社長:
ダメだ!
絶対ダメだ!
寝ぼけたことを抜かすな!
専務:
ですが、社長、このままですと、社員は、
飢え死にしますよ。
社長:
いや、何が起ころうとも、あの銀行に頼
るのだけは、ダメだ。
あいつら、うちが困って困って泣き付い
た時に、うちを乗っ取ろうとしたんだぞ。
あの事件以来、わしは、決めたんだ、
絶対、彼らのお世話にはならないと。
専務:
社長、ですが、あそこからの200億の
支援がないと、本当に、倒産しかねない
ですよ。
社長:
この会社は、わしが、ミシン一台から
裸一貫で作り上げたんだ。
それが、元に戻ってもいいさ。
専務:
社長、それは、余りにも、身勝手では、
ございませんか?
社員は、どうなってもよろしいのですか?
社長一人の面子のために、社員が路頭に
迷うことになっても良いとおっしゃるのです
か?
社長:
いくらでも、他に銀行はあるだろうが。
専務:
社長、我が社は、今や上場会社なんでござ
いますよ。
あちこちの銀行と付き合っておかなければ、
いざという時、誰も助けてくれませんよ。
国だってそうでしょう。
中国や日本のような貿易大国になったら、
「我が国は、〇〇強国をめざし・・・」などと
自分の事ばかり考えていては、いけない
んですよ。
世界中の国と仲良くしておかないと、いざ
という時、誰も味方はしてくれませんよ。
社長:
わしが一番嫌いなものは、「八方美人」
と「納豆」じゃ!
専務:
一番好きなものは、「面子」ですよね。
社長、私はどうなっても構いません。
会社を去るに当たり、一言、ご忠告申し
上げさせていただきますが、この会社の
独裁体制は、もう期限切れですよ。
社長:
何、君もか、ブルータス!
やめちゃうの?
で、どの位期限オーバーしている?
専務:
そうですね。
10年は、とっくに過ぎていますよ。
社長:
あっ、そう?
専務、だったら、君、早く言ってくれよ。
10年も過ぎているんだったら、捨てなきゃ。
専務:
待ってました、そのお一言!
社長、こちらが、社長退任後の処遇ですが、
いかがでしょうか・・・?
社長:
どうでもいいよ。
こうなったら、毎日、ゴルフ三昧で行くか。
それとも、海外に移住しようかな?
ダメだ!
絶対ダメだ!
寝ぼけたことを抜かすな!
専務:
ですが、社長、このままですと、社員は、
飢え死にしますよ。
社長:
いや、何が起ころうとも、あの銀行に頼
るのだけは、ダメだ。
あいつら、うちが困って困って泣き付い
た時に、うちを乗っ取ろうとしたんだぞ。
あの事件以来、わしは、決めたんだ、
絶対、彼らのお世話にはならないと。
専務:
社長、ですが、あそこからの200億の
支援がないと、本当に、倒産しかねない
ですよ。
社長:
この会社は、わしが、ミシン一台から
裸一貫で作り上げたんだ。
それが、元に戻ってもいいさ。
専務:
社長、それは、余りにも、身勝手では、
ございませんか?
社員は、どうなってもよろしいのですか?
社長一人の面子のために、社員が路頭に
迷うことになっても良いとおっしゃるのです
か?
社長:
いくらでも、他に銀行はあるだろうが。
専務:
社長、我が社は、今や上場会社なんでござ
いますよ。
あちこちの銀行と付き合っておかなければ、
いざという時、誰も助けてくれませんよ。
国だってそうでしょう。
中国や日本のような貿易大国になったら、
「我が国は、〇〇強国をめざし・・・」などと
自分の事ばかり考えていては、いけない
んですよ。
世界中の国と仲良くしておかないと、いざ
という時、誰も味方はしてくれませんよ。
社長:
わしが一番嫌いなものは、「八方美人」
と「納豆」じゃ!
専務:
一番好きなものは、「面子」ですよね。
社長、私はどうなっても構いません。
会社を去るに当たり、一言、ご忠告申し
上げさせていただきますが、この会社の
独裁体制は、もう期限切れですよ。
社長:
何、君もか、ブルータス!
やめちゃうの?
で、どの位期限オーバーしている?
専務:
そうですね。
10年は、とっくに過ぎていますよ。
社長:
あっ、そう?
専務、だったら、君、早く言ってくれよ。
10年も過ぎているんだったら、捨てなきゃ。
専務:
待ってました、そのお一言!
社長、こちらが、社長退任後の処遇ですが、
いかがでしょうか・・・?
社長:
どうでもいいよ。
こうなったら、毎日、ゴルフ三昧で行くか。
それとも、海外に移住しようかな?