2013年1月23日

黙祷(もくとう)、周知(しゅうち)の如(ごと)く、痛恨(つうこん)の極(きわ)み、リスクが伴(ともな)う、重々(じゅうじゅう)承知(しょうち)していた、過酷(かこく)だ、想定外(そうていがい)、認識(にんしき)が甘(あま)い、多々(たた)、頂戴(ちょうだい)する、言(い)い訳(わけ)がましく聞(き)こえる、深刻(しんこく)な事態(じたい)、推察(すいさつ)する、云々(うんぬん)する、企業戦士(きぎょうせんし)、申(もう)し訳(わけ)が立(た)たない、撲滅(ぼくめつ)、考(かんが)えも及(およ)ばない、さはさりながら、有識者(ゆうしきしゃ)、可及的(かきゅうてき)速(すみ)やか、目(ま)の当(あ)たりにする、営々(えいえい)と、一丸(いちがん)となって、手(て)を携(たずさ)え合(あ)う、

社長:

黙祷。・・・・・・・・・・・

皆様、周知の如く、我が社にとって、
痛恨の極みの事態が、アフリカの地で
起きてしまいました。
海外のプラント現場での仕事にリスク
が伴うことは、重々承知していたつもり
でありますが、まさか、このような、
過酷なものになろうとは、まさに想定外
でありました。
経営者としてリスクに対する認識が甘
過ぎるとのご指摘を既に多々頂戴して
おりますが、言い訳がましく聞こえるか
も知れませんが、軍隊によって守って
もらえるとの保証を現地政府よりもら
っておりましたので、今回のような深刻
な事態までは、想定しておりませんでし
た。
欧米各国の諸企業とて同じ状況にあっ
たものと推察いたします。

しかし、他社の事を云々する前に、
一企業として、今後の対策をどうする
かを真剣に考えなければなりません。
そうでなければ、尊き命をささげられた
企業戦士諸君に申し訳が立ちません。
今度の事件の根本原因は、イスラムテ
組織にありますが、一企業としては、
この組織の撲滅を図るなどということは
到底考えも及びません。それは、国連
や政府の仕事というべきでしょう。
我々企業人としてやれることには、自ず
と限界があるということになります。
さはさりながら、やはり、一企業として、
何か対策を打たねばならないのです。
そこで、まず、我々でもやれることとして、
社内に、「海外危機対策室」の下に、新
たに分室を設けます。
分室の名称は、まだ決めておりませんが、
その目的は、テロ対策に絞って、企画、
立案、実行するものであります。
対策室の室長は、現在、私が務めており
ますが、分室の室長には、社外の有識者
をお招きするつもりでおります。
また、いつ、どこでまた同様なテロが発生
するか分かりませんので、可及的速やか
に実行に移す所存です。

仲間達の死を目の当たりにし、皆様の
誰もが、悔しさと怒りと無念さで胸が張り
裂けそうになっているに違いありません。
私もそうです。
経営者としての力の限界に、空しささえ
覚えております。
しかし、皆様、企業には、前進あるのみ
です。先輩達が営々と築き上げてくれ
たこの企業を更に発展させる為に、全
社員が一丸となって、この大きな試練を
乗り越えて行かなければなりません。
皆さん、仲間の尊い犠牲を無駄にしない
ためにも、全員がより一層気を引き締め
て、手を携え合って、この大きな悲しみ
を乗り越えて、前に向かって進まなくて
はなりません。
皆さん、頑張りましょう!


以上です。















 

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