2013年7月31日

贔屓の引き倒し (ひいきのひきだおし)

映画評論家:
今度の映画でも、また彼女を使うんです
って?

映画監督:
そうだよ。
彼女以外には適役はいないよ。

映画評論家:
そうですか?
贔屓の引き倒しにならなければいいの
ですがね。

映画監督:
私の目が黒いうちは、彼女を応援する
つもりだ。

映画評論家:
ということは、あと30年?

映画監督:
いや、40年。
彼女は、いくつになるかな?
・・・・48歳か。


 

2013年7月30日

ひとえに

水泳選手A:
やっと念願の金メダルが取れました。
これも、ひとえに、皆様のおかげです。

水泳選手B:
またまた、4位に終わりました。
これも、ひとえに、私の努力不足です。

 

2013年7月29日

白を黒と言う (しろをくろと言う)

後輩:
会社生活を始めるにあたり、何かアドバイス
ございませんでしょうか?

先輩:
あるよ。
「白を黒と言う練習」をしておくことだ。

後輩:
なぜですか?

先輩:
理由は、おいおい分かって来るから今は
説明しないが、練習方法は説明しておこ
う。

後輩:
どうやるんですか?

先輩:
誰か、うな重を食べさせてくれないかな?
そんな奇特な人は、この世にいないよな。

後輩:
・・・・・・・,いますよ。

先輩:
どこに?

後輩:
ここに。

先輩:
じゃあ、行こう、向かいの鰻屋に。

後輩:
(新手の詐欺だ!)

 

2013年7月28日

落としどころ (おとしどころ)

同僚A:
スノーデン氏は、今、何しているのかな?

同僚B:
ロシアの空港内にいるだろうよ。

同僚A:
それにしても、落としどころが見えないね。

同僚B:
北方四島と同じさ。
まあ、何もかも見えていたら、つまらないよ。
いずれ、太陽が燃え尽きるころには、
結論が出るだろうよ。

同僚A:
何億年も先の事が見えていても、目先の
ことが見えないことが多いね。

同僚B:
そうだな。

ところで、昼飯、どこで食べよう?
マック、今日、やってるかな?
 

2013年7月27日

井の中の蛙、大海を知らず (いのなかのかわず、たいかいをしらず)

母親:
井の中の蛙、大海を知らず、では困ります。
うちの息子、どこかに留学させましょうよ。

父親:
胃の中の蛙?
カエルなんて、食べてないよ。

母親:
ああ、またそれ。
そういうどうしょうもない冗談に30年も付き
合わされていると、耳にカビが生えるわ。

父親:
メンゴ。
でも、留学先は、どこがいいのかな?

母親:
そうね、どこかの国の絶海の孤島なんかが
いいんじゃない?

父親:
それじゃあ、10キロの深さの井戸に棲み
つくゴキブリになっちゃうじゃないか。

 

2013年7月26日

安かろう悪かろう (やすかろうわるかろう)

社長:
我が社も、そろそろ、cheap and nasty路線
から抜け出さないと、これ以上発展できな
いな。

専務:
「安かろう悪かろう」路線からの脱却ですね。
でも、一足飛びに、高付加価値高価格って
訳には行きませんよね。

社長:
やはり、段階的に行くしかないかな?

専務:
まずは、私の家庭のようなところに的を絞る
のがよろしいかも知れませんね?

社長:
どういう家庭?

専務:
「テレビショッピング」漬け家庭です。
 

2013年7月25日

腹をくくる (はらをくくる)

社長:
皆さん、私は、腹をくくりました。
皆さんも、この難局を打破するために、
腹をくくってください。

社員A:
帯かなんかでくくればよいのでしょうか?

社員B:
私は妊娠中ですから、すでに・・・。

社長:
何でくくっていただいても結構です。
私は、何があっても絶対に首をくくらないと
一大決心をしました。
皆さんと共に、絶対に、この会社を守り抜き
ます。


 

2013年7月24日

怒り心頭 (いかりしんとう)

TVキャスター:
石原先生は、日中韓賢人会議が今回
提唱した「800漢字統一」をどう評価され
ますか?

