2009年12月31日

キーワード、頑迷固陋(がんめいころう)、貧乏暇なし(びんぼうひまなし)、数字に追い立てられて(すうじにおいたてられて)、油を売る(あぶらをうる)、関の山(せきのやま)、察しの悪い(さっしのわるい)

小林:
実は、「バナナ」「ハイヒール」は、嘘なんだ。
純情な君をからかっただけさ。

田中:
では、本当のキーワードは?

小林:
「切れ込み」と「タスキ掛け」さ。

田中:
??????

小林:
ちょっと想像力を働かせれば、分かりそうな
ものだがな。

田中:
先輩、私のこの頭、叩いてみれば分かりますよ。

小林:
頑迷固陋」の音がする、だな。
頭のマッサージでも受けて来たら、どうかね?

田中:
貧乏暇なし、どこにそんな時間があるものです
か。
毎日、数字に追い立てられて油売っている
暇なんぞ、これぽっちもありませんよ。
こうして、廊下で、先輩と雑談するのが関の山
ですよ。
で、どこまで話しましたっけ?

小林:
キーワードは、「スーツの切れ込み」と「タスキ掛け
の縫い糸」さ。

田中:
あー、それなら、いくら察しの悪い私でも分かりますよ。

2009年12月29日

社用族(しゃようぞく)、名に恥じず(なにはじず)、ツケ、赤の他人(あかのたにん)、摩訶不思議(まかふしぎ)、愚弄する(ぐろうする)、限度ってものがある(げんどってものがある)、罰金もの(ばっきんもの)

田中:
先輩、「立ちくらみ」でもなかったとすると、
もしかしたら、「借金取り」だったのでは?

小林:
社用族名に恥じず、確かに俺がツケ
飲み食いすることは多いが、朝のラッシュア
ワーまで追っかけられることはないよ。

田中:
では、「初恋の人」だったかも?

小林:
いや、赤の他人だったよ。

田中:
摩訶不思議ですね。

小林:
ヒントをやろう。
「バナナの皮」、「ハイヒール」。

田中:
先輩、人をバカにしてません?
人を愚弄するにも限度ってものが
ありますよ。
バナナの皮で、すってんころりんしそう
になって先輩にしがみついて来たって
言うんですか?
そんなの、小学生でも、考え付きそうな
話ですがな。
罰金ものですよ。
「ひまつぶし」おごってくださいよ!

小林:
「ひまつぶし」?
「ひつまぶし」なら、おごってやるよ。
但し、この話を最後まで聞いて、「な~んだ、
暇つぶしにもなりませんでしたよ」となった
場合だけどな。

2009年12月26日

忌引き(きびき)、図星だ(ずぼしだ)、真っ赤な嘘(まっかなうそ)、世紀末(せいきまつ)、白昼(はくちゅう)、公衆の面前で(こうしゅうのめんぜんで)、言わぬが花(いわぬがはな)

田中:
先輩、昨日は、どうされていたんですか?
忌引きをされたそうですが?

小林:
あー、じつは、「シリ・・」。

田中:
やっぱり、「尻フェチ」だったんですか、その
女性は?

小林:
何?

田中:
おとといの話の続きですよ。
早く聞かせて下さいよ。

小林:
俺のお尻の形が余りに魅力的なので、
お尻に抱きついて来た、と言いたいんだ
ろう?
図星だよ。

田中:
確かに、先輩の臀部、かなり人を引き付ける
ものがありますよね。

小林:
バカ!
真っ赤な嘘だよ。
いくら世紀末の日本とは言え、白昼公衆の
面前で、妙齢の女性がそんなハレンチなこと
をするわけないだろう。
それに、時代は、日本がまだ高度成長時代
の最中だったんだぜ。

田中:
じゃー、何だったんですか?
あッ、分かった。彼女、突然、立ちくらみがして
先輩により掛かって来た?

小林:
へへへ、こりゃー、言わぬが花かな?

