が
するな。

他に、めぼしい記事ないの?

記者:
そうなんですよ。
政治家のスキャンダルなら、腐るほど
あるんですが・・・・。

デスク:
もう一週間待ってくれないか。
それまでには、何とかするから・・・。

記者:
何とかする・・・?
エッ、この機密漏洩事件、デスクも
係わって・・・・?

デスク:
そうなんだよ。
でなかったら、誰を起こしても構わんさ。





 

2013年10月10日

借りる時の恵比須顔、返す時の閻魔顔 (かりるときのえびすがお、かえすときのえんまがお)

妻:
ねえ、あの人、どうしたの?
すごい形相だったわよ。

夫:
ああ、借りる時の恵比須顔、返す時
の閻魔顔だよ。

妻:
いくら貸したの?

夫:
(あッ、しまった!)
たいした物じゃあないよ。

妻:
怪しいわね。
お金じゃないのね、貸したのは?

夫:
彼、本当に困っていたからね。

妻:
何よ?
言いなさい!
まさか、携帯電話とかじゃない
わよね?

夫:
違うよ。

妻:
言いなさい!

夫:
「健康保険証」。

妻:
バカ!
そういうことをする人がいるから、
オバマさんが困っているんじゃな
いの。

夫:
????



 

2013年10月9日

熱し易きは冷め易し (ねっしやすきはさめやすし)

友人A:
お宅の息子さん、キックボクシング
習い始めたんだって?

友人B:
そうなんだよ。
でも、いつまで続くかな?

A:
そうなの?

B:
家内に似たからね。

A:
いや、いや、幼いころは誰でも、
熱し易きは冷め易しだよ。

B:
そうだよな。
仕方ないよな。
幼少時代にいろいろ試して自分の
適性を知るのもいいよな。

A:
で、保育園は、ちゃんと行っているの?

B:
????
長男、10歳の方だよ。
まさか、三男だと思ったの?
まだ2歳だよ。



 

2013年10月7日

奥歯に物がはさまったような言い方 (おくばにものがはさまったようないいかた)

部員:
部長、ちょっとお願いがあるのです
が・・・・・・。

部長:
何かね?

部員:
部長の、お言葉づかいについてで
すが・・・・・・。

部長:
奥歯に物がはさまったような言い方
はやめて、ハッキリ言いなさい。

部員:
ハイ、でも、ハッキリ申し上げたら、
部長がお気を悪くされるかと思い
・・・・・・。

部長:
君は、・・・・・・が多いね。
どんなことでも良いから、遠慮なく
言いたまえ。

部員:
では、言わせていただきますが、
「女の腐ったような奴」
という表現は、控えていただけ
ないでしょうか?

部長:
私が、そんな表現を?

部員:
はい、ほとんど毎日、口癖になって
いるようです。

部長:
ほんとかい?
それは失礼をしました。

じゃあ、今後は、
「女の腐ったような人」
に変えようか。
それなら、いいかな?

部員:
(まったく、女の腐ったような奴め!)




 

2013年10月6日

年貢の納め時 (ねんぐのおさめどき)

兄貴:
おい、いよいよ年貢の納め時だな。

弟分:
兄貴、いやですよ。
俺は、逃げますよ。
逃げて逃げて、地の果てまで逃げ
ますよ。
もう、臭い飯を食うのは、いやです。

兄貴:
そうか、お前はまだ若いからな。
あと20年は生きられるからな。
俺は、持ってあと数年の命だ。
刑務所で最後を迎えるつもりだ。
それに、最近は、飯もうまくなった
んだ。

弟分:
ビフテキ、出ますか?

兄貴:
年に三回くらいは出るよ、きっと。

弟分:
だったら、逃げるの止めようかな。
ただ、「レア」が好きなんですよ、俺。
「ウエルダン」しか出ないんだったら、
考えちゃうな。



 

2013年10月5日

正真正銘の (しょうしんしょうめい)

部長:
君のところの彼だけど、大丈夫
かね?

課長:
彼って、誰でしょうか?
ああ、彼女ですね。

部長:
どう見ても、彼だけどな。

課長:
そうなんですよ。
あれで、女子トイレに入って行く
のは無茶ですよね。
しょっちゅう女性達とトラブって
るみたいですよ。
「私は、正真正銘の女性です」
って言い張って。

部長:
まさか、「さあ、見てごらんなさい」
とやってるんじゃないだろうな?

課長:
彼女でしたら、やりかねませんね。

部長:
自分でも楽しんでいるのかな?
スカートを穿いたら、多少は女
らしく見えるはずだけどな。

課長:
エーッ、気持ち悪い!
彼女がスカート。

部長:
だろう?
だから、彼女じゃなくて彼なんだよ。


 

2013年10月4日

後悔先に立たず (こうかいさきにたたず)

教授A:
今回のシリア問題で、中国は、取り
返しのつかない大きな失策を犯した
ように見えますが・・。

教授B:
と言われますと?

A:
アメリカを怒らせたってことです。
アメリカは、今や本気で、日本、
フィリピン、場合によっては、
台湾と組むつもりでしょう。

B:
確かに。
なぜ、あそこまで、ロシアに義理立て
しなければいけないんでしょうか?

A:
まさに、後悔先に立たず、ですね。
北朝鮮にも影響が出て来ていますよ
ね。

B:
米朝直接会談が開かれたことです
か?

A:
そうです。
中国が甘やかすから、北朝鮮の核
廃棄問題は一向に進展しない。
アメリカは、今後、より一層中国の
影響力を削ぐ方向に動くと見ますね。

B:
まあ、中国的大国主義、つまり、
中華思想の限界ですかね?

A:
いや、それより、東洋的浪花節じゃ
ないでしょうか?

B:
あ、時間だ、行かなくっちゃ。
今日、これから、「日本の核武装
を推し進める会」っていう集まり
があるんですよ。









 

2013年10月3日

悪平等 (あくびょうどう)

焼き鳥屋店主:
アメリカ、大変だね。
うちの子供達、自由の女神が見れ
なかったってんで、がっかりしてま
したよ。

客:
ああ、公務員の自宅待機ね。

店主:
どうしてああなるんですか?

客:
「オバマケア」に反対しているんで
しょう?

店主:
誰がですか?

客:
野党ですよ。

店主:
日本みたいな皆保険の方が、いい
のにね。

客:
いやいや、悪平等をきらう人達が
かなりいるようです。
さすが、「西部開拓」の国ですね。

店主:
日本は、そこへ行くと、ぬるま湯
的ですよね。

客:
そうですね。
でも、私は、42度くらいの、熱め
が好きなんですが。


 

2013年10月2日

地獄の果てまでついて行く (じごくのはてまでついてゆく)

ストーカー:
私ですが・・・?

女性:
どなたでしょうか?

ストーカー:
分かりません?

女性:
お名前を教えてください。

ストーカー:
お分かりでしょう?

女性:
分からないから、お聞きしている
んですよ。
何の用ですか?

ストーカー:
今度の日曜日、お時間ありませ
んか?

女性:
あなたは、一体、誰なんですか?
ストーカー行為で、警察に通報しま
すよ。

ストーカー:
私は、ストーカーじゃありませんよ。
ウォーカーです。

女性:
ウォーカーさん、どこかでお会いし
ました?

ストーカー:
ですから、日曜日にお会いしましょ
うよ。

女性:
まったく、しつこいわね。

ストーカー:
はい、地獄の果てまでついて行き
ますよ。




 

2013年10月1日

ああ言えばこう言う (ああいえばこういう)

女:
私、並んでいますが・・・。

男:
どこに?
ちゃんと、ここに並んでよ?

女:
いいんです、ここで。

男:
いいものか。
さあ、こちらに並んで。
他の人が迷惑するよ。

女:
いいんです。

男:
いいこたーないよ。
それが常識ってものだよ。

女:
いいんです。
私、常識がないので。

男:
じゃあ、私は、ここに並ぶよ。

女:
セコイんじゃ、ありません?
たかが、順番で。

男:
カチン!!!!!!
(ああ言えばこう言う、こういう輩 
 と係わるのは、時間の無駄って
 ものだ。)

2013年9月30日

10月1日付け (じゅうがついっぴづけ)

息子:
10月1日付で、部長になりましたよ。

父親:
エッ、盲腸?

息子:
部長。

父親:
なあんだ。

息子:
あれ、うれしくないの?

父親:
ああ、すまん。
うれしいさ。
何でも、「・・ちょう」がつけば。


 

2013年9月29日

嘘の上塗り (うそのうわぬり)

後藤久則:
どうしたの、ふくれっ面して?

その妻:
あなたのブログ読ませてもら
ったわよ。

後藤:
感動した?

妻:
ええ、殺したくなる位感動した
わ。
いつ、私達スキーに行った?

後藤:
えーと、えーと。

妻:
愛人と行ったのなら、そう書けば、
いいでしょうに。
嘘の上塗りなんかするから、ます
ます逃げ場がなくなるのよ。

後藤:
ゴメン。

妻:
ミラノには、何で行ったの?

後藤:
仕事。

妻:
バカ、飛行機でしょう!




 

2013年9月28日

目も当てられない (めもあてられない)

潜水艦艦長:
何か、分かったかね?

潜水艦員:
はい、それが・・・、どうやらイルカの
大群のようです。
こちらに向かって来ます。

艦長:
どの位いるかね?

艦員:
はい、数百匹のようです。

艦長:
まずいな。
まともに来られたら、目も当てられ
ないぞ。

艦員:
いえ、目視は可能です。

艦長:
???

 

2013年9月27日

他人をあごで使う (ひとをあごでつかう)

庶務課課長:
ちょっと、マドンナちゃん。
ちょっと、来てくれないか?

庶務課課員:
今、取り込み中です。

課長:
こっちも仕事だよ。

課員:
こっちは部長から頼まれた仕事です。

課長:
こっちは、社長から命令された仕事
だよ。

課員:
だったら、課長がご自身でなされば
いいじゃないですか?

課長:
それが出来ないから、君に頼もうと
思っているんだよ。

課員:
私の体は一つしかないんです。

課長:
でも、足は、二本あるだろう?

課員:
まったく、人をあごで使うことしか知らな
いんだから。
だから、あごが、あんなに肥大化して
しまってるじゃない。






 

2013年9月26日

大風呂敷を広げる (おおぶろしきをひろげる)

TVキャスター:
我が国の首相、大丈夫でしょうか?

コメンテーター:
ああ、米国での言動ですか?

TVキャスター:
そうです。
国内でまだ決まっていないことに
ついても、いろいろと発言してい
ますよね?

コメンテーター:
そうですね。

TVキャスター:
大風呂敷を広げたって、あとから
非難されませんかね?

コメンテーター:
いえ、大丈夫でしょう。
首相の風呂敷は、縦3メートル、
横3メートル位ある、大きい、
大きいものですから。

TVキャスター:
?????

 

2013年9月25日

潮時 (しおどき)

夫:
僕ら、潮時かな?

妻:
そうね。
まさに、そうね。

夫:
じゃあ、これに判を押して。

妻:
離婚届?
今、潮時って言ったじゃない?

夫:
言ったよ。

妻:
辞書によれば、今が一番いい時期っ
ていう意味よ。

夫:
それ、いつの辞書?
300年前の辞書だろう。
この言葉は、今時は、普通、
「あの政権も潮時だ」などと使うんだぜ。

妻:
激しい恋で結ばれた私達夫婦もいよいよ
末期を迎えたってことね。

夫:
そういうことになるね。

妻:
あなたの方からの一方的な申し出により
離婚ってことになるわね。

夫:
そういうこと。

妻:
じゃあ、慰謝料は、はずんでくれるわよね。
倍返しよね。

夫:


妻:
私の持参金の倍返しよ。

夫:
もらったかな、そんなの?
そんなの、300年前の習慣だろう。




 

2013年9月23日

お手上げ (おてあげ)

A:
また、起きたね?

B:
何が?
ああ、ケニヤ?

A:
大勢人が殺されたね。

B:
フランス人、カナダ人、中国人、韓国人、
・・・。

A:
日本人も最近、アルジェで10人も殺害
されたよね。

B:
まったく、物騒な世の中だね。
自衛したくとも、限界があるよな。

A:
特に、無差別テロの場合は、お手上げさ。

B:
手を挙げても、撃たれるんじゃないかな?

A:
????????





 

2013年9月22日

風通しが良い (かぜとおしがよい)

外務大臣:
大使、ご着任、おめでとうございます。
心より歓迎申し上げます。

駐日アメリカ大使:
初めまして。
大臣、お手柔らかにお願いします
わね。

外務大臣:
何をおっしゃいますやら。
貴国と我が国の間柄ではないです
か。

駐日アメリカ大使:
そうですか、今まで、何でも、腹を
割ってお話できていましたでしょう
か?

外務大臣:
はい、ここのところ、かなり風通し
は良かったと思います。

駐日アメリカ大使:
それは、台風や竜巻が暴れまくった
からではないでしょうか?

外務大臣:
いままでは、アメリカ大陸で荒れ狂う
竜巻の映像を見ても、アメリカ特有の
現象だと思っていましたが、昨今の
日本の竜巻もアメリカ並みになって
来ましたよ。

駐日アメリカ大使:
それは、大変ですね。
でも、わたくしは、更に風通しを良く
するよう努力する所存です。

外務大臣:
エッ、大使、竜巻に加えて、ハリケーン
まで持ち込まれるおつもりですか?

駐日アメリカ大使:
はい、そのつもりです。
「台風 ケネディー」は、風だけではなく、
大雨も降らせるつもりですよ。

外務大臣:
あいやー。
なにとぞ、お手柔らかにお願いします
よ。















 

2013年9月21日

振り込め詐欺 (ふりこめさぎ)

詐欺師:
おばあちゃん、助けて!

おばあさん:
誰だい?
アキちゃんかい?

詐欺師:
そうだよ。

おばあさん:
どうしたんだよ?
何があったんだい?

詐欺師:
実は、ついつい、手が勝手に動いて、
痴漢をやっちまったんだよ。
警察に連れて行かれそうなんだ。
だけど、100万円出せば、許して
くれそうなんだ。
助けてよ。

おばあさん:
100万円だね?
どこへ届ければいいんだい?
振り込め詐欺にあったと思えば、
100万円なんか、どうってことない
よ。

詐欺師:
駅だよ。
駅の改札。
俺の彼女がそこに立っているから。

おばあさん:
現金がいいだろうね?

