2013年9月8日

一寸先は闇 (いっすんさきはやみ)

A国高官:
国連の常任理事国として、我が国
は、できるだけ戦後体制の維持に
務めています。

B国高官:
そういう考え方は、古いですよ。
戦勝国が永遠に戦勝国で、
核兵器を持てるのも戦勝国
だけという考え方は。

世界は、新秩序を形成しつつ
ありますからね。

A国高官:
そうなると、一寸先は闇ですね。

B国高官:
貴国にとっては、そうでしょうね。

既に、イスラエル、イラン、北朝鮮
インド、パキスタンが核兵器を
有しているみたいですし、このまま
行くと、日本、ドイツが核武装する
ことになりかねませんよ。

A国高官:
そこなんですよ。
敗戦国の代表であるこの二国だけは、
絶対に核を持たせてはいけないん
ですよ。

今やこの世界は、ますます
『アイアン・スカイ』という映画に描か
れた世界に向かって突き進んでいる
気がしてなりません。

B国高官:
だったら、自国の利益ばかり考えず
に、本気で核廃絶に取り組むべきで
すよ。

だいたい、貴国は、あの国に対して
甘すぎますよ。
スキー場建設は許しても、核開発
は許しちゃダメですよ。

A国高官:
お宅だって・・・・・・・。

B国高官:
核問題に関しては二国間で話して
いてもらちが明かないですね。
やはり、国際会議を行い、非核国
も参加させないと。

A国高官:
いや、あの国と同席するのだけは、
いやですね。

B国高官:
またそうやってダダをこねる。
後悔先に立たずですよ。




 

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