2009年12月24日

朝っぱらから(あさっぱらから)、愚問(ぐもん)、嘘も方便(うそもほうべん)、たたいてもホコリモ出ない(たたいてもほこりもでない)、手短に話す(てみじかにはなす)、殺生な(せっしょうな)

田中:
先輩、先輩には、今の奥様以外に、忘れ難い
女性はいますか?

小林:
朝ぱっらから、低血圧の俺に、何でまた、そん
愚問を?

田中:
いえ、今朝の通勤電車の中で見た吊革広告に
「忘れ難い異性特集」という記事がありましたの
で・・・。

小林:
だったら、人に聞く前に、まず自分の事を話せ
よ。

田中:
はい、一人います。母親です。

小林:
なんだ、つまらん。嘘も方便、嘘でもいいから、
人が耳を傾けたくなるような話をしろよ。

田中:
すみません、これだけの者ですので、たたいても
ホコリも出ませんので・・・。
ですから、ご経験豊富な先輩のお話を、是非。

小林:
そうか、では、一人だけ、手短に話してやろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
時は、1970年代後半、場所は、JR総武線
下総中山駅ホーム。朝の8時頃。
俺が、前の日に買ったばかりのスーツを着て、
颯爽とホームを歩いていたら、突然、後ろから
肩を叩かれたかと思ったら、何と、妙齢の女性
が、俺のお尻のあたりにかがんだんだよ。
びっくり仰天、女性が男性のお尻に顔をくっつけ
て来たんだからな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

田中:
何で・・・?
変態?痴女?

小林:
この続きは、明日にしよう。
俺は、忙しいんだ。

田中:
そんな、殺生な!

2009年12月22日

渦中のあの人(かちゅうのあのひと)、高名だ(こうめいだ)、山高ければ谷深し(やまたかければたにふかし)、名声(めいせい)、地に落ちる(ちにおちる)、不用意に(ふよういに)、下ネタ(しもねた)・スキャンダル、敵に回す(てきにまわす)、平気の平左(へいきのへいざ)、バレバレだ

田中:
先輩、渦中のあの人は、今、どこで何を考え
ているんでしょうかね?

小林:
あの人って?
あー、かの高名なプロゴルファーかね。

田中:
いやー、ご高名だっただけに、山高ければ
谷深しで、かつての名声も、今やまさに、
に落ちてしまいましたね。

小林:
そうかな、人間的で、憎めない気がするがね。
携帯メールを不用意にバンバン打っているあ
たり、子供ぽっくて、可愛さすら感じるがな。

田中:
先輩、この種の下ネタ・スキャンダルに関し
ては、発言には気をつけられた方がよろしい
のではないでしょうか?
全女性を敵に回すこともありますから。

小林:
なーに、そんなの平気の平左さ。
「かあちゃん」さえ敵に回さなければ、怖くない
よ。

田中:
そう言えば、先ほど、奥様から電話で、「先週
の土曜日は、どちらののゴルフ場に行かれた
のですか?」と聞かれたのですが・・・。

小林:
お前、何て答えた?

田中:
ご安心ください。
かねての打ちあわせ通り、「スカイツリー」と答え
ておきましたよ。

小林:
アイヤー!ヤバイ!
そこは、まだオープンしてないじゃないか。
ウソが、バレバレだ

2009年12月16日

ごり押し(ごりおし)、問題山積(もんだいさんせき)、優柔不断(ゆうじゅうふだん)、各論(かくろん)、大局(たいきょく)、最優先課題(さいゆうせんかだい)、意味深(いみしん)

田中:
先輩、最近の日本の政治を見ていて、
はがゆく感じません?

小林:
どういうこと?