元大学教授:
何が、賢人だ。
賢人なんて一人もいないぞ。
なんで、そんな、わざわざパンツを脱いで屁を
ひるようなことをするんだ。

TVキャスター:
おやおや、先生、喜んでいらっしゃるかと思い
ましたのに・・・。
随分と、ご立腹のようですね。

元大学教授:
怒り心頭さ。
言葉の意味を抜きに、字体だけ統一することに
何の意味がある?
いや、統一したことにならんよ、君。
例えば、「鬼」だが、日本語と中国語では、似て
非なるものなんじゃ。
お互いの言語の理解を進める辞書編纂の方が
よっぽど必要だよ。
そう思わんかね、鬼・・、失礼、君?



 

2013年7月23日

そりが合わない (そりがあわない)

同僚A:
私、課長とは、そりが合わないのよ。

同僚B:
でも、もう、十年来のお付き合いでしょう?

同僚A:
そうよ。
会社で12年、家庭で8年よ。

同僚B:
家庭って?

同僚A:
同居しているの。

同僚B:
内縁関係ってことね。
でも、今じゃ珍しくないわね。

全てを解消したら?

同僚A:
それじゃ、ケンカをする相手がいなく
なって、毎日が寂しくなっちゃうわ。

 

2013年7月22日

苦節十年 (くせつじゅうねん)

雑誌記者:
御社の新製品「カッタラソン」は、快進撃
ですね。

社長:
ええ、やっと、うちにもヒット商品が生まれ
ましたよ。

雑誌記者:
随分とご苦労がおありだったのでしょうね?

社長:
まさに、苦節十年。
離婚も三回しましたよ。

雑誌記者:
???

2013年7月21日

紺屋の白袴 (こうやのしろばかま)

母親:
おまえ、その靴は、なんだい?

息子:
どうかした?

母親:
みっともないよ、そんな旧式の靴を
履いていては。
紺屋の白袴と人様から笑われるよ。

息子:
お母さん、バカ言わないでくれよ。
これは一足30万円もする、最高級
品なんだよ。

母親:
本当かい?
私には、猪八戒の靴にしか見えないね。
 

2013年7月20日

寝た子を起こす (ねたこをおこす)

新聞記者:

先生、先生の発言は、せっかく沈静化して
来た両国のぎくしゃくした関係を再び悪化
させることになるのでは、ありませんか?

寝ている犬は起こすなって言うでしょう?

学者先生:

寝ている犬・・・?
それは、西洋の言い方だろう。
ちゃんと東洋人らしく、寝た子を起こすな、
と言いたまえ。

わしは、東洋人同士の魂の交流を望んで
いるんだ。
それだけだ。

だから、後は、政治家に頑張ってもらうしか
ない。

新聞記者:

政治家は、学者に任せると言い、学者は
政治家に任せると言う。

そうか、学者であり政治家である人の
出番ってことか。

2013年7月19日

手短に (てみじかに)

日本の科学雑誌記者:
ジャレド・ダイヤモンド様のお宅ですか?

ダイヤモンド氏:
はい、そうです。

日本の科学雑誌記者:
突然お邪魔して申し訳ないのですが、
実は、ダイヤモンド様のご著書を読ませて
いただき、大変感銘を受けましたので、
こうして、お電話させていただいた訳なんで
すが・・・・。
もし、ご都合がつきましたら、是非、お宅に
お伺いしてインタビューさせていただきたい
のですが・・・?

ダイヤモンド氏:
私の本のどの部分に興味をお持ちになられ
たのですか?

日本の科学雑誌記者:
はい、それは、男性も授乳できるかもという点
です。
日本では、男性の育児への参加が求められて
おりまして、もし、男性が授乳できるということ
になれば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ダイヤモンド氏:
すみません、僕は、今、授乳中です。
手短にお願いします。

日本の科学雑誌記者:
????????????

 

弘法にも筆の誤り (こうぼうにもふでのあやまり)

弟子:
先生、この漢字ですが、点が一つ多過ぎ
ませんか?

書道家:
そうかな?
辞書を調べてみよう。

あッ、君の言う通りだ。

弟子:
弘法にも筆の誤り、ですね。
ホメ―ロスでも時には居眠りをする、ですね。

書道家:
いやいや、わしはそんなに偉くないよ。
しょっちゅうミスをしているよ。

でも、大丈夫、「ミスノン」があるから。

そうだ、君、修正液の使い方の練習に、
この点を消してみてごらん。

弟子:
????

 

2013年7月18日

引っ張りだこ (ひっぱりだこ)

アメリカ人:
おじさん、このタコ、おいしい?