詐欺師:
そう、助かるな。

おばあさん:
可愛い孫のためだもの、仕方ないよ。

詐欺師:
何分くらいで来れる?

おばあさん:
40分はかかるね。
駅前の交番の巡査さんにも同行して
もらわないといけないから。

詐欺師:
???????????

おばあさん:
うちの孫には、男はいなんだよ。



 

2013年9月20日

長いものには巻かれろ (ながいものにはまかれろ)

同僚A:
おい、お前、変なメール送りつける
なよ。

同僚B:
エッ、送ったかな?

同僚A:
メールの添付ファイル名、分かるだろう?

同僚B:
何のこと?

同僚A:
「企画書 ばか」とは、何だ?

同僚B:
あッ、やばい!
ゴメン、ゴメン!
ついつい・・・。

同僚A:
人には無くて七癖っていうから、仕方ない
けど、変な習慣だな。

同僚B:
マイクロソフトのせいだよ。
“Read Only” ってなっちゃった時、仕方
なく名前を付けるだろう?
俺は、そういう時、「〇〇〇〇 ばか」って
いう名前にすることにしているんだよ。

同僚A:
ああ、それか。
本当に頭に来るよな。
俺は、「〇〇〇〇 fuck you 」って、つけて
るよ。

同僚B:
この間、中国語のピンインを入力したら、
「スペルチェック・・・・」と来た。
この世の中、どこまで、英語中心なんだ。
頭に来るな。

同僚A:
まあ、長いものには巻かれろだよ。





 

2013年9月18日

左うちわ (ひだりうちわ)

社長:
うちは、いつも火の車だ。
一度でいいから、「左うちわ」を味わ
って見たいものだね。

専務:
社長、私は、先ほどから、左側から
うちわであおっておりますが・・・。

社長:
分かっているよ。
そんなゴマすりをするからこそ、
「左うちわ」っていう言葉を思い出して
しまったんだよ。

専務:
すみません、気が利きませんで。
では、右側に回りまして・・・。

社長:
君は、本当に、人の心が読めないな。
それでは、ますます、うちの会社が
「左うちわではない」ってことを思い起
こさせるじゃないか。

専務:
すみません、配慮が足りず。
では、真ん中から、こうして・・・。

社長:
それじゃあ、うちがいつも、水面に浮か
ぶか水面下に沈むかの瀬戸際にある
ことになってしまうだろうが。

専務:
すみません、工夫が足りませんで。
それでは、うちわは止めて、扇風機に
させていただきます。



 

2013年9月16日

二度あることは三度ある (にどあることはさんどある)

上司:
君、二度あることは三度あるだね。
またまた、君の報告書に変なミスを見つ
けたよ。

部下:
はい、何でしょうか?

上司:
「結論:金も欲しい、本物の愛も欲しい」
って、何だね?

部下:
ああ、すみません。
いつも、最後に埋める欄には、適当な
言葉を取りあえず入れておく習慣が
ございまして・・・。

上司:
なるほど。
それでか・・・、前々回は・・・

部下:
「金は要らない、本物の愛が欲しい」。

上司:
前回は、・・・

部下:
「マイホームなんか要らない、本物の愛が
 欲しい」。

上司:
よっぽど、偽りの愛に悩まされていると
見えるな。

だけど、もう少し格調高いフレーズを
入れられないのかね?

部下:
それは、最終結論の方に残してあります。
今回の結論は、こうなります。

「結論:人は何のために生きるべきや?
     金か、浮利か、虚栄か?
     いや違う、人類愛だ。
     よって、このプロジェクトは即刻
     中止すべきである。」

 

2013年9月15日

悪妻は百年の不作 (あくさいはひゃくねんのふさく)

結婚コンサルタント:

皆さん、悪妻は百年の不作と言いまして、
皆さんの子々孫々にまで禍根を残します。
ですから、妻選びは、慎重に行わなけれ
ばいけません。

妻選びのポイントは、ズバリ、次の5つで
す。
1.女であること。
2.生殖年齢に達していること。
3.子供を産む意志があること。
4.門地家柄は関係ないこと。
5.容姿も関係ないこと。

どうですか?

こういう女性なら、かなり大勢いますよね。
つまり、皆さんの選択肢が大きく広がり
ますよね。

何か、ご質問はありませんか?

受講者:
あります。
これだったら、ほとんどすべての女性が
私の伴侶になれるということになって
しまいますね。

結婚コンサルタント:
その通りです。

受講者:
だったら、コンサルタントの話を聞く必要
もないですよ。

結婚コンサルタント:
その通りです。
ですから、ここまでのお話は、無料です。

実は、「悪妻を選ばないためのポイント」
も5つあるんです。

弊社の会長、社長以下10名の体験談
も交えてお話します。

それをお聞きになりたい方は、ここに残
ってください。

受講料は、それほど高くないですよ。











 

2013年9月14日

袖触れ合うも他生の縁 (そでふれあうもたしょうのえん)

おじいさん:
本当にありがとうございます。
あなたが一人で大声で叫んで
人を集めてくれたおかげで、
命拾いしました。

若い女性:
とっさのことで、私も何が起きた
のかハッキリしない位です。
気がついたら、一人で、電車を
押していました。

おじいさん:
元はと言えば、考え事をしてい
てホームから落ちた私が悪い
んです。
本当に、ご迷惑をおかけして、
恐縮至極です。
「袖触れ合うも他生の縁」と言
いますが、あなたとはきっと
「前世」でもご縁があったんで
しょうね。

若い女性:
「多少」の縁ですか?

おじいさん:
「他生」の方です。
『前前世、私は何だったんだろ
 う?』などと考えていたら、
 線路に落ちてしまったんです。

若い女性:
おじいさんは、哲学者ですか?

おじいさん:
いいえ、易者です。
 

打てば響く (うてばひびく)

文科省:
オリンピックを成功させるために、
貴省には、打てば響くような対応
をお願いしたいですね。

厚労省:
それは、こちらのセリフです。
それに、今まで我が省の対応は、
生き馬の目を抜くような対応だと
評されていますよ。

文科省:
ははは、そこまで速かったら、
年金のチェック漏れ問題なんか
とっくに処理が終わり、この国は、
今頃、「世界一幸せな国」に
なっているはずですよ。

厚労省:
そういえば、いじめ問題も、余り
進展していませんね。

文科省:
まあ、余り足の引っ張り合いを
せずに、仲良く行きましょうよ。
お互い、前向きな姿勢でやりま
しょうよ。

厚労省:
そうですよね。
効率も大事ですが、チーム・スピ
リットもないといけませんよね。

ところで、この打ち合わせ、何の
ためでしたっけ?

文科省:
何でしたですかね?
えーと、えーと。
ああ、2020年の東京オリンピック
ですよ。

厚労省:
そんなの、分かってますよ。

ああ、あれですよ、合同ミーティング
のお昼のお弁当の件ですよ。

文科省:
ああ、それそれ、やっぱり、お弁当
は、幕の内がいいですよね。

厚労省:
いいえ、サンドイッチがいいですよ。

なぜかと言うと、・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

文科省:
あッ、もうお昼の時間だ。
まあ、慌てずに決めず、もう一回会議
を開いて話し合いましょうよ。

厚労省:
そうしましょう、そうしましょう!

文科省:
まさに、打てば響くですね。






 

2013年9月13日

忙中閑あり (ぼうちゅうかんあり)

教授:
君、「アイアン・スカイ」、見たかね?

准教授:
テレビ番組ですか?

教授:
違うよ、映画だよ。
TSUTAYAには、あると思うから、
見てご覧よ。
なかなかのものだよ。

准教授:
宇宙ものですか?

教授:
とも言えるけど、SF、核戦争も絡むな。

準教授:
ご存じのように、今、来月のセミナーの
準備がありまして・・・。

教授:
忙中閑あり、時々、息抜きした方がいい
よ。

内容は、極簡潔に言うと、このまま行くと、
日本、ドイツが核装備するだろう、そうなる
と地球は破滅、人類は破滅っていうストー
リーなんだ。

准教授:
目新しいものは、ありませんね。
インド、パキスタン、イスラエル、イラン、
北朝鮮、日本、ドイツと来れば、
世界の主要国はほとんど核保有国に
なるっていうのは、常識ですよ。

教授:
常識かな?
だが、なかなか考えさせられる映画だった
よ。
特に、結末のシーンは。





 

2013年9月12日

将を射んとせば、先ず馬を射よ (しょうをいんとせば、まずうまをいよ)

人事部長:
この商品のメイン・ターゲットは?

営業部長:
ああ、それは、48歳~54歳の女性
だよ。

人事部長:
なんで、そんなに細かいの?
普通、40代とか50代とか表現する
だろう?

営業部長:
ズバリ、更年期の女性、閉経期の
女性さ。

最近読んだ本によると、閉経がある
のは、人類だけらしいね?
まあ、それは、どうでもいいけどさ。

人事部長:
うちのカミさん、49歳だ。
ということは、ターゲットってことだ。

営業部長:
そうなんだ。
将を射ようとせば、先ず馬を射よ。
君は、馬って訳だ。

人事部長:
えッ、どういうこと?
カミさんに、「最近、あっちは、どう?」
なんて気恥ずかしくて聞けないよ。

営業部長:
聞かなくていいよ。

ところで、お前、最近、「勃起不全」
になっていないか?

人事部長:
実は、かなりひどいんだ。

営業部長:
だろう?
それは、男の更年期症状だよ。
何を隠そう、この薬は、それを直す
ためなんだ。

人事部長:
だったら、対象は、更年期にある男性
だろ?
つまり、我々だろうが。
だったら、我々自身に宣伝すれば
いいだろうが。

営業部長:
将を射んとせば、先ず馬を射よ。
患者を射んとせば、先ず看病人を
射よ。
加害者を射んとせば、先ず被害者
を射よ。

人事部長:
回りくどい話だな。









 

2013年9月11日

人は落ち目が大事 (ひとはおちめがだいじ)

元同級生:
お前、随分と週刊誌でたたかれてる
な。
お前のところ、ブラック企業番付の
第一位なんだって?

社長:
勝手に言わせておくしかないさ。
風評ほど怖いものはないな。

元同級生:
お前が、我々の希望の星、出世頭だと
思っていたんだけどな・・・。

社長:
今に見ていろ!
人は落ち目が大事。
落ちるところまで落ちたら、這い上がる
しかないよ。

元同級生:
売上、落ちてるだろう?

社長:
落ちてるどころか、8割減だよ。

元同級生:
どうするよ?
我々同級生に出来ることがあったら
言ってくれよ。

社長:
ありがとう。
だけど、こうして、まだ神様から生かされ
ているからには、きっと道は開けるさ。

じゃあ、お勤めがあるので、失礼するよ。

元同級生:
なに、お勤めって?

社長:
天津神、国津神への参拝さ。
一緒に、行かないか?

2013年9月10日

苦あれば楽あり (くあればらくあり)

娘:
お父さん、会社勤めって、疲れるもの
ね。

父親:
おや、どうしたの?
うちの張り切り娘が、今日は、えらく
元気ないな。

娘:
仕事が思うように進まないの。
最近、寝不足気味だし。

父親:
まあ、人生、苦あれば楽ありさ。
そのうち、いいことあるよ。

娘:
あるかしらね?

父親:
白馬の王子様が現れたりするかも
知れないぞ。

娘:
あら、普通の父親は、そういうの嫌
がるんじゃないの?

父親:
どうして?
原節子の時代じゃないんだよ。
娘が家を大手を振るって出て行く
のは、うれしいものだよ。

娘:
寂しくないの?

父親:
全然。
お前のお母さんが出て行った時も
そうだったよ。

娘:
やっぱ、普通じゃないな。
 

2013年9月9日

過ぎた事は水に流せ (すぎたことはみずにながせ)

元同僚A:
やあ、久しぶり。
なつかしいな。

元同僚B:
おー。

元同僚A:
ここで、君と会うとは思っても
見なかったよ。
なつかしいな。
あの頃の事を思い出すなあ。
ちょっと、お茶でもどう?

元同僚B:
悪いけど、君には貸しがあるから
な。
あの事件、覚えているだろう?

元同僚A:
まあ、過ぎた事は水に流せって
言うだろうが。
嫌な事は、忘れようよ。

元同僚B:
冗談じゃないよ。
そうはいかないよ。
俺は被害者、君は加害者なんだ
ぞ。

元同僚A:
まあ、まあ、まあ。
そうだ、あそこの「流しそうめん」
でも食べないか?
うまいよ。

元同僚B:
お前は、忘れることばかり考えて
いるな。
過去をちっとも反省していないな。

あそこの「忘れな草」っていう喫茶
店で、苦い苦いコーヒーを飲ませ
てやろうか?




 

待てば海路の日和あり (まてばかいろのひよりあり)

課長:
どうなったんでしょうか、契約交渉?

専務:
まあ、待てば海路の日和ありだよ。
安倍君のことだから、大丈夫だよ。

課長:
お言葉ですが、彼だから、安心でき
ないんですよ。
いつも大口をたたいて契約を取って
来るんですが、思いっ切り不利な
条件を呑んで来てしまうので、
契約履行部隊の我々がいつも
苦労するんですよ。

専務:
君、もう少し寛大になりなよ。
人の手柄を妬むような態度は、
最低だよ。

2020年のオリンピック開催地
決定時のトルコ人を見習いたまえ。
日本を心から祝福してくれている
んだよ。
ありがたいことだよ。

課長:
すみません、私は、そこまで人間
が出来ていませんので・・・。

専務:
それはともかく、契約は、どうなっ
たかな?
契約できなければ、来期の計画が
大きく狂ってしまうな。

君、今から、神社に行って、願を
かけて来ようや。

課長:
はい。
やはり、困ったときの神頼み、
ですね。








 

2013年9月8日

鼎の軽重を問われる (かなえのけいちょうをとわれる)

上司:
報告書、出来たかな?