田中:
対米では、「普天間基地」の問題、
対中では、「天皇陛下の会見」の問題、
つまり、中国のごり押しにどう対処するか
ですが。
問題山積ですよね。
それに対して、なかなか、すぱっとした
決断をしない。
新政権、優柔不断ですよね。

小林:
そうかな?
日本の置かれた立場からすれば、当り
前の気がするがな。
右手に中国、左手にアメリカ、これが、
日本の置かれた立場だろうが。
各論にばかり目を奪われていてはダメ
だぜ。
大局を見なきゃ。
今後とも、G2と称する大国のごり押し
どう対処して行くかが常に我が国の最優先
課題になるだろうな。

田中:
なるほど。

小林:
個人的には、対米追随一辺倒から、そろそろ、
脱却しても良いのではないかと思うがね。
スポーツジムで流れる音楽が、英語系の音楽
ばかりなどというのは、いい加減やめてほしいな。

田中:
先輩、なんだか、話題が飛躍していませんか?

小林:
いやいや。
大いに関係ありだよ。
精神的に自立できていないってことだよ。

田中:
なるほど。
意味深ですね。

2009年12月10日

野暮用(やぼよう)、税調(ぜいちょう)、見解の相違(けんかいのそうい)、必要経費(ひつようけいひ)、善は急げ(ぜんはいそげ)、万事休す(ばんじきゅうす)、顔を立てる(かおをたてる)

小林:
おい、田中、俺が頼んだ仕事終わったか?

田中:
あー、あの、変な仕事ですか。
すみません、まだですが・・・。
ついつい、野暮用が多くて・・・。

小林:
バカ野郎!
税調は、明日から始まるんだぞ。
今日の3時までに絶対終わらせろよ。

田中:
税調って、そんなに怖いんですか?

小林:
怖いだと?
俺に怖いものなんかあるかよ。
いや、あるな、カミさん。

田中:
何もやましいことがなければ、堂々として
いればいいじゃないですか?

小林:
お前、幼稚園児のようなこと言うな。
この世には、見解の相違というものがある
んだぞ。
税務署が、必要経費として認めてくれなきゃ、
会社に迷惑をかけるんだぞ。

田中:
迷惑ですか?
で、何で、前に破った書類の破りカスなんか
をまた、徹底的に見つけ出すんですか?

小林:
3歳児のようなことを聞くな。
時間の無駄だ。
善は急げだ、すぐやろう。
俺も一緒にやる。

田中:
エッ、今からですか?

小林:
つべこべ言うな。
忙しいんだ。
夜のカミさんの踊りの発表会に遅れたら、
万事休すなんだ。

田中:
先輩、ひどいな。
私の方だって、怒ると般若より怖い彼女と
のデートがあるんですよ。

小林:
すまん。
今日のところは、俺の顔を立ててくれ。

2009年12月8日

アジェンダ、マター、スケジュール、タイト、コンテンツ、コア・コンピテンス、作文(さくぶん)、コンプライアンス、プライオリティー、貧乏くじを引く(びんぼうくじをひく)、フィードバック、リスケ、B2B、リスク

小林:
田中君、アジェンダは、君マターだったよな?

田中:
はい。

小林:
進んでるかね?

田中:
なにしろ、スケジュールタイトなものですから、
それに、私は、アジェンダ以外にも、コンテンツ
も担当しているんですよ。
我が社のコア・コンピテンスの部分ですが、この
部分は全くの作文になりますので、時間がかかる
んですよ。

小林:
コンプライアンスの部分は、誰が担当しているかね?

田中:
鈴木マターです。
あちらは、プライオリティーの問題に過ぎませんので、
簡単ですよ。
貧乏くじを引きましたよ、私は。

小林:
何はともあれ、大事な会議なので、進捗状況を、午後
3時に、私にフィードバックしてくれ。

田中:
エッー!
参ったな。
またリスケだ。

小林:
何か言った?

田中:
いえ・・・・、そういえば、B2Bリスク問題というのも
あったな。
マターだったかな?

