2010年2月23日

大筋では認める(おおすじではみとめる)、もうひとつだ、気に食わない(きにくわない)、衰退に向かう(すいたいにむかう)、日の出の勢い(ひのでのいきおい)、危機感を覚える(ききかんをおぼえる)

田中:
先輩、バンクーバーオリンピックなどでも、
アジア・中国勢の活躍が目立ちますね。
景気にしても、中国・インド・アジアが
牽引しているって感じですよね。
いよいよ、東アジア、東南アジア
の時代到来ですね。

小林:
君のその発言、大筋では認めるけど、
言葉使いが、もうひとつだな。

田中:
何が問題です?

小林:
まあ、君だけじゃないがね。
メディア全体に言えることだがね。
気に食わないんだよ。

田中:
何がですか?
日本が、相対的に、衰退に向かっている
ということですか?
中国が、日の出の勢いで、2010年半ば
に、GDPにおいて、日本を追い抜くことが
ですか?
それとも、格安の自動車を生産するインド
危機感を覚えるということですか?

小林:
違うよ。
全然気が付いていないみたいだな。
君が「アジア」という場合、どこを指して
いるか、ということなんだよ。

田中:
先輩、地理が不得意だったようですね。
アジアと言えば、この地域を指すんです
よ。

小林:
では、聞くが、日本は、どこにあるの?

田中:
は~~~~~~あ?????

2010年2月11日

件の(くだんの)、帯に短したすきに長し(おびにみじかしたすきにながし)、正確を期す(せいかくをきす)、聖人君子(せいじんくんし)、名だたる(なだたる)、いい勝負(いいしょうぶ)、大和撫子(やまとなでしこ)、大和撫子七変化(やまとなでしこしちへんげ)

田中:
先輩、先輩が下した結論というのは、件の
彼女は、日本という風土が生み出した逸材
ではあるけれど、先輩が伴侶とするには、
帯に短したすきに長し、ってことなんです
ね?

小林:
いや、正確を期すと、帯にもたすきにも
長過ぎるってとこかな。
とにかく、俺には、聖人君子は務まらない
からな。

田中:
ところで、こういう場面を一シーンにした
映画を撮り、世界の名だたる映画祭に
出品したら、反響があるでしょうね?

小林:
「シーラカンス見つかる!」、「始祖鳥見
つかる!」っていう見出しでか?

田中:
そうですよ。彼女は、「シーラカンス」と
いい勝負ですよ。

小林:
そうだ、こういう博物館を造ってはどうかな、
大和撫子博物館」?

田中:
それって、「女子サッカー博物館」と間違え
られません?
大和撫子七変化博物館」は、どうでしょ
うか?

小林:
「版権」の問題は、ないかな?

2010年2月8日

掃き溜めの鶴(はきだめのつる)、気が利く(きがきく)、気配りができる(きくばりができる)、身動きが取れなくなる(みうごきがとれなくなる)、しらじらしい、取ってつけたような言い訳(とってつけたようないいわけ)、目くそ鼻くそ(めくそはなくそ)、五十歩百歩(ごじゅっぽひゃっぽ)

田中:
何はともあれ、先輩、「肥溜の天女」に出会った瞬間、
後悔されたって訳ですね。

小林:
掃き溜めの鶴」だよ。
そうなんだ、一瞬だけれどな。

田中:
と言いますと?

小林:
電車に乗ってから考えてみたんだが、彼女は、
実に気が利く気配りができる女性であるに
は違いないが、もしかしたら、余りに細かいこ
とにまで気が付き過ぎるかも知れない。で、
亭主の身の回りの事を一一監視していて、
亭主は身動きが取れなくなる可能性もあるな、
ということに思い至ったんだよ。

田中:
確かに。
先輩が、この間おしゃっていた、娘さんが先輩
の背広のポケットをぶちまけたら、「コンドーム」
が入っていたっていうようなことが起きた場合、
どうなるかって事ですよね。

小林:
そう、そう、まさに、それ!

田中:
先輩の奥様は、どういう反応でしたっけ?

小林:
「これは、何ですか?」って聞かれたよ。

田中:
それで、何てお答えを?

小林:
「お客様の健康を守るために、持ち歩いてい
 るのさ」って答えたんだよ。

田中:
しらじらしい
よくも、とっさにそういう取ってつけたような言い訳
ができるものですね?

小林:
お前なら、どう言う?

田中:
「あれー、何かの間違いじゃないでしょうか・・・?」

小林:
目くそ鼻くそ」、「五十歩百歩」だぜよ。

2010年2月3日

大和撫子(やまとなでしこ)、鬼嫁(おによめ)、後悔先に立たず(こうかいさきにたたず)、ズケズケとものを言う(ずけずけとものをいう)、拝み倒す(おがみたおす)、男を立てる(おとこをたてる)、掃き溜めの鶴(はきだめのつる)

田中:
3.の「後悔」は、説明していただかなくても
理解できますよ。
大和撫子」と結婚できず、「鬼嫁」と結婚
してしまったのを後悔しているっていうこと
でしょう?
まさに、後悔先に立たず、ですね。

小林:
他人(ひと)のことだと思って、随分とズケ
ズケとものを言うな。
実のところ、テレビドラマの「鬼嫁」なんか、
全然「鬼嫁」じゃないよ。
いつも、最後の場面は、夫婦でお風呂に
入る場面だろ。
一緒にお風呂に入ってくれるなんて、
「鬼」どころか、「仏」様だぜよ。

田中:
エッ、背中も流してくれないんですか?

小林:
そうだよ。
拝み倒しても、無理だよ。
「私の同級生は、誰もそんな風に、男を
立てることはしませんよ。」って、冷た
~く突き放されるだけさ。

田中:
それじゃー、日本中、「スーパー鬼嫁」だらけ
ってことなんですか?

小林:
そうだよ。
そんなの常識だよ。

田中:
では、「大和撫子」は、どこにいるのでしょうか?

小林:
だから、彼女に遭って、俺は、「掃き溜めの鶴
に出会ったという思いがしたのさ。

田中:
何ですか、それ????