部下:
はい、それが・・・、なかなか筆が
進まなくて・・・。

上司:
途中でもいいから、見せてくれ給え。
明日、社長達に報告しなくちゃなら
ないんだ。
幹部として、鼎の軽重が問われて
いるんだぞ。

部下:
はい、これだけですが・・・、何しろ
問題の優先度をつけるのが難しい
ものですから・・・。

上司:
お前は、どーたらこーたらと、余分な
ことを言い過ぎる。

部下:
すみません。
こんな感じですが・・・。

上司:
なんだ、5ページもあるのか?

部下:
はい、鼎だか何だかの軽重が問わ
れていると聞きましたので、出来る
だけ重くしようと・・・。
15ページ位にしようかと思って
おりました。

上司:
お、おまえ、報告書はいつも1ページ
以内って言ってあるだろう。

部下:
でも、それでは、重さが・・・。
そうだ、厚手の紙を使いましょうか?











 

一寸先は闇 (いっすんさきはやみ)

A国高官:
国連の常任理事国として、我が国
は、できるだけ戦後体制の維持に
務めています。

B国高官:
そういう考え方は、古いですよ。
戦勝国が永遠に戦勝国で、
核兵器を持てるのも戦勝国
だけという考え方は。

世界は、新秩序を形成しつつ
ありますからね。

A国高官:
そうなると、一寸先は闇ですね。

B国高官:
貴国にとっては、そうでしょうね。

既に、イスラエル、イラン、北朝鮮
インド、パキスタンが核兵器を
有しているみたいですし、このまま
行くと、日本、ドイツが核武装する
ことになりかねませんよ。

A国高官:
そこなんですよ。
敗戦国の代表であるこの二国だけは、
絶対に核を持たせてはいけないん
ですよ。

今やこの世界は、ますます
『アイアン・スカイ』という映画に描か
れた世界に向かって突き進んでいる
気がしてなりません。

B国高官:
だったら、自国の利益ばかり考えず
に、本気で核廃絶に取り組むべきで
すよ。

だいたい、貴国は、あの国に対して
甘すぎますよ。
スキー場建設は許しても、核開発
は許しちゃダメですよ。

A国高官:
お宅だって・・・・・・・。

B国高官:
核問題に関しては二国間で話して
いてもらちが明かないですね。
やはり、国際会議を行い、非核国
も参加させないと。

A国高官:
いや、あの国と同席するのだけは、
いやですね。

B国高官:
またそうやってダダをこねる。
後悔先に立たずですよ。




 

2013年9月7日

同病相憐れむ (どうびょうあいあわれむ)

姉:
ねえ、あなた、そろそろウェディング・
ドレス着た方がいいんじゃない?

妹:
なに、急に。
お姉ちゃんがまだなのに、そんな
ことできないわよ。

姉:
私と同じ人生を歩んで欲しくないのよ。
姉妹で、同病相憐れむなんてことにな
りたくないのよ。
私に遠慮なんかしているから、そうな
ってしまうのよ。
全然遠慮しないでいいのよ。

妹:
お姉ちゃん、なんでそれをもっと早く
言ってくれなかったの?
もし、60年前に、それを言ってくれて
いたら、私は今頃・・・・・・。

姉:
あら、40年前のお正月に言ったわよ。
覚えてないの?


















 

魚心あれば水心 (うおごころあればみずごころ)

ロシア大統領:
どうやら、アメリカさん、本気みた
いだな。
どうしたものか?

ロシア副大統領:
「魚心あれば水心」ですよ。

ロシア大統領:
どう言う意味?
変な日本語だね。

ロシア副大統領:
そうなんです、もともとは、
「魚、心あれば水、心」だった
らしいですよ。

ロシア大統領:
よけい、分からないよ。

副大統領:
「相手の出方次第で、こちらにも
出方がある」という意味らしいです。

ロシア大統領:
そうかも知れないが、今回は、
こちらの選択肢が限られている
からな。
いっそのこと、戦争をおっ始める
か?

ロシア副大統領:
それだけは、やめてください!

ロシア大統領:
どうして?
我が国の経済に悪影響が及ぶ?
冬季オリンピックに影響する?

ロシア副大統領:
いえ、いえ、・・・、実は、せっかく
仕込んだ株が暴落してしまうん
ですよ。
あと、2営業日の猶予をください。







 

人事を尽くして天命を待つ (じんじをつくしててんめいをまつ)

知事:
さあ、やるべきことは全てやりました。
まさに、人事を尽くして天命を待つっ
ていう心境です。
結果がどう出ようと、受け入れる覚悟
はできています。

首相:
そうですか?
私は、少し、心残りがあります。

知事:
何か、し残したことがありますか?

首相:
ヨーロッパのあの地域の委員二人
との食事が出来なかったのが、
悔やまれます。

知事:
お時間がなかったのですか?

首相:
いいえ、アポが取れなかったんです。
何しろ、一人はスペイン人、一人は
トルコ人でしたので。

知事:
(この人は、猪突猛進型?)

 

2013年9月6日

海千山千 (うみせんやません)

母親:
お前、今の会社、続きそうなの?

娘:
エッ、会社が、私が?

母親:
どちらもよ。

娘:
まず、会社だけど、正直言って、かなり
危ないわ。
何しろ、うちの業界は、海千山千が
ひしめき合っているから。

次に、私だけど、今の上司との関係が
続く限りは、大丈夫よ。

母親:
上司との関係って?

娘:
いやだ、恥ずかしいこと言わせないでよ。
男と女の関係に決まっているでしょう。

母親:
そう?
会社の方は、倒産にそなえて、いつでも
他に移れるように準備しておきなさいよ。
上司の方は、全部要求を呑んじゃダメよ。
時々、不安にさせておかなきゃね。

娘:
お母さんって、現実的ね、ものの考え方
が。
普通のお母さんなら、うろたえるところよ。

母親:
なんたって、私は、会社は10社、男は、
10人を渡り歩いて来たんだから、多少
の経験はあるわよ。


 

過ぎたるは猶及ばざるが如し (すぎたるはなおおよばざるがごとし)

警察官A:
うちのカミさんの嗅覚は、警察犬並
みだよ。
とにかく、すごいんだ。

警察官B:
どういう風に?

警察官A:
俺が帰宅したとたんに、「お昼はカレ
ーだったのね」と来るんだぜ。

警察官B:
そりゃ、天下一品だな。
しかし、君は、たまらないだろうな?

警察官A:
その通り。
まさに、過ぎたるは猶及ばざるが如し
だよ。
食べるもの、飲むもの、触るもの、
全く自由がないんだよ。

警察官B:
やっかいだな。
で、夜の営みは、どうしてる?
お前の体臭じゃあ、3分と持たない
だろう?

警察官A:
そうなんだ。
お蔭で、助かってるよ。
チョンの間で、許してもらえるからな。

警察官B:
なるほど、それで、君は、外で遊べる
って訳か?

警察官A:
だけど、「匂い」が問題なんだ。
すぐに嗅ぎつけられるからな。

だから、来世では、鼻の悪い女とし
か結婚しないと、心に決めているよ。










 

2013年9月5日

イタチの最後っ屁 (いたちのさいごっぺ)

TVキャスター:
シリアの今後の展開を予想した
場合、何が最大の問題になるの
でしょうか?
やはり、米ロの対立でしょう
か?

軍事評論家:
そうですね、私は、イタチの
最後っ屁だと思います。

TVキャスター:
???

軍事評論家:
イタチと接触がない方は
ご経験はないかと思いますが、
それはそれは、鼻が曲が
る位臭いんですよ。

独裁者が最後に放つガス
というか、化学兵器は、大変
悲惨な結果を招くでしょう。

TVキャスター:
ああ、そういう意味ですか。
となると、アメリカの軍事作戦
は、最初のうちうまく行ってい
るからといって、安心しては
いけないってことですね。

軍事評論家:

化学兵器そのものを早いうち
に根こそぎにしておかないと。

と言っても、化学兵器が存在
する場合はですが・・・。










 

2013年9月4日

明日は明日の風が吹く (あしたはあしたのかぜがふく)

大使館員:
明日にでも攻撃が行われ、第三次大戦
が始まり、戦争が泥沼化したら、困りま
すね。

大使:
困るどころか・・・、しかし、考えても無駄
だよ。
明日は明日の風が吹く、だよ。

大使館員:

我が国も、そろそろ、行き当たりばった
りの無定見な外交は止めるべきではな
いでしょうか?

大使:
君、言葉使いを慎みたまえ。
無定見ではなく、「フレキシブル」、
或いは、「超柔軟」と言いなさい。
どの方向から風が吹いて来ても、空中
に浮いていられるなんてことは、なか
なかできない芸当なんだよ。

大使館員:
では、お聞きしますが、風がなくなって
しまったら、どうなります?

大使:
君、気圧の差がある限り風はなくならな
いんだよ。
明日は、明日の風が吹く。
ケセラセラさ。

さあ、うまい飯でも食いに行こうや。





 

親の欲目 (おやのよくめ)

夫:
うちの子は、どうかね?
将来、アインシュタインやハッブルの
ような科学者になれそうかね?

妻:
それは、無理ね。

夫:
じゃあ、TVタレントか映画俳優か歌手
には?

私らと違って、特異な才能がありそう
に見えるんだけど・・。

妻:
それは、まったく、親の欲目よ。

夫:
となると、どうなるかな?

妻:
まあ、せいぜい、国連の事務総長っ
てところじゃない?

夫:
す、すごいじゃないか?

妻:
何が、すごいものですか。
木偶の坊もいいところじゃないの。







 

早起きは三文の徳 (はやおきはさんもんのとく)

祖父:
おまえ、何時に起きているの、
毎朝?

孫:
8時半。

祖父:
遅いな。
それでは、大臣にも博士にも
なれないぞ。

孫:
別に、なりたくないよ。
有名人になったらプライバシー
が保てないから、いやだよ。

俺は、いろいろな若い娘と
付き合って、人生を謳歌したい
んだ。

祖父:
だったら、体力は必要だ。
毎朝、6時半に起きていれば、
体力がつくぞ。
早起きは、三文の徳。
試してご覧。

孫:
分かったよ。
じゃあ、明日から、7時に起きるよ。

祖父:
そうか?
だったら、ついでのわしのスタミナ
朝食も作ってくれないか?

孫:
???
そうか、早起きは、危険だな。
「エロ爺」を生み出すから。




 

2013年9月3日

弁慶の泣き所 (べんけいのなきどころ)

ニュースキャスター:
あの選手には、弱点というのが、
見当たりませんね。

基本動作が身に付いているし、
決定力はあるし、チームプレー
も完璧ですからね。

TVコメンテーター:
確かに、そう言えますね。

でも、彼の弁慶の泣き所を、
私は見つけたんです。

ニュースキャスター:
エッ、何ですか?
教えていただけませんか?

TVコメンテーター:
ここで披露してよいものかどうか?
本人に断ってからでないと・・・。

ニュースキャスター:
興味深いですね。
では、私が直接電話を入れて、
了承を取り付けますので、
その間、CMをどうぞ。

 

2013年9月2日

小人閑居して不善を為す (しょうじんかんきょしてふぜんをなす)

学生:
あんなあられもない姿を動画投稿
するなんて、どうして、あんな馬鹿
な事を仕出かすんだろう?
公開処刑ものですよ。

先生:
まあ、無邪気なもんじゃないか。

学生:
他にもっとやるべきことがあるでし
ょう。
例えば、仕事場の清掃をするとか、
翌日の段取りをするとか・・・。

先生:
小人閑居して不善を為す、だよ。
大目に見てやれよ。

学生:
先生は、寛大ですね。
いや、寛大過ぎますよ。
そういう大人が増えているから、
ますますこういう・・・。

先生:
君、ところで、昨日のYOU TUBE、
見てくれたかね?

学生:
??

先生:
私が、教壇で逆立ちしながら・・・、
まあ、とにかく見てみてよ。





 

2013年9月1日

生まれぬ先の襁褓定め (うまれぬさきのむつきさだめ)

妹:
私の息子がお嫁さんをもらう時、
どんな服装で結婚式に出ようか
な?

姉:
それって、まさに、生まれぬ先の
襁褓定めね。

まず、あなた、息子が生まれるか
どうかどうして分かるの?

妹:
大丈夫よ、旦那をへとへとに疲れ
させてから仕込めば、ほぼ確実に
男の子が生まれるのよ。
知らないの?

姉:
じゃあ、どうして結婚できるって分
かるの?

妹:
大丈夫よ、お金さえ持っていれば。
2億円位は用意しておくから。

姉:
どうやって、稼ぐの?

妹:
勿論、宝くじよ。

姉:
あーあ、あなたと話していると、疲れ
るわね。
いいこと、我が家では、三代100年に
わたって一度も宝くじにあたったこと
はないのよ。






 

神のみぞ知る (神のみぞ知る)

父親:
本当のところ、化学兵器は、どっち
が使ったのかな?

娘:
神のみぞ知る、なんじゃない?

シリアの政府軍も反政府軍も、心の
底では、自分の仲間がやったって思
っているんじゃない?

お父さんとお母さんの離婚も、
良く似ているわね。

父親:
どういう意味?

娘:
どっちが悪いか本当の事は分から
ないってこと。

父親:
そうだな。
やはり、「カミさんのみぞ知る」って
ことだな。

娘:
お父さん、いい加減にして!

お母さん、そういうセンスの
ない冗談に嫌気がさしたのよ、
きっと。






 

穴があったら入りたい (あながあったらはいりたい)

店のオーナー:
お前、大変なことをしてくれたな。
冷蔵庫に入った写真を世界中に
ばらまくなんて。

アルバイト:
申し訳ございません。
ついつい、暇だったものですから。
本当に、すみません。
穴があったら入りたいです。

店のオーナー:
おいおい、冷蔵庫や商品ケースは
穴じゃないからな。
これ以上、入らないでくれよ、頼む
から。

乾坤一擲 (けんこんいってき)

同僚A:
オバマさん、いよいよ乾坤一擲の
大勝負に出るらしいね。


同僚B:
そうだね。
相変わらず、きな臭い世の中が続くね。

ところで、我々も、やろうよ。

同僚A:
何を?