2009年12月2日

デフレスパイラル、がけっぷち、転身(てんしん)、金は天下の回りもの(かねはてんかのまわりもの)、無い知恵を絞る(ないちえをしぼる)

小林:
君、このデフレスパイラルがけっぷち
日本経済を立て直すには、どうしたら良い
と思う。

田中:
あれ、先輩、今度は、お役人に転身ですか?

小林:
違うよ。
一日本人ビジネスマンとして、君の意見を聞い
たまでだよ。

田中:
そうですね、即効薬は、ないでしょうね。
強いて言えば、伸び盛りの中国やインドの人
達に快くお金を使ってもらうってことでしょうか?
金は天下の回りものですから、そうすれば、
お金がぐるぐる世界を駆け回ることになるでしょ
うから。
それと、タイガー・ウッズさんにも、お金の使い
方を改めていただきましょうよ。
数十億円の自家用機や豪華船ではなく、もっと、
アジア製品を買ってもらいましょうよ。

小林:
例えば?

田中:
例えば、「和服」とか、「上海蟹」とか、「彼女との密会
はニューデリーで」、とか?

小林:
なんだ、その程度の事しか思いつかないのかね?
それじゃー、彼の金は、金庫に眠ることになるだけ
だよ。

田中:
無い知恵を絞ってみたつもりですが、やはり、私の
思考力もデフレスパイラルがけっぷちでしょうか
ね?

2009年11月27日

うってつけ、気が利く(きがきく)、気が利かない(きがきかない)、歯に衣着せず(はにきぬきせず)、ざっくばらんに言うと(ざっくばらんにいうと)、アラフォー、冗談は休み休み言う(じょうだんはやすみやすみいう)

小林:
君にうってつけの人がいるんだが、
紹介しようか?

田中:
どういう風に、うってつけなんですか?

小林:
とにかく、気が利くんだ。

田中:
それは、私が、気が利かないとおしゃって
おられるようなものですね。

小林:
それは考え過ぎだよ。
気が利かない人よりは、気が利く人の方が、
一生の伴侶としては、いいだろう?
それだけだよ。

田中:
いつも、皆から、「お前は、気が利かない」って
言われているものですから、ついつい・・・。
分かりました。
で、おいくつですか、その人は?

小林:
人生経験も豊富なんだよ、その人は。

田中:
歯に衣着せず、おしゃってくださいよ。

小林:
じゃー、ざっくばらんに言うとアラフォー
の少し手前。

田中:
冗談は休み休み言ってくださいよ!
私の母と同年代じゃないですか!

2009年11月18日

鞍替えする(くらがえする)、鳴かず飛ばず(なかずとばず)、石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)、休みを返上する(やすみをへんじょうする)

田中:
先輩、実は、最近悩んでいるんですよ。

小林:
えっ、どうしたの?

田中:
実は、鞍替えしようと思っているんですよ。

小林:
会社を変わろうって言うのかい?

田中:
そうです。
この会社にいても、鳴かず飛ばずですから。

小林:
石の上にも三年」って言うだろう。
辛抱しなさいよ。
映画「2012」のビジュアルエフェクトチームを
率いている日本人CGクリエーター、坂口亮さん
だって、3年間休みを返上して不得意な数学や
物理を勉強したらしいよ。

田中:
先輩、3年もしたら、2012年が来てしまうじゃな
いですか。
そうなったら、この世は終わりですよ。

小林:
?????????

2009年6月10日

一生懸命;なんとなれば;あげつらう;日が暮れてしまう;国家の大事;問題山積;自分を棚に上げる

王:
「カズ」さん、こんにちは。

一:
おー、王君、久しぶり。
「謎」の多い王君、元気?

王:
「なぞなぞ?」

一:
ところで、王君、君は、「謎」という字の「しんにゅう」は
「一点」、「二点」、どちらで書く?

