2011年12月29日

寝正月(ねしょうがつ)、物見遊山(ものみゆさん)、部類(ぶるい)、メッカ、爽快感(そうかいかん)、勉強不足(べんきょうぶそく)、往生(おうじょう)する、ごっそり、

(友人甲)お正月は、どうするの?
(友人乙)寝正月。
     君は?
(友人甲)台湾に行くんだよ。
(友人乙)何しに?
     物見遊山?
(友人甲)まあ、その部類だけど・・・。
     実は、パラグライダーをやり
     に行くんだよ。
(友人乙)どちらに?
(友人甲)台湾南部の屏東ってとこ。
     そこは、パラグライダーの
     メッカなんだよ。
(友人乙)パラグライダーって、危険が
     伴うよね?
     よく、事故が起きてるよね。
(友人甲)そう。
     確かに、危険が伴う分、爽快感
     も大きいんだよ。
     屏東では、40キロも飛べるん
     だぜ。
(友人乙)「ツエッペリン伯爵」の気分が味
     わえるね。
(友人甲)誰、それ?
(友人乙)知らないの。
     飛行船を飛ばした人。
(友人甲)勉強不足で、ゴメン。
(友人乙)ところで、どうやって、
     目的地まで行くの?
(友人甲)もちろん、パラグライダーさ。
(友人乙)エッー??!!!
(友人甲)嘘だよ。
     まず、台北に飛び、それから
     新幹線に乗るんだ。
     荷物が多いんで、新幹線に乗る
     時、往生するんだよ。
     だから、今、一生懸命、中国語
     を習っているんだ。
     “我有很多心裡,‧‧‧行李,
所以能不能給我放行李方便
‧‧‧‧?”
(友人乙)いいなあ。
     “陽春麵”が食べれるよな。
(友人甲)何、それ?
(友人乙)食は台湾にあり、だぜ。
     料理の名前も覚えた方がいいよ。
(友人甲)インスタントラーメンをごっそり
     持って行くんだよ。
(友人乙)アホか!
     それじゃあ、高級レストランに
     おにぎりを持って行くようなもの
     だぜ。
 
     
     

2011年12月26日

仕事(しごと)の手(て)を抜(ぬ)く、皮肉(ひにく)、圧巻(あっかん)、赤壁(せきへき)の戦(たたか)い、荊州(けいしゅう)争奪(そうだつ)、諸葛孔明(しょかつこうめい)、赤子(あかご)の手(て)をひねる、人情家(にんじょうか)、腹黒(はらぐろ)い

(上司)君、時間があったら、「三国志」を
    見てみるといいよ。    
(部下)DVDですか?
(上司)そうだよ。
(部下)上司が、仕事の手を抜いても構わない
    って言っていただけるなら、多少の
    時間ができるのですが、そうでなけれ
    ば・・・。
(上司)思いっきりの皮肉だね。
(部下)いえ、いえ、これでも、かなり押さえ
    ています。
(上司)忙しかったら、全巻見なくていいよ。
(部下)圧巻さえ見ればいいんですよね?
(上司)そうだよ。
(部下)で、どこが圧巻なんですか?
(上司)そうだな、ここだな。
(部下)やはり、赤壁の戦いでしょうか?
(上司)違うな。
    断然、「荊州争奪」だよ。
(部下)「諸葛孔明」、出て来ますか?
(上司)あたぼーだよ。
(部下)?
(上司)中国には、すごい人がいるね。
    日本の歴史には、こんなにすごい
    人はいないね。
(部下)そうでしょうか?
    
    平清盛、織田信長、徳川家康、・・・。
(上司)彼にとっては、赤子の手をひねるよう
    なものさ。
(部下)そんなに、すごいのですか?
    さぞかし、人の心が読める人情家だっ
    たんでしょうね、うちの上司のように?
(上司)とんでもハップン!
    この上なく、ずるく、腹黒かったんだよ。
    日本は、まだこれほどの人物を生み出し
    てはいないね。
 

2011年12月18日

体調(たいちょう)がすぐれない、病(やまい)に伏(ふ)せる、学(がく)がある、前者(ぜんしゃ)、別物(べつもの)、極上品(ごくじょうひん)、病身(びょうしん)、根底(こんてい)から覆(くつがえ)す、拙著(せっちょ)、お墨(すみ)付(つ)き、参(まい)った