同僚B:
ここの飲み代をどちらが持つか、
ジャンケンで。

同僚A:
いいけど、スケールが小さいな、
我々は。

2013年8月31日

人事を尽くし天命を待つ (じんじをつくしてんめいをまつ)

弟:
オリンピック、どこに決まるかな?

姉:
そうね。
どこの都市も、人事を尽くし天命を待つ
っていう心境じゃない?

弟:
今後は、5大陸、回り持ちにした上で、
「くじ引き」にしたらいいのにね。

姉:
それじゃあ、オリンピック委員の仕事が
なくなるじゃない。
それに、みんな頑張って環境整備を
しなくなるでしょうよ。
そうなると、事故続出よ、きっと。

弟:
どういう事故?

姉:
例えば、マラソン選手が給水出来なくて、
番狂わせが起きるとか、死者が出るとか
・・・。
トラック競技の正確なタイム計測ができ
ないとか・・・。

弟:
でも、お姉ちゃんの競技は、大丈夫だよ
ね。

姉:
そうね、「梅干し飛ばし」は、ルールが簡単
でどこでも出来るわね。

2013年8月30日

美人に年なし (びじんにとしなし)

兄:
美人に年なし、とはよく言ったもの
だな。

弟:
誰の事?
親戚のあのおばあちゃん?
95歳なのに、みずみずしいよね。

兄:
違う、違う。

弟:
じゃあ、あのタレント?
彼女は、年齢不明だけれど、
85歳は超えているよね。

兄:
違うよ。
君の家の隣の・・・。

弟:
天女(あま)ちゃん?

兄:
そうだよ。

弟:
だけど、まだ1歳半だよ、
彼女は。
 

2013年8月29日

ずぶの素人 (ずぶのしろうと)

店長:
ケリー君、君のところの枝野君、
大丈夫かね?

副店長:
はあ、何がでしょうか?

店長:
あの仕事は、ずぶの素人には、
無理なんじゃないか?

副店長:
店長、枝野君は素人じゃああり
ません。
それどころか、ベテランと言っても、
いいくらいですよ。

店長:
そうか、やっぱり。
実は、業務第二部が、彼を欲しい
っていうんだが・・・。

副店長:
ベテランというのは、言いすぎでし
た。
あと、3年は、鍛えないと一人前
にはなりません。
今異動させるのは、彼のために
も、会社のためにもよくないです。

店長:
私には、君自身のために、異動
に反対しているように聞こえるが
・・・。

副店長:
いえいえ、とんでもないです。
彼と私は、今の日本と中国、
アメリカとロシアのような関係
なんですから。

 

2013年8月28日

きな臭い (きなくさい)

専務:
最近、シリアがきな臭くなって来てい
ますね。
米英仏は、本当にやるんでしょうか?

社長:
きな臭いどころか、もうすでに、鍋の
水はスッカラカン、もうじき国全体が
焦土になっちゃうんじゃないか?

専務:
我が社の商売に、影響出ますでしょう
か?

社長:
直接的な影響はないと思うけど・・。

そうだ、君、中東に視察に行ってみて
くれないか?

専務:
エッ、私がですか?
できれば、情勢が落ち着いてから
の方がいいのでは・・・。

社長:
それじゃあ、本当の姿は見られないよ。
火中に栗を拾うだよ。

専務:
でしたら、出張日当を10倍にしてもら
わないと。

社長:
旅行傷害保険を一億円、掛けておいて
あげるよ。
受取人は、奥さんでいいかな?

専務:
まるで、戦場カメラマンさながらですね。




 

2013年8月27日

日暮れて道遠し (ひくれてみちとおし)

外務省幹部:
中国語側の頑な態度は、一向に
変わりませんね。
全く手詰まりです。
まさに、日暮れて道遠しといった
感じです。

官房長官:
そうですか。
予定通りですね。

外務省幹部:
えっ、どういうことですか?
首脳会談を一日も早く実現
しないと・・・。

官房長官:
君、今年、いくつ?

外務省幹部:
41歳ですが・・。

官房長官:
そうですか。
10年後には、分かりますよ、きっと。

外務省幹部:
何がですか?

官房長官:
全体の構図。
いいですか、会いたがっているのは、
日本側じゃないんです、中国側なんです。

外務省幹部:
エッ、そうなんですか?
上からの指示で、私達は、一生懸命、
中国側に働きかけているんですが・・。

官房長官:
まあ、男女間の駆け引きに良く似ていま
すよ。

外務省幹部:
はあ、ますます分かりませんが・・・。

官房長官:
まあ、こういうことは、場数を踏まなければ
分からないことなんですよ。

外務省幹部:
恋愛がですか?

 

2013年8月26日

多弁能無し (たべんのうなし)

棟梁:
おい、新人は、どうかね?
使えるかな?

大工:
それが、口ばかり達者で・・・。

棟梁:
そうか、多弁能無しってやつか。

ところで、どの位多弁かね?

大工:
そうですね、アメリカのオバマ大統領
には負けるけど、ロシアのプーチン
大統領には勝つってところですかね。

棟梁:
ちょっと待て。
そんな評価が社会的に受け入れられ
ているかな?

大工:
いえ、それが、あいつが言うには、
そうらしいんですよ。
あいつが言うには、その真ん中に位置
するのがインドの・・・・。

棟梁:
お前、すっかり毒されているな、そいつ
の話術に。

大工:
そうかも知れません。
とにかく、毎日、私の横で、立て板に水の
如くしゃべりづくめですからね、あいつは。

棟梁:
そうか、いいことを思いついたぞ。
彼は、立て板の運搬係にしよう。




 

2013年8月25日

出たとこ勝負 (でたとこしょうぶ)

常務:
米沢君、今日の相手は、手ごわいぞ。

部長:
大和田常務、大丈夫でございます。
準備万端でございます。
この通り、資料もしっかりと揃えてあります。

常務、まだ時間がございますので、資料に
一応お目を通しておいていただけないでし
ょうか?

常務:
いや、今日は、出たとこ勝負で行こう。
なにしろ、相手は、アメリカ人だから・・。

部長:
アメリカ人だからこそ、いろいろとデータを
頭に叩き込んでおかないとバカにされる
のではないでしょうか?

常務:
いやいや、私の長年の経験から言えば、
最初の太刀合わせですべてが決まって
しまうんだ。

最初に、何を言うかだ。

部長:
「こんにちは」でしょう?

常務:
ダメダメ、そんなんじゃ。

「紳士淑女の皆様、フジヤマとゲイシャと桜
と世界一生産性の低い国、日本へようこそ。」
と切り出そうぜ。

部長:
????



 

2013年8月24日

虻蜂とらず (あぶはちとらず)

業務企画部長:
女性へのブランド浸透を図るために、
試供品を100万個位配るというのは、
いかがでしょう?

同時に、空いている生産ラインを稼働
させ、従業員にやる気を出させること
もできますから、一挙両得だと思いま
すが・・・。

専務:
どうかな?
虻蜂取らずになってしまうんと違うかな?

業務企画部長:
少なくとも一つの目的は達せられると
思いますが・・・。

専務:
どっち?

業務企画部長:
ブランド浸透の方です。

専務:
だが、200万個の市場に100万個
も無償提供っていうのは、大盤振る舞い
もいいところだな。
慈善事業だな。

業務企画部長:
えッ、私、100万個って言いました?
100個ですよ、100個。

専務:
だったら、工場は、2時間操業で終わっちゃ
うよ。
ボツだ!








 

2013年8月23日

毒にも薬にもならぬ (どくにもくすりにもならぬ)

部下:
いいお話でしたですね。
まさに、長い間抱いていた疑問が解けました。

上司:
そうかな?
毒にも薬にもならない話だったと思うけどな。

どこの神様でもよいから、とにかく信じなさい
なんて、無責任極まりない発言だよ。

部下:
そうでしょうか?

私は、この話を聞いて、これから「神様探し」
をしようという気になりました。

上司:
どうやって探すの?

部下:
そうですね、とりあえず、宗教関係の本を読ん
でみます。
神道、仏教、道教、儒教、ヒンズー教、
イスラーム、キリスト教、ユダヤ教・・・・、どれ
が自分に向いているか研究してみます。

上司:
それもいいけど、こういう本は、どうかね?
私が書いたんだが・・・。

部下:
何ていう本ですか?

上司:
「神様選びのコツ」。
3割引きでいいよ。

部下:
???



 

2013年8月22日

猫に鰹節の番をさせる (ねこにかつおぶしのばんをさせる)

秘書:
ご長男を、子会社の社長に抜擢されては、
いかがでしょうか?

社長:
あいつを?
ダメだ!
それじゃあ、猫に鰹節の番をさせるような
ものだ。

秘書:
ですが、そろそろ社長業の見習いを始め
ないと・・・・。

社長:
あいつの居所を知ってるかい?
ラスベガス、マカオ、モナコ・・・なんだよ。
私の教育方針が間違っていたんだ。

秘書:
では、教育方針を変えられるというのは、
いかがでしょう?

社長:
どういう風に?

秘書:
最高学府から、刑務所へ。

社長:
なるほど、それは、いい考えだ。

どの子会社にしようか?


 

2013年8月21日

お茶を濁す (おちゃをにごす)

社長:
何かありますか?

広報室長:
はい、例の件ですが、どうやらマスコミが
嗅ぎつけたらしくて、取材の申し込みが
来ていますが・・・。

社長:
そうか、ヤバいな。
副社長に記者会見でも開いてもらって、
お茶を濁しておくしかないな。

広報室長:
ですが、副社長は、根が正直な方ですから、
本当のことを言ってしまうのではないかと
心配です。

社長:
こうなったら、開き直るしかないかな。
大体、コンドームの厚さが、0.02ミリだろう
が0.03ミリだろうが、何の影響があるって
いうんだ。
計測しなおしてみたら、0.03ミリに限りなく
近かったとでも言っておくか?

広報室長:
社長、ご自身で使用されなくなってから、
薄さ追求に対する熱意が感じられなくなった
気がしますが、これは、霊長類である人間
だけに与えられた特権ですから、0.01ミリ
の差は、大変に大きなものだ言わざるを得ま
せん。

社長:
そうか、我が社の使命は、全人類の更なる
快感のために微力を尽くすってことを忘れて
はいけないな。

よし、こうなったからには、汚名挽回のために、
0.01ミリに挑戦しよう。
記者会見の内容は、そういう内容にしてくださ
い。
私自身が、この熱い思いをぶちまけますよ。








 

2013年8月20日

小事が大事 (しょうじがだいじ)

シェフ:
さあーて、後は、これをどう盛り付ける
かだ・・・。

見習い:
どうって、お皿の真ん中に置くしかない
のでは・・・?

シェフ:
それでは、芸がないよ。
小事が大事、あと1時間あるから、
じっくり考えてみよう。

見習い:
でも、他に、どういう・・・?

シェフ:
こういうのは、どうかな?

見習い:
お皿を裏返しにするんですか?
それでは、お客さんが怒りますよ。

シェフ:
そうかな?
「大型犬」を「ライオン」だと言っても、
結構受けているじゃないか。
人類は、今や、当り前の習慣に従うこと
に飽き飽きしているんだよ。


 

2013年8月19日

知らぬが仏 (しらぬがほとけ)

悪徳業者A:
あそこの土地、売れそうだよ。

悪徳業者B:
まさか?
あれは、国有地だろう?

悪徳業者A:
知らぬが仏さ。

悪徳業者B:
あれだけメディアで報道されている
んだから、あの島が国有地だって
ことを知らないはずはないだろう。

悪徳業者A:
それが、何と、数年前の地図を見せ
たら信用してくれたんだ。
バカだよ。

悪徳業者B:
で、買い手は?

悪徳業者A:
海をこよなく愛する画家だよ。




 

2013年8月18日

尾を振る犬は打たれぬ (おをふるいぬはうたれぬ)

母親:
お前、その性格は治らないのかね?

息子:
どういう性格?
困っている人をすぐ助けるっていう性格?

母親:
違う、違う。
人を小ばかにする性格よ。
上司がロト6を買っているのを目撃したっ
て、見て見ないふりをすればいいのに、
何で、「お金で幸福が買えますか?」
なんて言うの?

息子:
だって、あいつは、いつも偉そうなこと
ばっかり言うんだもの。

母親:
尾を振る犬は打たれぬ、だわよ。

息子:
知っているよ。
あいつが、毎日、ほざいているよ。

2013年8月17日

約束は約束 (やくそくはやくそく)

妻:
明日は、子供達を、デイズ二ーランドに
連れて行ってくださいね。

夫:
それが・・・。

妻:
約束は約束ですよ。

夫:
うん、そうなんだけど・・・。

妻:
エッ、まさか、仕事?

夫:
いや、そうじゃないけど・・・。

妻:
正直に言いなさいよ、怒らないから。

夫:
実は、彼女と・・・。

妻:
不倫?
だったら、あさっては?



 

2013年8月16日

渡る世間に鬼はない (わたるせけんにおにはない)


社長:
もう、廃業するしかないですよ。
誰も助けてくれそうもないし。

銀行員:
いえ、いえ、私が、責任をもって
上を説得しますよ。
あと、2日、待ってください。

社長:
本当ですか?
でも、どうして、そこまでして
いただけるのですか?

銀行員:
渡る世間に鬼はない、と信じて
疑わなかったおやじの供養の
ためです。

社長:
なんかのドラマみたいですね。
 

2013年8月15日

高みの見物 (たかみのけんぶつ)

専務:
A社とB社、激しくやり合ってますね。
訴訟になるんじゃないでしょうか?

社長:
多分、なるだろうよ。

専務:
では、我が社としては、どちらに味方
しますか?

社長:
高みの見物で行こうや。
ここは、焦らない方がいいぞ。
見物だけなら、金もかからないしな。
 

2013年8月14日

二階から目薬 (にかいからめぐすり)

首相:
消費税の悪影響を少しでも抑えたい
のですが・・・。

日銀総裁:
そうですね。
なかなか妙案は、ないですね。

首相:
企業減税を実施するというのは、
いかがでしょうか?

日銀総裁:
そうですね、どの位の規模でやるか
によると思います。
3%~5%の減税では、「二階から
目薬」に終わってしまうと思われます。

首相:
では、10%では?