王:
書いてみますね。

一:
あー、「点一つ」だね。
僕と一緒だ。

王:
何か、それが問題ですか?
日本の国会あたりで、論議しているんですか?
日本は余裕のある国だから、いいですよね、どうでもよいことを
一生懸命議論できる余裕があって。

一:
そうだ、「一生懸命」は、「一所懸命」と書くべきなんだよ。
なんとなれば、元をたどれば、・・・。

王:
いちいちそんなことをあげつらっていては、日が暮れてしまい
ますよ。

一:
そうかな?
国家の大事だと思うがな。

王:
景気対策、失業対策、少子化対策、環境保護対策、食品安全対策、
対米対策、対中対策、消費税対策、食糧自給対策・・・晩婚化対策、
事実婚増加対策・・・・等等問題山積ですよね。

一:
「事実婚」?
それが問題?
それは、僕にとっては確かに問題だけど、国にとっての問題かな?

王:
で、先の「一点・二点問題」ですが、この際、「0点」にしてしまったら
いかがですか?
「しんにゅう」には、すべて「点」をつけないってことに。

一:
君、人の国のことだと思って、いい加減なことを言うなよ。
君の国の「あるく」という「漢字」を、日本の「歩」にできるかい?

王:
とんでもないですよ。
なぜ、「あるく」という字の下の部分は、「少」ではないかと言います
と、元々・・・・・。

一:
だろう?
自分を棚に上げちゃいかんぜよ。

2009年6月9日

殺生な;にっちもさっちも行かない;FOB;EX-WORKS;横持ち費用;苦肉の策;オール・オア・ナッシング;知恵を絞る

一:
「イチバンマカセ」さん、そりゃ、殺生な

一番合戦:
「ハジメ」さん、本当なんですよ。
あと、5パー引いていただかないと、こちらも
にっちもさっちも行かないんですよ。
お願いしますよ。

一:
じゃーせめてFOBじゃなくて、EX-WORKS
に変更してもらえませんか?

一番合戦:
いやー、そりゃ無理ですよ。
横持ち費用は、ばかにならないですからね。
下手したら、実質値上げになっちゃいますよ。

一:
中小企業をいじめて、そんなに楽しいですか?

一番合戦:
何をおっしゃる、お猿さんじゃない、「ハジメ」さん。
苦肉の策ですよ。
オール・オア・ナッシングですよ、どうします?
円があと3円戻せば、こんなことを申し上げなく
て済むんですがね・・・。

一:
じゃー、こうしませんか?
今から「親子丼」でも食べながら、一緒に知恵を
絞りましょうよ。

一番合戦:
「親子丼」?
「カツ丼」位はご馳走してよ。

一:
いいですよ。
でも、カツは、この位のが、二切れですよ。

一番合戦:
ケチ!!!

2009年6月5日

ご多用のところ;恐縮に存じます;ぶっちゃけた話;プロ根性;端的に言いますと;労働分配率

趙:
失礼します。
趙深深と申します。

一:
やー、お待ちしておりましたよ。
「イチ」と言います。

趙:
本日は、ご多用のところ、私のために
お時間を割いていただきまして、大変
恐縮に存じます
どうかよろしくお願い申し上げます。

一:
早速ですが、趙さんは、なぜこの仕事に興味
をお持ちなのですか?

趙:
はい、私はもともとデザインにとても興味があ
りまして、できれば将来アパレル関係の仕事
をしたいと考えて来ました。
それで、日本を代表するアパレル企業である
この会社で仕事ができればと考え、応募いた
しました。

一:
そうですか。
趙さん、ぶっちゃけた話、かなり競争率が高い
んですよ。

趙:
どの位なのでしょうか?
10倍くらいですか?

一:
その10倍くらいです。

趙:
エッ、本当ですか?
どうしましょう?

一:
冗談ですよ。
でも、人気があることは間違いないです。
で、我が社が求めている人材は、何よりもまず
プロ根性を持った人」です。

趙:
と、言われますと?
もっと具体的におっしゃっていただけないでしょう
か?