(寿司屋)お久しぶりですね。
(客  )そうなんです、体調がすぐれなかっ
     たものですから・・・。
(寿司屋)それは、それは。
     私も時々病に伏せるんですが、病気
     にかかると、決まって二人の人を思
     い浮かべますね。
(客  )野口英世ですか?
     パスツールですか?
(寿司屋)いえいえ、物理学者ホーキンスと
     哲学者ニーチェです。
(客  )おやじさん、学がありますね。
     さすがは、神学部卒ですね。
(寿司屋)違いますよ。
     仏教学部ですよ。
(客  )で、なぜ、この二人なんですか?
(寿司屋)まず、前者は、頭脳の健康と身体
     の健康は別物だということが分か
     るということです。
(客  )なるほど。
     で、ニーナは?
     じゃない、ニーチェは?
(寿司屋)まあ、こちらは、若干複雑です。
     その前に、これ、極上品です、食べて
     見てくださいよ。
     今朝、稚内から届いたばかりです。
(客  )それで、哲学者の件ですが・・・?
(寿司屋)ニーチェは、自分はムチャクチャの病身
     であったために、病気ということ、
     すなわち、健康ということについて、
     思索を重ね、ついに、独自の見解を得た
     んですよ。
     それが、数千年のヨーロッパの思想体系
     を根底から覆すことになったんですよ。
(客  )どういうことですか?
(寿司屋)なんと、ニーチェは、自分が最も健康な
     人間だということに気が付いたんですよ
     ね。
(客  )??????
(寿司屋)まあ、その前に、このイクラ、召し上が
     ってみてくださいよ。
     どこにもあるってものじゃないですよ。
(客  )おやじさんの話に引き込まれて、
     ついつい、いくらでも食べてしまいます
     ね。
     で、話の続きですが・・・?
(寿司屋)話せば長くなりますので、続きは、拙著
     を読んでみていただけませんか?
     本屋では売っていませんよ。
(客  )いくらですか?
(寿司屋)イクラ、お代わりですね?
(客  )ややこしいな。
     イクラは、いくらですか?
     本は、いくらですか?
(寿司屋)イクラは、1万円。
     本は、3万円です。
(客  )エッ、そんなに・・・。
(寿司屋)イクラは、農水省のお墨付き。
     本は、竹田青嗣先生のお墨付き。
(客  )参ったな。
     今夜は、締めて、8万円か。
     おやじさん、胃薬、頂戴よ!!!
 
     
     

2011年12月14日

一任(いちにん)する、ほうかむりする、知(し)らぬ存(ぞん)ぜぬ、一蓮托生(いちれんたくしょう)、飛(と)ばし、口(くち)が裂(さ)けても、専門用語(せんもんようご)、

(社長)では、この件は、君に一任したよ。
    私は、ほうかむりしているからな。    
(専務)社長、そうおっしゃられても、
    今、「この件」とおっしゃれました
    よね。
    それで、「知らず存ぜぬ」で、
    押し通せますでしょうか?
(社長)問題ないよ。
    君さえ黙っていてくれれば。
(専務)もちろん、一蓮托生の身ですから、
    地獄に落ちても、口が裂けても、
    「この件」が「飛ばし」の件だった
    なんて言いませんよ。
(社長)君、何か勘違いしていないか?
    私が言ったのは、「たこ揚げ」の件
    だよ。
(専務)エッ、今は、そういう専門用語に
    変わったんですか?
(社長)何を言ってるのかね?
    「たこを飛ばすのに、どのくらい金が
     かかるかを試算する」という件を
    話し合っただけだろう?
(専務)社長、ご心配なく。
    録音などしていませんから。
(社長)君、「君のおしるこは甘いよ。
    富士山登頂ってこともあるだろう」
(専務)「甘い」?「とうちょう」?
    ヤバい!!!
    
        

2011年12月7日

世(よ)に名(な)が知(し)られる、よしんば、枚挙(まいきょ)にいとまがない、浅学菲才(せんがくひさい)、わたくしめ、釈尊(しゃくそん)、よくぞ言ってくれた、身内(みうち)、乳繰り合う

(弟子)先生は、世に名が知られなくても
    構わないとおっしゃられますが、
    本当に、そうでしょうか?
(先生)そうだよ。
    「この人を見よ!」、ニーチェ
    大先生を見習うべきだ。
(弟子)でも、ニーチェ先生も、本当は、
    世に知られたいと思っていたので
    はないでしょうか?
(先生)その通り。
    私も同じだよ。
    だが、よしんば、結果として、世に
    埋もれたとしても、天を恨まないと
    いうことさ。
    そういう例は、枚挙にいとまがない
    よ。
    そうだ、試験だ。
    例を挙げて見たまえ。
(弟子)えーと、えーと。
(先生)そんな人物は、知らんな。
(弟子)すみません、浅学菲才のわたくしめには、
    無理です。
(先生)釈尊、孔子、・・・、宮沢賢治。
(弟子)なるほど。
    でも、一人欠けていません?
(先生)誰かな?
(弟子)わが師です。
(先生)よくぞ言ってくれた、と言いた
    いところだが、身内で乳繰り合
    っていたって仕方ないぞ。
    時間があったら、外で、ティッシュ
    でも配って来なさい。