日銀総裁:
立って病人の目をめがけて目薬を
垂らすっていうところですね。

首相:
思い切って、20%では?

日銀総裁:
目薬が溢れて顔中目薬だらけに
なってしまい、もったいないですよ。

首相:
ってことは、15%なら、ちょうどいいって
ことか。
 

2013年8月13日

知る者は言わず、言う者はしらず (しるものはいわず、いうものはしらず)

TVキャスター:
先生、今後、日中関係はどうなると、
思われます?

評論家:
そうですね、ポイントは3つあると
見ます。
まず第一は、この二国の関係ですが、
60年前とは比べものにならない程
大きく違って来ておりまして・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
次に、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
最後に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

TV視聴者A:
目からうろこだ。
この人こそ、首相になるべきだ。

TV視聴者B:
そうかな?
「知る者は言わず、言う者は知らず」
って言うよ。
たまには、そういう人の話を聞きたい
な。

TV視聴者A:
でも、神様や仏様だと、ギャラがべら
ぼうになっちまうだろうから、無理だよ。

 

2013年8月12日

糞味噌 (くそみそ)

記者:
金メダル、おめでとうございます。

選手:
ありがとうございます。

記者:
いままでの苦労が報われましたね。

選手:
はい、メディアの皆様が、今まで、糞味噌に
けなしてくれたおかげです。

記者:
そんな、我が社は、ずっとあなたを応援して
来ましたよ。
特集記事も組みましたよ。

選手:
そうでしたわね。
「彼女の人生ーーー転ぶために生きる!」
でしたっけ?

記者:
滅相もない!
「彼女の人生ーーー転ぶたびに強くなる!」
ですよ。

2013年8月11日

景気づけ (けいきづけ)

部長:
おい、君、景気づけに、何かやってくれないか?

部員A:
はい、でも、突然そういわれましても・・・。

部長:
何でもいいから、場さえ盛り上がればいいんだ
から。
今日は、無礼講だからな。

部員A:
では、ものまねを一つ。

「半沢ちゃん、お忙しいところ、悪いんだけど、
 コンビニで、私の好きなバニラ・アイス、
 買って来てくれない?
 いい子ね。
 そうやって私に尽くしてくれたら、きっと、
 いいことがあるわよ。」

部長:
気持ち悪いな。
誰のものまねじゃ?

部員B:
部長ですよ。
部下に私用を言いつける時の部長は、
まるで、般若・・、じゃなかった天使のような
お優しい言葉使いをされますから。
 

2013年8月10日

同病相哀れむ (どうびょうあいあわれむ)

パン屋:
売れ残ったパンを捨てるのが、何より
つらいです。

花屋:
同じですよ。
売れ残った花を捨てるのが、何より
つらいです。

パン屋:
でも、もっとつらいのは、うちの娘なんですが。

花屋:
お宅も。
うちも息子が。

パン屋:
同病相哀れむですね。

花屋:
どうして、でしょうね?

パン屋:
やはり、あれでしょうか?

花屋:
やはりね。

パン屋:
同感ですよ。

2013年8月9日

渡りに船 (わたりにふね)

新聞社A社長:
お久しぶりですが、お元気ですか?

新聞社B社長:
はい、お蔭さまで。

新聞社A社長:
ところで、お宅、CATVとの合併は、
どうなりましたか?

新聞社B社長:
ああ、あれですか。
前向きに検討を進めていますよ。
まさに渡りに船ですよ。
うちも購読者数が落ちていますからね。

新聞社A社長:
そうですか?
その話、うちも一口乗せてもらえません
かね?

新聞社B社長:
いいですよ。
是非是非、渡りに豪華客船ですよ。



 

2013年8月8日

たかが・・・、されど・・・

客:
飛行機に乗って食べに来ましたよ。

ラーメン屋:
そうですか。
是非召し上がってください。

客:
あの、調味料は?

ラーメン屋:
うちには、置いてません。
そこのコンビニでは売っているはず
ですが。

客:
失礼しました。

ラーメン屋:
いかがです?

客:
いやあ、なんとも・・・、恐れ入りました。

ラーメン屋:
たかがラーメン、されどラーメンって、
とこですか?

客:
いや、これは、これは・・、奥が深・・・。



 

2013年8月7日

心底 (しんそこ)

裁判官:
被告人は、本当に反省しているのですか?

被告人:
はい、もちろんです。

裁判官:
どのようにですか?

被告人:
はい、もっとうまくやれば、バレずに済んだ
のにと、心底、悔やんでいます。

裁判官:
それでは、他人に危害を加えたことについ
ては、反省の色が全く見えませんね。

被告人:
ああ、しまった、またチョンボです。
前言を撤回します。
 

2013年8月6日

骨折り損のくたびれ儲け (ほねおりぞんのくたびれもうけ)

漁師A:
今日は、ダイオウイカを狙ってやろうと
思うんだ。

漁師B:
バカ言うなよ。
深海にしかいないよ。

漁師A:
そうでもないさ。
水族館から逃げて来たのを狙おうと思うんだ。

漁師B:
どこの水族館にダイオウイカがいるって言うの?
そりゃあ、骨折り損のくたびれ儲けだぜよ。




 

2013年8月5日

ぶっちぎり

同僚A:
すごいね、君、昨日、ぶっちぎりで優勝した
んだって?

同僚B:
ああ、あれ、初めてじゃないよ。
79回目だよ。
タイガー・ウッズと同じだよ。

同僚A:
でも、どうやって鍛えているの、普段?

同僚B:
それは・・・、秘密さ。
恥ずかしくて、人にはとても言えないよ。

同僚A:
まさか、トイレの中で・・・・?

同僚B:
実は、そうなんだ。
食っちゃ出し、出しちゃ食い、って感じで。

同僚A:
それじゃあ、金もかかるだろう。

全く、「早食い競争」なんて、地球の資源
の無駄使い以外の何物でもないな。


 

2013年8月4日

羊頭狗肉 (ようとうくにく)

業務部長:
この商品は、従来品とは全然別物だよ。
全く新しいコンセプトの商品だよ。
だから、「従来品を改良し・・・」と、従来品
の延長として売り出すのは、ちょっと・・・。

広報部長:
まあ、そう堅いことは言いっこなしにしようよ。

業務部長:
いや、困るな。
羊頭狗肉だと非難されることは目に見えてい
るよ。

広報部長:
まあまあ、自衛隊の「22DDH」だって、そう
やって、うまく行きそうなんだよ。

業務部長:
それとこれとは関係ないよ。
君の兵器マニアぶりも、尋常じゃないね。


 

2013年8月3日

あたって砕けろ (あたってくだけろ)

課長:
君、あそことの契約は、どうなった?

課員:
はい、それが、なかなか進展がなくて・・・。
なにしろ、責任者に会えないんですよ。

課長:
なに、責任者が、1000年の禁固刑で
刑務所にでも入っているってのか?

課員:
そうなんです。
女性を監禁した・・・、冗談です。
シャバにいますよ。

課長:
だったら今から会いに行きなさい。
あたって砕けろだ。
私も一緒に行こう。
 

2013年8月2日

けんか腰 (けんかごし)

部長:
君のその「けんか腰」は、治らないのかな?

課長:
どういう意味ですか?
私の腰は、極めて健康かつ正常ですよ。
治す必要なんかありませんよ。

部長:
じゃあ、柔軟体操でもやって、もう少し
腰をほぐしては、どうかな?
それか、“ほぐしの達人”へでも、行ったら?
1時間、¥2,980だよ。

課長:
でも、そんなにほぐれてしまったら、けんかも
出来ないじゃないですか。
部長、それじゃあ、寂し過ぎるでしょうに。
 

2013年8月1日

正念場 (しょうねんば)

三田:
半沢君、ここが正念場よ。

半沢:
いやいや、これしき。
この位の危機は、いままで何度も
乗り越えて来ていますよ。

三田:
私も協力するわ。

半沢:
ありがとう。

三田:
でも、お返しは、ちゃんとしてよ。

半沢:
もちろん。
倍返しさせていただきますよ。

三田:
エッ?!!
(何だか、今日は、元気ないな)

2013年7月31日

贔屓の引き倒し (ひいきのひきだおし)

映画評論家:
今度の映画でも、また彼女を使うんです
って?

映画監督:
そうだよ。
彼女以外には適役はいないよ。

映画評論家:
そうですか?
贔屓の引き倒しにならなければいいの
ですがね。

映画監督:
私の目が黒いうちは、彼女を応援する
つもりだ。

映画評論家:
ということは、あと30年?

映画監督:
いや、40年。
彼女は、いくつになるかな?
・・・・48歳か。


 

2013年7月30日

ひとえに

水泳選手A:
やっと念願の金メダルが取れました。
これも、ひとえに、皆様のおかげです。

水泳選手B:
またまた、4位に終わりました。
これも、ひとえに、私の努力不足です。

 

2013年7月29日

白を黒と言う (しろをくろと言う)

後輩:
会社生活を始めるにあたり、何かアドバイス
ございませんでしょうか?

先輩:
あるよ。
「白を黒と言う練習」をしておくことだ。

後輩:
なぜですか?

先輩:
理由は、おいおい分かって来るから今は
説明しないが、練習方法は説明しておこ
う。

後輩:
どうやるんですか?

先輩:
誰か、うな重を食べさせてくれないかな?
そんな奇特な人は、この世にいないよな。

後輩:
・・・・・・・,いますよ。

先輩:
どこに?

後輩:
ここに。

先輩:
じゃあ、行こう、向かいの鰻屋に。

後輩:
(新手の詐欺だ!)

 

2013年7月28日

落としどころ (おとしどころ)

同僚A:
スノーデン氏は、今、何しているのかな?

同僚B:
ロシアの空港内にいるだろうよ。

同僚A:
それにしても、落としどころが見えないね。

同僚B:
北方四島と同じさ。
まあ、何もかも見えていたら、つまらないよ。
いずれ、太陽が燃え尽きるころには、
結論が出るだろうよ。

同僚A:
何億年も先の事が見えていても、目先の
ことが見えないことが多いね。

同僚B:
そうだな。

ところで、昼飯、どこで食べよう?
マック、今日、やってるかな?
 

2013年7月27日

井の中の蛙、大海を知らず (いのなかのかわず、たいかいをしらず)

母親:
井の中の蛙、大海を知らず、では困ります。
うちの息子、どこかに留学させましょうよ。

父親:
胃の中の蛙?
カエルなんて、食べてないよ。

母親:
ああ、またそれ。
そういうどうしょうもない冗談に30年も付き
合わされていると、耳にカビが生えるわ。

父親:
メンゴ。
でも、留学先は、どこがいいのかな?

母親:
そうね、どこかの国の絶海の孤島なんかが
いいんじゃない?

父親:
それじゃあ、10キロの深さの井戸に棲み
つくゴキブリになっちゃうじゃないか。

 

2013年7月26日

安かろう悪かろう (やすかろうわるかろう)

社長:
我が社も、そろそろ、cheap and nasty路線
から抜け出さないと、これ以上発展できな
いな。

専務:
「安かろう悪かろう」路線からの脱却ですね。
でも、一足飛びに、高付加価値高価格って
訳には行きませんよね。

社長:
やはり、段階的に行くしかないかな?

専務:
まずは、私の家庭のようなところに的を絞る
のがよろしいかも知れませんね?

社長:
どういう家庭?

専務:
「テレビショッピング」漬け家庭です。
 

2013年7月25日

腹をくくる (はらをくくる)

社長:
皆さん、私は、腹をくくりました。
皆さんも、この難局を打破するために、
腹をくくってください。

社員A:
帯かなんかでくくればよいのでしょうか?

社員B:
私は妊娠中ですから、すでに・・・。

社長:
何でくくっていただいても結構です。
私は、何があっても絶対に首をくくらないと
一大決心をしました。
皆さんと共に、絶対に、この会社を守り抜き
ます。


 

2013年7月24日

怒り心頭 (いかりしんとう)

TVキャスター:
石原先生は、日中韓賢人会議が今回
提唱した「800漢字統一」をどう評価され
ますか?

元大学教授:
何が、賢人だ。
賢人なんて一人もいないぞ。
なんで、そんな、わざわざパンツを脱いで屁を
ひるようなことをするんだ。

TVキャスター:
おやおや、先生、喜んでいらっしゃるかと思い
ましたのに・・・。
随分と、ご立腹のようですね。

元大学教授:
怒り心頭さ。
言葉の意味を抜きに、字体だけ統一することに
何の意味がある?
いや、統一したことにならんよ、君。
例えば、「鬼」だが、日本語と中国語では、似て
非なるものなんじゃ。
お互いの言語の理解を進める辞書編纂の方が
よっぽど必要だよ。
そう思わんかね、鬼・・、失礼、君?



 

2013年7月23日

そりが合わない (そりがあわない)

同僚A:
私、課長とは、そりが合わないのよ。

同僚B:
でも、もう、十年来のお付き合いでしょう?

同僚A:
そうよ。
会社で12年、家庭で8年よ。

同僚B:
家庭って?

同僚A:
同居しているの。

同僚B:
内縁関係ってことね。
でも、今じゃ珍しくないわね。

全てを解消したら?

同僚A:
それじゃ、ケンカをする相手がいなく
なって、毎日が寂しくなっちゃうわ。

 

2013年7月22日

苦節十年 (くせつじゅうねん)

雑誌記者:
御社の新製品「カッタラソン」は、快進撃
ですね。

社長:
ええ、やっと、うちにもヒット商品が生まれ
ましたよ。

雑誌記者:
随分とご苦労がおありだったのでしょうね?

社長:
まさに、苦節十年。
離婚も三回しましたよ。

雑誌記者:
???

2013年7月21日

紺屋の白袴 (こうやのしろばかま)

母親:
おまえ、その靴は、なんだい?

息子:
どうかした?

母親:
みっともないよ、そんな旧式の靴を
履いていては。
紺屋の白袴と人様から笑われるよ。

息子:
お母さん、バカ言わないでくれよ。
これは一足30万円もする、最高級
品なんだよ。

母親:
本当かい?
私には、猪八戒の靴にしか見えないね。
 

2013年7月20日

寝た子を起こす (ねたこをおこす)

新聞記者:

先生、先生の発言は、せっかく沈静化して
来た両国のぎくしゃくした関係を再び悪化
させることになるのでは、ありませんか?