八百屋:
うまい、うまい、びっくりする位うまいよ。
こいつは、引っ張りだこだよ。

アメリカ人:
どこで、とれたの?

八百屋:
モーリタニアだよ。
ひとつ、どう?

アメリカ人:
じゃあ、この「引っ張りダコ」をください。

八百屋:
?????
 

のれんに腕押し (のれんにうでおし)

上司:
どうだった?

部下:
はい、それが・・・、まったく、のれんに腕押し
というか、笛吹けど踊らずというか、努力は
したつもりですが、さっぱり反応がなくて、
我ながら、情けなくて、帰りに石神井川に
飛び込もうかと一瞬思ったんですが、この
ところの猛暑続きで水がほとんどなく、それ
もかなわず、もう、つくづく自分の運のなさ
にあきれつつ、仕方なく帰社しましたが、
そこでまた上司にこっぴどく叱られるかと
思うと、もう・・・・。

上司:
そうか・・・。
よっしゃ、同じB型同士、気分転換さえすれば
また元気が出るはずだ。
私のおごりで「鰻丼」を食べに行こう。
但し、上限は、一人680円までだぞ。

部下:
そんなー、普通、1300円はしますよ。

上司:
大丈夫、我らが味方「吉野家」があるじゃない
か。

部下:
(ケチ!)

2013年7月17日

色を付ける (いろをつける)

買い手:
それで、最後のお願いですが、もうちょっと
色を付けてもらえませんか?

売り手:
エッ、今、この色がはやっていますよね。
これ以上色を濃くしても・・・。

買い手:
いえ、そうじゃなくて、品物の色は問題ないです
が、ただ、その、価格の方・・・。

売り手:
(しらばくれても、ダメか・・・)
ああ、そうですね・・・、では、これでは、いかが
でしょうか?

買い手:
10%引き、OKです!

売り手:
いえいえ、1%ですが・・・。

買い手:
それでは、色とは言えませんよ。



 

坐して食えば山も空し (ざしてくえばやまもむなし)

社長:
皆さん、正直に申せば、我が社には、先輩たち
が一生懸命稼いでためてくれた資産が、そこそこ
あります。

しかし、坐して食えば山も空しと言います。
稼がなければ、やがて蓄えは底をつきます。

そこで、皆様の意識改革を図るために、思い切っ
て現時点における蓄えは、全額、株主への還元と
役員報酬に回すつもりです。

社員一同:
えーッ、そんな!!!!!

社長:
というのは、冗談です。

じつは、蓄えなどありません。
ゼロです。

社員一同:
あー、安心した!


 

習うより慣れよ (ならうよりなれよ)

恋人(女):
ねえ、あなたのキスは最高よ。
私って幸せ者ね、一生このキスの味を
味わえるんだから。

恋人(男):
そう。
僕も同じ気持ちだよ。

恋人(女):
ねえ、どうして、キスが上手なの?
ノウハウ本でも読んで研究したの?

恋人(男):
いや、いや、習うより慣れよさ。

恋人(女):
???


 

鳶が鷹を生む (とびがたかをうむ)

元同級生A:
お宅のお嬢ちゃんすごいわね。
優勝したんですって?

元同級生B:
そうなのよ。

元同級生A:
何の競技?

元同級生B:
漢字コンテストよ。

元同級生A:
エッ、いつも国語の時間泣きべそかいて
いたあなたの子が・・・、まさに、鳶が鷹を
生むだわね。

元同級生B:
違うわよ、鷹が隼を生んだのよ。

 

2013年7月16日

生き馬の目を抜く (いきうまのめをぬく)

同業者A:
生き馬の目を抜く御社のこと、新しい法律
に対する備えは万全でしょうね?

同業者B:
いえいえ、御社には、かないませんよ。
御社の「プリズン」のような情報網は、
我が社にはありませんので。

同業者A:
??
ああ、「巣鴨」のことですか。
あれの存在は、社員にも知らされていない
んですよ。
社長と担当役員と雪御殿という者の3人
しか知らないんですよ。
大したことないんじゃないですか。



 

安請け合いの早忘れ (やすうけあいのはやわすれ)

お客:
この間頼んだ品、入りました?

八百屋:
入ってますよ。
何でも入る八百屋の不思議。

お客:
どれどれ。
どこに、あるの、「乾燥にんにく」?