一:
端的に言いますと、「少なくとも年収3000万円は
欲しい」という人です。

趙:
エッ、そんなにいただけるんですか?

一:
いいですか、「いただけるんじゃなくて」、「稼ぎ出す」
んですよ。
会社に「1億円儲けさせて」、自分は、「3000万円
もらう」という気概を持った人です。
どうですか、自信は、ありますか?

趙:
それでは、労働分配率がちょっと低すぎると思います。
もし、・・・・・・・・・・・・・・。

2009年5月28日

どしゃ降り;閑古鳥が鳴く;異論あり;学がある;含蓄がある

スナックのママ:
あーら、いらっしゃい。
珍しいわね。
大雨でも降るんじゃないかしら。

一:
もう、降ってるよ。
ザーザー降りだよ。
会社も同じさ、どしゃ降りだよ。

スナックのママ:
やっぱりね。
うちなんか、台風と地震と噴火が一遍にやってきたような
有様よ。
閑古鳥が、かーかーと鳴いているわよ。
100年に一遍の大不況だから、仕方ないわよね。
でも、1000年間には、10回も、こんな状況があるってこと
かしら?

一:
異論ありだな。
歴史の本を紐解くと、「草の根を食んだ」とか、「人肉を
食べた」などの飢餓状態が日常化していたと書いてある
よ。
今の、我々の状況は、「ビフテキの厚さが少し減った」、
「熊の掌が食べられない」程度だろう。
それで、文句を言ってちゃ、ご先祖様に申し訳ないよ。

スナックのママ:
そうね。
「デカタ」ちゃん、学があるわね。
含蓄があることを、さらっと言うわね。
いい事聞かせてくれたので、南信州ビール、サー
ビスするわ。

2009年5月9日

準備万端;水際作戦;うがち過ぎ

課長:
君、まさか、予定通り、海外旅行に行くつもりじゃないよね?

課員:
エーッ、どうかしました?
もうすでに準備万端、外貨も交換済みです。

課長:
しかし、君が、20日間も出社できないとなると、困るな。

課員:
20日間?
1週間の予定ですが・・・?

課長:
帰国後、空港で10日間位は、隔離されることになる
だろうから、とりあえず20日間とみているんだけどね。

課員:
あー、新型インフルエンザですか。
課長、最近の動きを見てくださいよ。
事態は、急速に変化しているんですよ。

課長:
どういうことかな?

課員:
私が帰国するころには、水際作戦の限界が露呈し、
国内でも他の国並みの状況が起きているはずですから、
空港で止められる可能性は、ほとんどないと思いますよ。

課長:
そうかな?
それは、少しうがち過ぎと違うかな?

課員:
じゃー、どちらが当たるか、賭けをしましょうか?

課長:
まー、じゃー、とにかく、無事帰って来てくれ給え。

2009年4月28日

内向き志向;往生する;焦点を当てる

勢理客:
今話題になっている漢字検定だけど、日本人は、
大体において内向き志向だよな。
インドネシアやフィリピンから来日している介護福
祉士や看護師達が、日本の漢字が難しくて往生し
ているっていうのに、そちらの問題はほったらかし
にして、更にやたら難しい漢字を身につけようって
言うんだから。
良くつかわれる漢字をしっかり覚えて、国会や会社
で間違えないことの方がよっぽど大事だよな。
我々の苗字にしたって、こんなの間違えたってどう
ってことないよ。

三五月:
言われてみれば、そうだな。
もっと、外国人との交流を図る方向にものを考える
べきかも知れないな。
まー、外国語を覚えるのは大変エネルギーがいる
ことなので、どこの国民もそう熱心とは言えないがね。

勢理客:
そこなんだよ。
日本人全体に、「エネルギッシュさ」が欠けていると
思うよ。

三五月:
今の君の言葉、「エネルギッシュさ」って、日本語とし
て、通用するかな?

勢理客:
するだろう。
「便利さ」、「軽さ」、「分かりやすさ」と同じだろう?