寝ている犬は起こすなって言うでしょう?

学者先生:

寝ている犬・・・?
それは、西洋の言い方だろう。
ちゃんと東洋人らしく、寝た子を起こすな、
と言いたまえ。

わしは、東洋人同士の魂の交流を望んで
いるんだ。
それだけだ。

だから、後は、政治家に頑張ってもらうしか
ない。

新聞記者:

政治家は、学者に任せると言い、学者は
政治家に任せると言う。

そうか、学者であり政治家である人の
出番ってことか。

2013年7月19日

手短に (てみじかに)

日本の科学雑誌記者:
ジャレド・ダイヤモンド様のお宅ですか?

ダイヤモンド氏:
はい、そうです。

日本の科学雑誌記者:
突然お邪魔して申し訳ないのですが、
実は、ダイヤモンド様のご著書を読ませて
いただき、大変感銘を受けましたので、
こうして、お電話させていただいた訳なんで
すが・・・・。
もし、ご都合がつきましたら、是非、お宅に
お伺いしてインタビューさせていただきたい
のですが・・・?

ダイヤモンド氏:
私の本のどの部分に興味をお持ちになられ
たのですか?

日本の科学雑誌記者:
はい、それは、男性も授乳できるかもという点
です。
日本では、男性の育児への参加が求められて
おりまして、もし、男性が授乳できるということ
になれば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ダイヤモンド氏:
すみません、僕は、今、授乳中です。
手短にお願いします。

日本の科学雑誌記者:
????????????

 

弘法にも筆の誤り (こうぼうにもふでのあやまり)

弟子:
先生、この漢字ですが、点が一つ多過ぎ
ませんか?

書道家:
そうかな?
辞書を調べてみよう。

あッ、君の言う通りだ。

弟子:
弘法にも筆の誤り、ですね。
ホメ―ロスでも時には居眠りをする、ですね。

書道家:
いやいや、わしはそんなに偉くないよ。
しょっちゅうミスをしているよ。

でも、大丈夫、「ミスノン」があるから。

そうだ、君、修正液の使い方の練習に、
この点を消してみてごらん。

弟子:
????

 

2013年7月18日

引っ張りだこ (ひっぱりだこ)

アメリカ人:
おじさん、このタコ、おいしい?

八百屋:
うまい、うまい、びっくりする位うまいよ。
こいつは、引っ張りだこだよ。

アメリカ人:
どこで、とれたの?

八百屋:
モーリタニアだよ。
ひとつ、どう?

アメリカ人:
じゃあ、この「引っ張りダコ」をください。

八百屋:
?????
 

のれんに腕押し (のれんにうでおし)

上司:
どうだった?

部下:
はい、それが・・・、まったく、のれんに腕押し
というか、笛吹けど踊らずというか、努力は
したつもりですが、さっぱり反応がなくて、
我ながら、情けなくて、帰りに石神井川に
飛び込もうかと一瞬思ったんですが、この
ところの猛暑続きで水がほとんどなく、それ
もかなわず、もう、つくづく自分の運のなさ
にあきれつつ、仕方なく帰社しましたが、
そこでまた上司にこっぴどく叱られるかと
思うと、もう・・・・。

上司:
そうか・・・。
よっしゃ、同じB型同士、気分転換さえすれば
また元気が出るはずだ。
私のおごりで「鰻丼」を食べに行こう。
但し、上限は、一人680円までだぞ。

部下:
そんなー、普通、1300円はしますよ。

上司:
大丈夫、我らが味方「吉野家」があるじゃない
か。

部下:
(ケチ!)

2013年7月17日

色を付ける (いろをつける)

買い手:
それで、最後のお願いですが、もうちょっと
色を付けてもらえませんか?

売り手:
エッ、今、この色がはやっていますよね。
これ以上色を濃くしても・・・。

買い手:
いえ、そうじゃなくて、品物の色は問題ないです
が、ただ、その、価格の方・・・。

売り手:
(しらばくれても、ダメか・・・)
ああ、そうですね・・・、では、これでは、いかが
でしょうか?

買い手:
10%引き、OKです!

売り手:
いえいえ、1%ですが・・・。

買い手:
それでは、色とは言えませんよ。



 

坐して食えば山も空し (ざしてくえばやまもむなし)

社長:
皆さん、正直に申せば、我が社には、先輩たち
が一生懸命稼いでためてくれた資産が、そこそこ
あります。

しかし、坐して食えば山も空しと言います。
稼がなければ、やがて蓄えは底をつきます。

そこで、皆様の意識改革を図るために、思い切っ
て現時点における蓄えは、全額、株主への還元と
役員報酬に回すつもりです。

社員一同:
えーッ、そんな!!!!!

社長:
というのは、冗談です。

じつは、蓄えなどありません。
ゼロです。

社員一同:
あー、安心した!


 

習うより慣れよ (ならうよりなれよ)

恋人(女):
ねえ、あなたのキスは最高よ。
私って幸せ者ね、一生このキスの味を
味わえるんだから。

恋人(男):
そう。
僕も同じ気持ちだよ。

恋人(女):
ねえ、どうして、キスが上手なの?
ノウハウ本でも読んで研究したの?

恋人(男):
いや、いや、習うより慣れよさ。

恋人(女):
???


 

鳶が鷹を生む (とびがたかをうむ)

元同級生A:
お宅のお嬢ちゃんすごいわね。
優勝したんですって?

元同級生B:
そうなのよ。

元同級生A:
何の競技?

元同級生B:
漢字コンテストよ。

元同級生A:
エッ、いつも国語の時間泣きべそかいて
いたあなたの子が・・・、まさに、鳶が鷹を
生むだわね。

元同級生B:
違うわよ、鷹が隼を生んだのよ。

 

2013年7月16日

生き馬の目を抜く (いきうまのめをぬく)

同業者A:
生き馬の目を抜く御社のこと、新しい法律
に対する備えは万全でしょうね?

同業者B:
いえいえ、御社には、かないませんよ。
御社の「プリズン」のような情報網は、
我が社にはありませんので。

同業者A:
??
ああ、「巣鴨」のことですか。
あれの存在は、社員にも知らされていない
んですよ。
社長と担当役員と雪御殿という者の3人
しか知らないんですよ。
大したことないんじゃないですか。



 

安請け合いの早忘れ (やすうけあいのはやわすれ)

お客:
この間頼んだ品、入りました?

八百屋:
入ってますよ。
何でも入る八百屋の不思議。

お客:
どれどれ。
どこに、あるの、「乾燥にんにく」?

八百屋:
ああ、そうでしたね。
明日には入りますよ。

お客:
全く、いつも安請け合いの早忘れ
なんだから、もう。
どこかに書いといてよ。







 

他人行儀 (たにんぎょうぎ)

元妻:
何を召し上がりますか?

元夫:
今日は、また、えらく、他人行儀だね。

元妻:
えっ、お忘れなんですか?
昨日、離婚届にサインしたでしょ。

元夫:
まさか??!
じゃあ、どうして一緒に住んでいるの?

元妻:
それもお忘れですか?
離婚協議書に、「家賃はタダで住んでもよい」
って書いてありますわよ。
 

短気は損気 (たんきはそんき)

課員:
ああ、あの契約早くまとまらないかしら?
まとまったら、皆さんへの恩返しができる
わ。

課長:
短気は損気。
君の人生は、これからが長いんだから
もう少し長期的にものを考えるように
しなさいよ。
恩返しは、他の方法でも出来るよ。
ちょっとここに来て、肩をもんでよ。

課員:
(この、セクハラ野郎!
 ・・・・・・・・短気は損気。)

はい、10分¥5,000で承りますわ。


 

2013年7月15日

臭いものに蓋(くさいものにふた)

同僚A:
今回の失態を、経営陣は、どうやって
挽回するのかな?
経営陣の総入れ替えかな?
それとも、いつものように、臭いものに蓋、
かな?

同僚B:
そうだな、今回も、それだろう。
だけど、今回は、バカでかい蓋が必要に
なるぜ。

2013年7月14日

そんじょそこらの

客:
このメンマ、一味違いますね。
何か特別な味付けでもしてあるんですか?

ラーメン店主:
分かりました?
おいしいでしょう。
そんじょそこらのものとは、違うんですよ。
なにしろ、メンマ―じゃない、ミャンマーで
じっくり時間をかけて作っていますのでね。
 

地獄で仏に逢ったよう (じごくでほとけにあったよう)

A:
御親切に、ありがとうございます。
お蔭さまで、命拾いしました。

本当に、地獄で仏に逢ったような
とは、まさに、こういうことなんですね。

あなた様は、ひょっとして、本当の
菩薩様では・・・?

B:
いえいえ、私は、サマリアから来た
ごく普通の人間です。

A:
そうですか。サマリア人でしたか。

 

金は天下の回りもの(かねはてんかのまわりもの)

社長:
皆さん、金は天下の回りものと言います。
ですから、皆さん、お金はどしどし使って
下さい。
必ずしも、我が社の製品を買わなくても
結構です。
もっと必要なものや楽しみのために、
使ってください。

社員:
お言葉ですが、我が社の製品は、もう
腐るほど買わされています。
コンドームが30年分、孫の代まで持ち
ますよ。

2013年7月13日

鵜のまねする烏、水に溺れる(うのまねするからす、みずにおぼれる)

先輩社員:
君、ブラジャーするの?

新人男子社員:
はい。
私の同級生は、皆、してます。

先輩社員:
鵜のまねする烏、水に溺れる。
いや、なんでもない。
 

2013年7月12日

やっつけ仕事(やっつけしごと)

課員:
課長、できました。

課長:
どれどれ。
ううーん、これは、やっつけ仕事の域を
出てないな。
ちょっと手を抜き過ぎだよ。
 

烏の行水(からすのぎょうずい)

妻:
速いわね。
もう上がったの?
まさに、烏の行水ね。
それで、私とベッドインできると思っているの?
まさか・・・?

夫:
バレたか。
今日は、勘弁してくれよ。
残業で疲れているんだよ。

下手の道具調べ(へたのどうぐしらべ)

課長:
このシステム、使いにくいですね。
この際、投資だと思って、システムを一新
しませんか?

部長:
そういうのを、下手の道具調べって言うんだよ。
出来ない奴ほど、道具にケチをつけるんだよ。
 

2013年7月11日

可愛い子には旅をさせよ(かわいいこにはたびをさせよ)

課長:
彼、もう入社3年になるんですが、もう一つ
伸びないんですよ。
どうしたら、良いでしょうか?

部長:
可愛い子には旅をさせよ、だよ。
どこかに出向させてみたら?
 

一難去って、又一難(いちなんさって、またいちなん)

社長:
トルコのデモが少し収まったかと思えば、
今度は、エジプトだ。
一難去って、又一難だ。
どうにかならないかね?

専務:
皆で神社にお参りに行きましょうか?
 

2013年5月16日

社長交代(しゃちょうこうたい)、お披露目(ひろめ)、首尾(しゅび)よく、幹部会(かんぶかい)、火星進出(かせいしんしゅつ)、下手(へた)の考(かんが)え休(やす)むに似(に)たり、支社(ししゃ)、地鎮祭(じちんさい)、禰宜(ねぎ)、神主(かんぬし)、掃(は)いて捨(す)てるほど、生粋(きっすい)の、大当(おおあ)たり、実家(じっか)、由緒(ゆいしょ)ある家系(かけい)、ご存(ぞん)じあるまい

部長:
伊勢君、あの件は、どうなった?

課長:
あの件?
ああ、社長交代パーティーのことでしょう
か?
お披露目ですから、盛大にやるべく準備
を進めておりますが・・・。

部長:
違うよ。
そちらは、首尾よくやってくれればそれで
いいよ。
昨日の幹部会で話題に出た件だよ。

課長:
ああ、火星進出の件ですね。

部長:
そうだよ。
何かいい考え、思いついたかね?
それとも、下手の考え休むに似たり、かね?

課長:
あれって、社長お得意の冗談でしょう。
まさか、火星に支社を開設するなんて。

部長:
冗談じゃないよ。
私は、彼に30年仕えて来たから分かるんだ。
彼は、本気だよ。
問題は、地鎮祭だ。
「禰宜」をどうするかだ?

課長:
「ネギ」??
火星で「ネギ」を栽培するんですか?

部長:
違うよ。
地球で「禰宜」、即ち「神主」を育てて、火星の
「玉ねぎ」の栽培地で地鎮祭をやるんだ。

課長:
そんなの、「神主」様を地球からお連れしたら
いいではないですか?
「神主」なんか、掃いて捨てるほどいますよ。

部長:
そうはいかないよ。
第一陣は、片道切符で行くんだから、社員で
ないと困るんだ。

課長:
では、社員の誰かを「神主」に育て上げる必要
があるって訳ですね。

それにしても、なんで、火星にまで行って、地鎮
祭をやらなくちゃならないんですか?

部長:
何を言ってるの。
うちは、生粋の日本企業じゃないか。
火星の「カミ様」にご挨拶なしに、事業を始める
訳には行かないだろうが。

いいかい、この点さえクリアできれば、この事業
は、大当たり、間違いなしなんだ。

課長:
かしこまりました。
早速、課員を集めて、意見を聞いてみます。

(ああ、危なかった!!!
 まさか、私の実家が由緒ある「禰宜」の家系だ
 とは、火星の「カミ様」でもご存じあるまい)
 

2013年4月23日

寝(ね)ぼけたことを抜(ぬ)かす、飢(う)え死(じ)にする、泣(な)き付(つ)く、乗(の)っ取(と)る、お世話(せわ)になる、倒産(とうさん)、裸一貫(はだかいっかん)で、身勝手(みがって)、面子(めんつ)、路頭(ろとう)に迷(まよ)う、上場会社(じょうじょうがいしゃ)、いざという時(とき)、八方美人(はっぽうびじん)、独裁(どくさい)、期限(きげん)切(ぎ)れ、お一言(ひとこと)、処遇(しょぐう)、・・・三昧(ざんまい)

社長:
ダメだ!
絶対ダメだ!
寝ぼけたことを抜かすな!

