2012年9月6日

経営(けいえい)を任(まか)せる、ひよっこ、夢(ゆめ)のまた夢(ゆめ)、平取(ひらとり)、抜擢(ばってき)する、公言(こうげん)、瓢箪(ひょうたん)から駒(こま)、サラブレッド、後進(こうしん)に道(みち)を譲(ゆず)る、勇退(ゆうたい)する、引退生活(いんたいせいかつ)、恥ずかしながら、お相手(あいて)は、蓼(たで)食(く)う虫(むし)も好(す)き好(ず)き、渡(わた)りに船(ふね)、

(社長)
わが社も人材が順調に育って来ましたので、
そろそろ若い人に経営を任せてはどうでしょ
うか?

(会長)
どこに、育った人材がいると言うのかね?

(社長)
そうですね、例えば、本部長クラスにいますね。
橋下君、石原君、河村君。

(会長)
ダメダメ!
みんな、ひよっこだよ。
営業にも、技術にも、秘書室にも、人材なんか
いないよ。
若い奴ら、何にも分かってないよ。
経営を任せるなんて、夢のまた夢だ。

(社長)
会長、ご自身を振り返ってみてください。
会長が平取に抜擢された時のことを。
当時の専務も皆の前で公言されていましたよ、
「もしかしたら、瓢箪から駒かも知れない」って。

(会長)
で、結果は、どうだったのかね?
「瓢箪からサラブレッドだったろう?」

(社長)
確かに、会長のご奮闘により、会社の業績は
目覚ましく伸びました。

(会長)
だろう?
わしは、走れる限り走り続けるつもりだ。
君も黙ってついて来い。

(社長)
ですが、この辺で、後進に道を譲りましょうよ。
そろって勇退しましょうよ。

(会長)
君、どうかしたのかね?
引退生活を楽しもうなんて思って・・・。

(社長)
実は、そうなんです。
恥ずかしながら、三回目の結婚をすることを
決断しました。
来月です。

(会長)
なんと!
で、お相手は?

(社長)
それが、・・・、会長秘書の田中真紀子・・・。

(会長)
なんと!
蓼食う虫も好き好き、・・・いや、失礼、彼女
か、彼女だったら、やむを得ないな。
いや、渡りに船だ。

(社長)
どういうことですか?

(会長)
彼女の部下が順調に育っているから、そろそろ
交替させようと思っていたんだよ。

(社長)
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