三五月:
「ハンディーさ」、「シンプルさ」・・・、う~~ん、言うかな?

勢理客:
いずれにせよ、漢字より、こういった問題にもう少し焦点を
当てないといけないと、拙者は思うんじゃよ。

2009年4月23日

噂で持ちきり;トバッチリ;失念する;後悔先に立たず;おっぱじめる

留学生:
先生、今年のBJTビジネス日本語能力テスト、実施されます
でしょうか?

日本語教師:
えっ、どうしたの?

留学生:
だった、主催者が、いま噂で持ちきりの日本漢字検定協会
でしょう?
全然ニュースになっていませんが、もし、公益法人の資格が
剥奪されてしまうと、試験そのものが実施できなくなってしまう
でしょう?
せっかく今年は、730点を目指していたのに。
まったく、トバッチリですよね。

日本語教師:
そうだったね。
すっかり失念していたよ。

留学生:
ジェトロは、手放すべきじゃなかったんですよね。
後悔先に立たずってところですかね。

日本語教師:
よし、こうなったら、新しいビジネス日本語の資格試験
おっぱじめようじゃないか。

留学生:
名称は?

日本語教師:
そうだな、「儲けなしのビジネス日本語検定試験」

留学生:
?????????????

2009年4月5日

スッカラカン;会社負担;身銭を切る

社用族A:
ここの「竹」は、行けるよ。

社用族B:
じゃー、「竹」で行こうか?

社用族A:
だけど、今期の交際費はもうスッカラカンだから、
会社負担は無理だよ。

社用族B:
エーッ、そうなのか。
だったら、「ざるそば」にしようや。

社用族A:
うーーーん、身銭を切って食べる「ざるそば」は、
うまいもんだな。

2009年3月30日

婚活;灯台もと暗し;金に糸目はつけない

友人(男):
君、随分大人っぽくなったね。
さぞかし、もてるだろうなあ。

友人(女):
そうよ、何を隠そう、「婚活」もいよいよ終盤戦に
入って来たのよ。
どこかに、いい男いないかしら?

友人(男):
「灯台もと暗し」かも・・。

友人(女):
「東大」は、ダメよ。
つり合いが取れないから。
どんな経歴でも良いから、リッチな生活を送らせて
くれる人、いないかなあ?

友人(男):
参考までに、男の側の心理について教えてやろうか。
いいかい、多くの男は、「彼女と結婚したら、自分は
リッチになれるんじゃないかって思わせてくれる女性」
を求めているんだよ。
だから、その面の投資は、金に糸目をつけないで、
どしどしやった方がいいぜ。

友人(女):
話が見えないな。
その面って、どの面?
あー、分かった、「株式投資」だ。

友人(男):
あたり!!!
まずは、この会社の株、1000株から始めてみないか
い?

2009年3月27日

三人寄れば文殊の知恵

社員A:
今度の企画、なかなかいい知恵が浮かばないなあ。

社員B:
いつも同じものを食べて、いつも同じことを考えて
いてもダメさ。
発想を変えなきゃ。

社員A:
そうか、じゃー、「米食」を「パン食」に切り替えてみよ
うかな?
いや、冗談なんかいってるひまないよ。
どうしよう?

社員B:
「三人寄れば文殊の知恵」、オタワのキャサリンも
いれて三人でテレビ会議をやろうよ。

社員A:
いいけど、彼女も確か、「米食」派だったはずだけどな。

2009年3月25日

痛快の極み;神技(かみわざ)

漁師A:
きのうの試合、見た?

漁師B:
WBCの決勝だろう。
見たよ、見たよ。
痛快の極みってとこだな。

漁師A:
いろいろと素晴らしいプレーがあったけど、
あの内川のプレーは、まさに神技(かみわざ)だな。

漁師B:
わしらも、がんばろうや。
さー、いくよ。

漁師A:
よっしゃ!!

漁師B:
ナイス・キャッチ!!!