専務:
ですが、社長、このままですと、社員は、
飢え死にしますよ。

社長:
いや、何が起ころうとも、あの銀行に頼
るのだけは、ダメだ。
あいつら、うちが困って困って泣き付い
た時に、うちを乗っ取ろうとしたんだぞ。
あの事件以来、わしは、決めたんだ、
絶対、彼らのお世話にはならないと。

専務:
社長、ですが、あそこからの200億の
支援がないと、本当に、倒産しかねない
ですよ。

社長:
この会社は、わしが、ミシン一台から
裸一貫で作り上げたんだ。
それが、元に戻ってもいいさ。

専務:
社長、それは、余りにも、身勝手では、
ございませんか?
社員は、どうなってもよろしいのですか?
社長一人の面子のために、社員が路頭に
迷うことになっても良いとおっしゃるのです
か?

社長:
いくらでも、他に銀行はあるだろうが。

専務:
社長、我が社は、今や上場会社なんでござ
いますよ。
あちこちの銀行と付き合っておかなければ、
いざという時、誰も助けてくれませんよ。
国だってそうでしょう。
中国や日本のような貿易大国になったら、
「我が国は、〇〇強国をめざし・・・」などと
自分の事ばかり考えていては、いけない
んですよ。
世界中の国と仲良くしておかないと、いざ
という時、誰も味方はしてくれませんよ。

社長:
わしが一番嫌いなものは、「八方美人」
と「納豆」じゃ!

専務:
一番好きなものは、「面子」ですよね。
社長、私はどうなっても構いません。
会社を去るに当たり、一言、ご忠告申し
上げさせていただきますが、この会社の
独裁体制は、もう期限切れですよ。

社長:
何、君もか、ブルータス!
やめちゃうの?

で、どの位期限オーバーしている?

専務:
そうですね。
10年は、とっくに過ぎていますよ。

社長:
あっ、そう?
専務、だったら、君、早く言ってくれよ。
10年も過ぎているんだったら、捨てなきゃ。

専務:
待ってました、そのお一言!
社長、こちらが、社長退任後の処遇ですが、
いかがでしょうか・・・?

社長:
どうでもいいよ。
こうなったら、毎日、ゴルフ三昧で行くか。
それとも、海外に移住しようかな?






















 

2013年4月10日

晴天(せいてん)に恵(めぐ)まれ、慶賀(けいが)の至(いた)りに存(ぞん)じます、事業所(じぎょうしょ)、衷心(ちゅうしん)より、栄(は)えある、精鋭(せいえい)、職務遂行(しょくむすいこう)、グローバル化(か)、気概(きがい)、精進(しょうじん)する、固(かた)い話(はなし)、社長(しゃちょう)志望(しぼう)、いいことずくめ、稼業(かぎょう)、棚(たな)ぼた、貧乏(びんぼう)くじ、大(おお)当(あ)たり、ケセラセラ、漫談(まんだん)

社長:

新入社員諸君、本日は、晴天に恵まれ、
このような入社式を迎えることが出来、
慶賀の至りに存じます。

会社と諸君の先輩達、世界各地の事業
所とそこで働く諸君の先輩達を代表して、
諸君の隊列への参加を、心より歓迎致し
ます。

また、諸君が、伝統ある我が社を選んで
くれたことに対し、衷心より感謝を申し述
べます。

諸君は、選ばれた人達なのです。ですが、
それは、会社が選んだというより、諸君自
身が選んだのであり、社会全体が選んだ
と言うべきでしょう。

ですから、今日からは胸を張って、栄えあ
る〇〇〇〇株式会社の一精鋭として、職
務遂行にあたっていただくよう切に望みま
す。

現在は、急速にグローバル化が進展して
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ですから、これ以上、くどくど申し上げる
までもなく、新入社員諸君全員が、「自分
は、社長になるぞ!」という気概で、日々
精進していただきたいと思います。

えー、固い話は、これ位にして、皆さんに
ちょっと聞いてみたいのですが、「社長に
はなりたくないな」と思う方は、どの位、
いますでしょうか?

「社長になりたくない」と思う人は、挙手
してみて下さい。

・・・ゼロですか。

ということは、全員、社長志望ってことで
すね。
すばらしい!!!!!

ちなみに、「社長になりたい」と思っている
方、手を挙げて見てください。

・・・ゼロ?!!!

どういうこと?

なに、給料の割に、仕事がきつい。
「専務」か、「常務」でいい?

参った、参った!!!
海江田専務、君から皆さんに、言ってくれ
ないか、「社長は、いいことずくめ」だって。

なに、そんなことない。
「専務の方が、気楽な稼業だ」って?

皆さん、せめて、入社後3年くらいは、
部長以上をめざす気持ちを持ち続けてくだ
さい。

私も、実は、その位しか望んでいなかった
のですが、「棚ぼた」で、こんなことになっ
てしまったんです。

ですから、いいですか、誰かが「貧乏くじ」
・・・じゃなかった「大当たり」を引かなくっ
ちゃいけないんです。
皆さん、覚悟しておいて、くださいよ。
まあ、「ケセラセラ」ですがね。

以上、社長の漫談を終わりにします。

















 

2013年3月26日

手(て)が離(はな)せない、基本動作(きほんどうさ)、例の報告書(ほうこくしょ)、ヤバい、警察(けいさつ)のお世話(せわ)になる、仕出(しで)かす、心得(こころえ)、持(も)ち合(あ)わせている、ズバリです、ストレートにものを言う、態度(たいど)を改(あらた)める、マジ、昇進(しょうしん)、地獄(じごく)の苦(くる)しみ、ところがどっこい、一足(ひとあし)先(さき)に行(ゆ)く、ピッカピカ、ヤベ―

課長:
綾小路君、ちょっと。

課員:
・・・・・・・・・。

課長:
おい、君!

課員:
何ですか?
今、仕事中なんですよ。
手が離せません。

課長:
何言ってるんだ。
上司が呼んだら、返事せんか。
全く、基本動作がなってないな。

課員:
何でしょうか?

課長:
例の報告書だけど、どうなった?

課員:
今、必死で書いてます。
そのうち出来ると思います。

課長:
そのうち?
ふざけな!

課員:
課長、俺って、相当ヤバいっすよね?

課長:
何が?
何か警察のお世話になるようなこと
を仕出かしたのか?

課員:
違いますよ。
会社員としての最低限の心得も持ち
合わせていないってことです。
課長をいつも無視していますよね?
本当は、心の中では、尊敬しているん
ですけどね。

課長:
ウソ言え。
腹の中では、いつも私を殴りたいと思っ
ているだろう?

課員:
ズバリです。
課長だって、部長を殴りたいと思っている
でしょう。
同じですよ。

課長:
お前、今どきの若者らしくないな。
随分とストレートにものを言うな。
それじゃあ、みんなと仲良くやっては行け
ないぞ。
そういう態度を改めないと、あそこへ行っ
てもらうしかないな。

課員:
マジッす?
昇進ってことですよね?

課長:
まあ、かなり高いところだからな。
65階だからな。

課員:
ヤッター!
やっと、この地獄の苦しみから抜けられる。

課長:
ところがどっこい、私が一足先に行くことに
なったんだよ。
高いところで、隣の君の机をピッカピカに
磨いて、待っているからな。

課員:
げーーー、マジ、ヤベ―!


















 

2013年3月11日

めし、家庭問題(かていもんだい)、禁煙(きんえん)、聞(き)き捨(ず)てならない、切願(せつがん)、恫喝(どうかつ)、御法度(ごはっと)、似(に)たり寄(よ)ったり、食後(しょくご)の一服(いっぷく)、孤独感(こどくかん)が募(つの)る、泣(な)いて喜(よろこ)ぶ、例(れい)の、鰻屋(うなぎや)、足(あし)を引っ張(ひっぱ)る、泣(な)いて悲(かな)しむ

部長:
石原君、めし、食った?

課長:
いえ、まだですが・・・。

部長:
じゃあ、一緒に行こうよ。

課長:
はい、と言いたいところですが・・・。

部長:
胃の具合でも悪いの、仕事のし過ぎで?
或いは、家庭問題で。

課長:
いいえ、実は、禁煙していまして・・・。

部長:
それは、聞き捨てならないな。
君まで禁煙となると、私は、いよいよ孤立
するな。

課長:
すみません。
妻が、「居酒屋のタバコの煙は、北京の
空気よりも汚れている」という週刊誌の
記事を読んで、切願するものですから。

部長:
セツガン?接岸?接眼?
ああ、それは、命令だろうが。

課長:
はい、実は、そうなんです。
恫喝と言った方がより正確かも知れません。
ですから、タバコの吸えるレストランへ
ご一緒することは、御法度なんですよ。

部長:
そうか、我が家も、似たり寄ったりの状況
だよ。

課長:
そうなんですか?

部長:
とにかく、我が家の半径1キロ以内では、
タバコを吸ってはいけないって言うんだ
よ。
それで、仕方なく、お昼に、食後の一服
を楽しむくらいしか、タバコを吸う機会が
ないんだよ。
君が、それに付き合ってくれないとなると、
孤独感が募るな。

課長:
申し訳けございません。
部長も、この際、私と一緒に、頑張って
みませんか?

部長:
そうだな。
やってみるかな。
女房も、泣いて喜ぶだろうから。

課長:
では、決まりですね。

部長:
よし、明日から、そうしよう!
だから、君、今日は、最後の記念に、
今から、思い切りタバコの吸える例の鰻屋
に行って、それから、あそこの気の利いた
コーヒーショップに行こうや。

課長:
部長、そうやって、私の足を引っ張らないで
下さいよ。
女房が、泣いて悲しみますよ。

















 

2013年2月26日

他(ほか)でもない、新規事業(しんきじぎょう)、宇宙旅行(うちゅうりょこう)、IPS細胞(さいぼう)、後(うし)ろ向(む)き、超(ちょう)前向(まえむ)き、死(し)んでも死(し)にきれない、空(あ)き家(や)、一戸(いっこ)建(だ)て、更地(さらち)、持(も)て余(あま)している、供給不足(きょうきゅうぶそく)、桎梏(しっこく)、現状把握(げんじょうはあく)、原因究明(げんいんきゅうめい)、日(ひ)の目(め)を見(み)る

社長:
今日、君に来てもらったのは、他でもない、
新規事業の件なんだがね。

事業部長:
宇宙旅行とか、IPS細胞とか、夢のある
新規事業の話でしょうか?

社長:
いや、夢はあるにはあるが、どちらかと
いうと後ろ向きの事業かな。

事業部長:
常に超前向きの社長にしては、珍しい
ですね。

社長:
やはり、世の中の役に立つこともやって
おかないと、死んでも死に切れないんだ
よ。
知ってるかね?
今、我が国では、「空き家」の問題が深刻
化しているということを?

事業部長:
はい、そりゃーもう、私も、父母の残して
くれた一戸建ての空き家をほったらかしに
していますよ。

社長:
日本全国、5,800万戸の内、なんと、750
万戸が、空き家らしいよ。
別荘や賃貸を除くと270万戸、一戸建てに
限ると180万戸に上るらしいよ。
その昔、「マイホーム」を買うために、一生
懸命働いていた時代から考えると、嘘みた
いだな。
住宅が、余るなんて・・・。
家屋を全て解体して、更地にして、売りに
出せば解決するし、そこに新しいビジネスが
生まれるような気がするんだが・・・。

事業部長:
社長、私が空き家をほったらかしにしている
のは、そこなんですよ。
解体したら、なんと、固定資産税が、4~5
倍にもなるんですよ。

社長:
本当かね?

事業部長:
そうなんです。
それで、我々兄弟姉妹も、思い出の家を、
持て余しているって訳なんです。

社長:
住宅の供給不足が前提となっていた時代
の社会の仕組みが桎梏になっているって
訳か。
君、さっそく、この問題の現状把握と原因
究明と解決策に関する検討を始めてくれ
ないか?

事業部長:
承知しました。
親の遺産が日の目を見るように頑張ります。

社長:
ダメダメ!
自分の事は、後回しにして、一国の首相に
なったつもりで智慧を絞ってくれたまえ。

事業部長:
承知しました。
















 

2013年2月15日

隕石(いんせき)、引責(いんせき)、引責(いんせき)辞任(じにん)、余儀(よぎ)なくされる、枚挙(まいきょ)に暇(いとま)がない、姻戚(いんせき)、責任せきにん)範囲(はんい)、定番(ていばん)、謝罪(しゃざい)、賠償(ばいしょう)、あり得(え)ない、駆除(くじょ)、思案(しあん)のしどころ

同僚A:
ロシアで隕石騒ぎがあったよね。

同僚B:
引責?
世界どこでも、毎日、起きてるでしょう?

同僚A:
まさか?

同僚B:
プールに水を張り忘れて慌て者が飛び込
んで頭を打って死んだので、その娯楽施設
を経営する会社の社長が引責辞任を余儀
なくされたり、十字路で信号機のプログラム
に不具合があり、双方向が青信号になって
しまい、車両同士が正面衝突し、その事故
の責任を取って交通局トップが引責自殺し
たりと、枚挙に暇がないよ。

同僚A:
違うよ。
隕石だよ。

同僚B:
姻戚?

同僚A:
大気圏外からやって来るやつだよ。

同僚B:
ああ、あの隕石ね。
あれは、自然現象だから、仕方ないだろう。
強いて言えば、NASAの責任範囲かな?

同僚A:
どうして、NASA?

同僚B:
NASAは、全人類のために、隕石落下を
回避する義務があるだろう?
SF映画の定番だぜ。

同僚A:
隕石が、日本に落ちて来て死者が出たら、
NASAのトップが責任を取って、謝罪や
賠償をするって訳?
あり得ないよ。

同僚B:
じゃあ、誰が、責任を持って隕石駆除を
やってくれるって言うの?

同僚A:
駆除?
隕石は、蚊か?
隕石は、ハエか?
うん、ちょっと待て、そうか、これはビジネス
になるな。

同僚B:
どういうこと?

同僚A:
隕石を破壊消滅させるビジネスだよ。
というか、そういう名目で、世界中から金を
集めるんだよ。

同僚B:
なるほど。
しかし、そんなに簡単に世界中の金持ち達
を騙せるかな?