八百屋:
ああ、そうでしたね。
明日には入りますよ。

お客:
全く、いつも安請け合いの早忘れ
なんだから、もう。
どこかに書いといてよ。







 

他人行儀 (たにんぎょうぎ)

元妻:
何を召し上がりますか?

元夫:
今日は、また、えらく、他人行儀だね。

元妻:
えっ、お忘れなんですか?
昨日、離婚届にサインしたでしょ。

元夫:
まさか??!
じゃあ、どうして一緒に住んでいるの?

元妻:
それもお忘れですか?
離婚協議書に、「家賃はタダで住んでもよい」
って書いてありますわよ。
 

短気は損気 (たんきはそんき)

課員:
ああ、あの契約早くまとまらないかしら?
まとまったら、皆さんへの恩返しができる
わ。

課長:
短気は損気。
君の人生は、これからが長いんだから
もう少し長期的にものを考えるように
しなさいよ。
恩返しは、他の方法でも出来るよ。
ちょっとここに来て、肩をもんでよ。

課員:
(この、セクハラ野郎!
 ・・・・・・・・短気は損気。)

はい、10分¥5,000で承りますわ。


 

2013年7月15日

臭いものに蓋(くさいものにふた)

同僚A:
今回の失態を、経営陣は、どうやって
挽回するのかな?
経営陣の総入れ替えかな?
それとも、いつものように、臭いものに蓋、
かな?

同僚B:
そうだな、今回も、それだろう。
だけど、今回は、バカでかい蓋が必要に
なるぜ。

2013年7月14日

そんじょそこらの

客:
このメンマ、一味違いますね。
何か特別な味付けでもしてあるんですか?

ラーメン店主:
分かりました?
おいしいでしょう。
そんじょそこらのものとは、違うんですよ。
なにしろ、メンマ―じゃない、ミャンマーで
じっくり時間をかけて作っていますのでね。
 

地獄で仏に逢ったよう (じごくでほとけにあったよう)

A:
御親切に、ありがとうございます。
お蔭さまで、命拾いしました。

本当に、地獄で仏に逢ったような
とは、まさに、こういうことなんですね。

あなた様は、ひょっとして、本当の
菩薩様では・・・?

B:
いえいえ、私は、サマリアから来た
ごく普通の人間です。

A:
そうですか。サマリア人でしたか。

 

金は天下の回りもの(かねはてんかのまわりもの)

社長:
皆さん、金は天下の回りものと言います。
ですから、皆さん、お金はどしどし使って
下さい。
必ずしも、我が社の製品を買わなくても
結構です。
もっと必要なものや楽しみのために、
使ってください。

社員:
お言葉ですが、我が社の製品は、もう
腐るほど買わされています。
コンドームが30年分、孫の代まで持ち
ますよ。

2013年7月13日

鵜のまねする烏、水に溺れる(うのまねするからす、みずにおぼれる)

先輩社員:
君、ブラジャーするの?

新人男子社員:
はい。
私の同級生は、皆、してます。

先輩社員:
鵜のまねする烏、水に溺れる。
いや、なんでもない。
 

2013年7月12日

やっつけ仕事(やっつけしごと)

課員:
課長、できました。

課長:
どれどれ。
ううーん、これは、やっつけ仕事の域を
出てないな。
ちょっと手を抜き過ぎだよ。
 

烏の行水(からすのぎょうずい)

妻:
速いわね。
もう上がったの?
まさに、烏の行水ね。
それで、私とベッドインできると思っているの?
まさか・・・?

夫:
バレたか。
今日は、勘弁してくれよ。
残業で疲れているんだよ。

下手の道具調べ(へたのどうぐしらべ)

課長:
このシステム、使いにくいですね。
この際、投資だと思って、システムを一新
しませんか?

部長:
そういうのを、下手の道具調べって言うんだよ。
出来ない奴ほど、道具にケチをつけるんだよ。
 

2013年7月11日

可愛い子には旅をさせよ(かわいいこにはたびをさせよ)

課長:
彼、もう入社3年になるんですが、もう一つ
伸びないんですよ。
どうしたら、良いでしょうか?

部長:
可愛い子には旅をさせよ、だよ。
どこかに出向させてみたら?
 

一難去って、又一難(いちなんさって、またいちなん)

社長:
トルコのデモが少し収まったかと思えば、
今度は、エジプトだ。
一難去って、又一難だ。
どうにかならないかね?

専務:
皆で神社にお参りに行きましょうか?