2009年3月22日

試行錯誤

店主:
どうも、最近客足が減って来たみたいだが・・・。

係長:
はい、景気低迷の影響で、ここのところ30%
程減っています。

店主:
全てを景気のせいにしちゃーダメだな。
うちは、味で勝負なんだから、味の研究をやるっ
きゃないよ。

係長:
現在、新しい味の研究中なんです。
試行錯誤でやってる最中なんです。

店主:
おいおい、結婚と同じで、試行錯誤などとのんびり
構えている訳にはいかないぞ。

係長:
それって、結婚歴5回のおやじの言うセリフかな?

2009年3月21日

月とスッポン;いい勝負

栗花落:
あなたって、チョコの味にうるさいのよね。
ねー、このチョコの味の違い分かる?

月見里:
もちろん。
月とスッポンよ。
絶対、こっちが渋くておいしいわよ。

栗花落:
あなたの、彼氏みたいね。
実は、私は、渋いのはダメなの。

月見里:
おかしいわね。
あなたの彼氏は、「クコ茶」といい勝負なのに。

サバを読む;色気ぷんぷん

調査会社社員A:
あの場所で、一日、300人も来客あるかな?

調査会社社員B:
もちろん、サバを読んでいる決まっているさ。
せいぜい、100人がいいところじゃないかな?

調査会社社員A:
だろうな。
ところで、彼女、色気ぷんぷんだったな。
あれで、未婚だって、ホントかな?

調査会社社員B:
それも、サバ読んでるよ、きっと。
どうみても、子供の2人や3人は、いそうだっ
たよ。

いただけない;モットー

学長:
卒業式も無事終わったけど、あのBGは、
いただけないな。
まるで、結婚式みたいだったな。

教務部長:
そうでしょうか?

学長:
そうだよ、もう少し、斬新なジャズ風のが
良かったな。

教務部長:
でも、それでは、我が校のモットーは、
「社会に型にはまった人間を送り出すこと」
ですので、校風に合わないのではないでしょ
うか?

学長:
そうだったかな?

やめさせていただきます

入社3年目の社員:
やめてやる、こんな会社!

入社30年目の社員:
お前、日本語を知らないな。
こういう時は、
やめさせていただきます
って言わなきゃいけないんだぞ。

まー、そう興奮せず、羊羹でも
食べて・・・・

入社3年目の社員:
「いただかせていただきます」

入社30年目の社員:
素晴らしい応用力!!!
やめさせるには、惜しい!!!

不謹慎

部下:
「保土ヶ谷」の航空写真って、ご覧になったこと
おありですか?
笑っちゃいますね。

上司:
おまえ、「保土ヶ谷」は、俺の、いや全人類の生まれ
たところだぞ。
不謹慎だぞ。

部下:
????????

2009年3月20日

あちらさん;駒を出す;油断禁物

業務本部長:
あちらさん、どういう手を打って来るだろうかね?

財務部長:
ちょっと、予測は、難しいですが、おそらくいつもの
通り、相手の出方を見ながら、駒を出してくるんじゃ
ないでしょうか。

業務本部長:
そうかな?
今度、ボーナスをもらって逃げ切ったアメリカ人を
ブレーンに雇ったっていうから、油断禁物だぜよ。

2009年3月19日

やっこさん;へこむ

社長:
久久智君だけど、大丈夫かね?

常務:
やはり、やっこさん、かなりへこんでますよ。
同期の行行林君の昇進が、こたえているようです。

社長:
そうか。
君、一度、食事にでも誘って、慰めておいてくれよ。

常務:
はい、かしこまりました。

2009年3月18日

敵さん;値下げ攻勢

部長:
敵さんも、こういう経済状況では、苦しいだろうから、
大幅な値下げ攻勢をかけて来るんじゃないだろうか?

課長:
望むところですよ。
品質的には、うちの方が、絶対上ですから。

部長:
そうかな?
心配だな。