同僚A:
そこが、思案のしどころさ。
NASAの力を借りるのさ。
NASAの権威を利用させてもらうのさ。

同僚B:
それこそ、NASAトップの隕石に絡む
引責辞任ってことになってしまうぜよ。























 

2013年2月3日

バレンタインデー、しけ込(こ)む、いちゃいちゃする、セクハラもの、じゃれ合(あ)う、スケベおやじ、変態(へんたい)、讃岐(さぬき)うどん、おっさん、義理(ぎり)チョコ、背中(せなか)を流(なが)す、出費(しゅっぴ)がかさむ、忘(わす)れな草(ぐさ)、寿退社(ことぶきたいしゃ)、すわ一大事(いちだいじ)

Aさん:
課長、大変申し上げにくいのですが、
今度のバレンタインデー・・・。

課長:
ああ、休んでもいいよ。
どうせ、彼氏とどこかにしけ込んで、
いちゃいちゃするんだろう?

Aさん:
課長、そういう発言は、セクハラものです
よ。

課長:
ゴメン、僕は、昔小説家をめざしていた
こともあって、想像力が豊富なんだ。
君と彼氏がお風呂でじゃれ合っている
光景なんかが、ありありと浮かんで来て
しまうんだよ。

Aさん:
単なる、スケベおやじ、変態ってだけです
よ。

課長:
そうか、やっぱり僕の想像力は、並みって
ことか。
で、バレンタインデー、どうかしたの?
僕とデートでもしたいの?

Aさん:
いいですわよ。
一人3万円のデイナー付きでしたら。

課長:
讃岐うどんじゃ、ダメ?

Aさん:
課長は本当に、若い女性に嫌われるおっさん
の見本ですね。

課長:
褒めてくれて、ありがとう。

Aさん:
えーと、何の話でしたっけ?
ああ、そうそう、今年から私、「義理チョコ」を
やめようと思っているんです。

課長:
えーッ、くれないの?
いつも家に帰って、女房、子供に、自慢してい
るんだよ。
どういう心境の変化なの?

Aさん:
やはり、チョコレートは、本当に胸の内を打ち
明けたい人にだけあげたいんです。
お風呂で、私の背中を流してくれる優しい人
にだけ、心を込めてお送りしたいのですわ。

課長:
でも、ここ20年、毎年もらっていたのに、困っちゃ
うな。
自分で買うとなると、出費がかさむことになるな。

Aさん:
その代り、今年で「サヨナラ」ということで、今年に
限って、皆様には、「忘れな草」を一輪づつ贈らせ
ていただきます。

課長:
君、まさか・・・・、まさか・・・?
寿退社?

Aさん:
そうなんです。
来年は、もうここにはおりません。

課長:
すわ、一大事!
また、出費がかさむ!





 

2013年1月28日

元(もと)カノ、元(もと)カレ、同性婚(どうせいこん)、復縁(ふくえん)を迫(せま)る、投資話(とうしばなし)、儲(もう)かる、無人島(むじんとう)の開発(かいはつ)、口(くち)を滑(すべ)らす、国家機密(こっかきみつ)、大袈裟(おおげさ)、探検部(たんけんぶ)、舌(した)なめずりする、れっきとした

同僚A:
参ったよ、きのうもまた電話があったんだよ。

同僚B:
元カノから?

同僚A:
僕の場合は、元カレだよ。
僕は、女性には興味がないから。

同僚B:
ああ、そうだったね、同性婚の口だね?

同僚A:
そうだよ。
世界の人口が増え過ぎている現状から
すれば、同性婚がもっと評価されるべきだと
思うな。

同僚B:
で、元カレが、復縁を迫ったっていう訳?

同僚A:
「フクエン」、何それ?
今まで耳にしたことないよ。

同僚B:
こう書くんだよーーー“復縁”。
仲直りするって意味さ。

同僚A:
それじゃないよ。
バンコクに投資話があるって言うんだ。
絶対儲かるらしいよ。
いま、投資者を募っているんだよ。

同僚B:
一口、いくら?

同僚A:
10万円、キャッシュ。

同僚B:
で、何に投資するの?

同僚A:
それは、秘密らしい。
今度、彼が東京に来てから、詳しい話を
聞かせてくれることになっているんだよ。

同僚B:
面白そうだね。
うちのおやじ、シルバー世代だけどね、
お金の運用に悩んでいるようなんだ。
1000口位は出してくれるかもよ。

同僚A:
それは、ありがたいけど、そんなに出され
ちゃ、却って困るらしいよ。
一人、10口までしかダメらしいよ。

同僚B:
そうなの?

同僚A:
無人島の開発には、当初は、それほどの
資金はいらないんだよ。

同僚B:
エッ、無人島の開発?

同僚A:
あッ、しまった、口を滑らしてしまった。
国家機密をしゃべってしまったよ。

同僚B:
大袈裟だよ。
でも、元探検部の僕としては、舌なめずり
したくなる話だな。
もうちょっと、聞かせてよ。

同僚A:
そうだな、今夜一晩、僕と付き合ってくれた
らもう少し教えてあげてもいいけどな。

同僚B:
チャランポカパン君、僕は、異性婚にしか
興味ないし、もうすでに、れっきとした彼女が
いるんだよ。

同僚A:
いやいや、まだ、自分の事を知らないのかも
知れないよ、君は。
まあ、いいや、彼が東京に着いたら、3人で
楽しく過ごそうや。

同僚B:
なんだか、怖くなって来たな。










 

2013年1月23日

黙祷(もくとう)、周知(しゅうち)の如(ごと)く、痛恨(つうこん)の極(きわ)み、リスクが伴(ともな)う、重々(じゅうじゅう)承知(しょうち)していた、過酷(かこく)だ、想定外(そうていがい)、認識(にんしき)が甘(あま)い、多々(たた)、頂戴(ちょうだい)する、言(い)い訳(わけ)がましく聞(き)こえる、深刻(しんこく)な事態(じたい)、推察(すいさつ)する、云々(うんぬん)する、企業戦士(きぎょうせんし)、申(もう)し訳(わけ)が立(た)たない、撲滅(ぼくめつ)、考(かんが)えも及(およ)ばない、さはさりながら、有識者(ゆうしきしゃ)、可及的(かきゅうてき)速(すみ)やか、目(ま)の当(あ)たりにする、営々(えいえい)と、一丸(いちがん)となって、手(て)を携(たずさ)え合(あ)う、

社長:

黙祷。・・・・・・・・・・・

皆様、周知の如く、我が社にとって、
痛恨の極みの事態が、アフリカの地で
起きてしまいました。
海外のプラント現場での仕事にリスク
が伴うことは、重々承知していたつもり
でありますが、まさか、このような、
過酷なものになろうとは、まさに想定外
でありました。
経営者としてリスクに対する認識が甘
過ぎるとのご指摘を既に多々頂戴して
おりますが、言い訳がましく聞こえるか
も知れませんが、軍隊によって守って
もらえるとの保証を現地政府よりもら
っておりましたので、今回のような深刻
な事態までは、想定しておりませんでし
た。
欧米各国の諸企業とて同じ状況にあっ
たものと推察いたします。

しかし、他社の事を云々する前に、
一企業として、今後の対策をどうする
かを真剣に考えなければなりません。
そうでなければ、尊き命をささげられた
企業戦士諸君に申し訳が立ちません。
今度の事件の根本原因は、イスラムテ
組織にありますが、一企業としては、
この組織の撲滅を図るなどということは
到底考えも及びません。それは、国連
や政府の仕事というべきでしょう。
我々企業人としてやれることには、自ず
と限界があるということになります。
さはさりながら、やはり、一企業として、
何か対策を打たねばならないのです。
そこで、まず、我々でもやれることとして、
社内に、「海外危機対策室」の下に、新
たに分室を設けます。
分室の名称は、まだ決めておりませんが、
その目的は、テロ対策に絞って、企画、
立案、実行するものであります。
対策室の室長は、現在、私が務めており
ますが、分室の室長には、社外の有識者
をお招きするつもりでおります。
また、いつ、どこでまた同様なテロが発生
するか分かりませんので、可及的速やか
に実行に移す所存です。

仲間達の死を目の当たりにし、皆様の
誰もが、悔しさと怒りと無念さで胸が張り
裂けそうになっているに違いありません。
私もそうです。
経営者としての力の限界に、空しささえ
覚えております。
しかし、皆様、企業には、前進あるのみ
です。先輩達が営々と築き上げてくれ
たこの企業を更に発展させる為に、全
社員が一丸となって、この大きな試練を
乗り越えて行かなければなりません。
皆さん、仲間の尊い犠牲を無駄にしない
ためにも、全員がより一層気を引き締め
て、手を携え合って、この大きな悲しみ
を乗り越えて、前に向かって進まなくて
はなりません。
皆さん、頑張りましょう!


以上です。















 

2013年1月16日

パチモノ、おまけ、中堅社員(ちゅうけんしゃいん)、しょって立(た)つ、パリッと、人(ひと)を持(も)ち上(あ)げる、肩(かた)たたき、筆頭(ひっとう)に、パチモン、君(きみ)をおいて、青天(せいてん)の霹靂(へきれき)、後釜(あとがま)、痛(いた)み入(い)ります、ご期待(きたい)に添(そ)えず、多産系(たさんけい)、所謂(いわゆる)、愛社精神(あいしゃせいしん)、なかったことにする、資格(しかく)あり

課長:
君、それ、パチモノ?

課員A:
ああ、これですか?
これは、おもちゃです。
でも、本物と見かけは変わらないでしょう。
息子が、お菓子を買った時に、おまけで
もらったんです。

課長:
君のような中堅社員には、全然似合わない
ね。
いや、将来我が社をしょって立つ社員には。
パリッと行きたいものだね。

課員A:
課長、どうされたんですか?
今日は、人を持ち上げる練習をされるおつ
もりですか?

課長:
違うよ。
実は、君に、重要な話があるんだよ。

課員A:
何でしょうか?
まさか、肩たたきでは?

課長:
そうだな、一種の肩たたきかな?

課員A:
エッ、まさか。
私のところは、中学生を筆頭に、5人の
子供を抱えているんですよ。
皆、パチモンでは、ありません。
食べて、飲んで、出しているんですよ。

課長:
知ってるよ。
驚かせてゴメンな。
実は、君を課長に昇進させようって話が
あるんだ。

課員A:
まさか?
晴天の霹靂です。

課長:
本当だよ。
私が、推薦したんだがね、君をおいて私
の後釜はいないってね。

課長A:
ありがとうございます。
痛み入ります。

課長:
で、どうかね?

課員A:
課長、課長のご期待に副えず、本当に、
申し訳ないのですが・・・。

課長:
エッ、まさか?

課員A:
その、まさか、なんですよ。
実は、6人目が生まれるんで、来月から、
育児休暇を取らせていただこうと思って
おりまして・・・。

課長:
あっ、そう?
そりゃ、困った・・、というか、おめでとう。
お宅の奥さんは、多産系なんだね。

課員A:
いえ、彼女は、所謂、自然派でして・・・。

課長:
なんだ、君のところでは、自社製品を使っ
ていないってことか。

課員A:
はい、私としては、いろいろと試してみた
いんですが・・・。
何しろ、女房が・・・。

課長:
そうか。
愛社精神に欠けるな、君は。

課長A:
別に我が家で使わなくたって、消費者は
いくらでもいると思いますが・・・。

課長:
いや、課長職は、愛社精神にかける人間
には務まらんね。
では、この話は、なかったことにしよう。

課長A:
課長、でも、愛人とは・・・。

課長:
なに、愛人?
そうか、それなら、資格ありだ。
いずれにせよ、育児休暇明けに、また、
話をしよう。

























 

2013年1月9日

異文化理解(いぶんか)、研修(けんしゅう)、私(わたし)ごとき、身勝手(みがって)な考(かんが)え、株主(かぶぬし)へのアピール、IR、ポーズ、堂(どう)に入(い)る、ベリーダンス、お払(はら)い箱(ばこ))になる、もくろむ、グローバル化推進委員会(すいしんいいんかい)

社長:
我が社もグローバル化の進展に伴い、
「異文化理解研修」及び「英語研修」を
社員全員に実施します。
例外は認めません。

専務:
全員にですか?

社長:
そうだよ。
「役員以上ではなく、全員」だよ。

専務:
社長、そこのところを、「役員を除く全員」
にしていただけないでしょうか?

社長:
君、よっぽど、英語に自信がないみたい
だね。

専務:
はい、あと、2年務まるかどうかの私ごと
きが、いまさら英語を勉強してもどうにも
ならないでしょう。
それよりは、長期的に考えて、「30歳以
下の全員」にグローバル社員教育を
実施するというのが妥当だと考えます
が・・・。
これは、決して、私の身勝手な考えでは
ございません。
50代以上の多くの社員が、私と同じ
考え方をしています。

社長:
じゃあー、30代の社員、40代の社員は、
どう考えているんだよ?

専務:
そうですね、私と同じような考え方の
社員が、半々ってところですかね。

社長:
君、この問題は、そこまで深く考えなく
てもいいんだよ。
実は、株主へのアピールを図るために
やるに過ぎないんだよ。
“IR”って言ったかな、それだよ。
ポーズだけでいいんだよ。

専務:
ああ、そうなんですか。
安心しました。
何だか、元気が出て来ました。
こんな、感じでしょうか?

社長:
おお、君の太極拳のポーズも、なかなか
堂に入って来たじゃないか。

専務:
社長、違いますよ。
これは、「ベリーダンス」ですよ。
そうだ、異文化理解研修は、これで行き
ましょうよ。
社員全員に、「ベリーダンス」を習わせる
ことから始めましょうよ。

社長:
英語は、どうする?

専務:
「ベリーダンス」のエジプト人の先生が英語
も流暢なんですよ。

社長:
君、そうやって結構、英語も習ってるんじゃ
ないか?

専務:
実は、そうなんですよ。
この会社をお払い箱になったら、そっちの方に
進もうかと思っています。

社長:
そっちの方って?

専務:
オーストラリアでベリーダンスの教師にでも
なろうかともくろんでいます。

社長:
偉い!
君、君が全社の「グローバル化推進委員会」
の総責任者になってくれたまえ。

専務:
Yes , sir !