2013年8月31日

人事を尽くし天命を待つ (じんじをつくしてんめいをまつ)

弟:
オリンピック、どこに決まるかな?

姉:
そうね。
どこの都市も、人事を尽くし天命を待つ
っていう心境じゃない?

弟:
今後は、5大陸、回り持ちにした上で、
「くじ引き」にしたらいいのにね。

姉:
それじゃあ、オリンピック委員の仕事が
なくなるじゃない。
それに、みんな頑張って環境整備を
しなくなるでしょうよ。
そうなると、事故続出よ、きっと。

弟:
どういう事故?

姉:
例えば、マラソン選手が給水出来なくて、
番狂わせが起きるとか、死者が出るとか
・・・。
トラック競技の正確なタイム計測ができ
ないとか・・・。

弟:
でも、お姉ちゃんの競技は、大丈夫だよ
ね。

姉:
そうね、「梅干し飛ばし」は、ルールが簡単
でどこでも出来るわね。

2013年8月30日

美人に年なし (びじんにとしなし)

兄:
美人に年なし、とはよく言ったもの
だな。

弟:
誰の事?
親戚のあのおばあちゃん?
95歳なのに、みずみずしいよね。

兄:
違う、違う。

弟:
じゃあ、あのタレント?
彼女は、年齢不明だけれど、
85歳は超えているよね。

兄:
違うよ。
君の家の隣の・・・。

弟:
天女(あま)ちゃん?

兄:
そうだよ。

弟:
だけど、まだ1歳半だよ、
彼女は。
 

2013年8月29日

ずぶの素人 (ずぶのしろうと)

店長:
ケリー君、君のところの枝野君、
大丈夫かね?

副店長:
はあ、何がでしょうか?

店長:
あの仕事は、ずぶの素人には、
無理なんじゃないか?

副店長:
店長、枝野君は素人じゃああり
ません。
それどころか、ベテランと言っても、
いいくらいですよ。

店長:
そうか、やっぱり。
実は、業務第二部が、彼を欲しい
っていうんだが・・・。

副店長:
ベテランというのは、言いすぎでし
た。
あと、3年は、鍛えないと一人前
にはなりません。
今異動させるのは、彼のために
も、会社のためにもよくないです。

店長:
私には、君自身のために、異動
に反対しているように聞こえるが
・・・。

副店長:
いえいえ、とんでもないです。
彼と私は、今の日本と中国、
アメリカとロシアのような関係
なんですから。

 

2013年8月28日

きな臭い (きなくさい)

専務:
最近、シリアがきな臭くなって来てい
ますね。
米英仏は、本当にやるんでしょうか?

社長:
きな臭いどころか、もうすでに、鍋の
水はスッカラカン、もうじき国全体が
焦土になっちゃうんじゃないか?

専務:
我が社の商売に、影響出ますでしょう
か?

社長:
直接的な影響はないと思うけど・・。

そうだ、君、中東に視察に行ってみて
くれないか?

専務:
エッ、私がですか?
できれば、情勢が落ち着いてから
の方がいいのでは・・・。

社長:
それじゃあ、本当の姿は見られないよ。
火中に栗を拾うだよ。

専務:
でしたら、出張日当を10倍にしてもら
わないと。

社長:
旅行傷害保険を一億円、掛けておいて
あげるよ。
受取人は、奥さんでいいかな?

専務:
まるで、戦場カメラマンさながらですね。




 

2013年8月27日

日暮れて道遠し (ひくれてみちとおし)

外務省幹部:
中国語側の頑な態度は、一向に
変わりませんね。
全く手詰まりです。
まさに、日暮れて道遠しといった
感じです。

官房長官:
そうですか。
予定通りですね。

外務省幹部:
えっ、どういうことですか?
首脳会談を一日も早く実現
しないと・・・。

官房長官:
君、今年、いくつ?

外務省幹部:
41歳ですが・・。

官房長官:
そうですか。
10年後には、分かりますよ、きっと。

外務省幹部:
何がですか?

官房長官:
全体の構図。
いいですか、会いたがっているのは、
日本側じゃないんです、中国側なんです。

外務省幹部:
エッ、そうなんですか?
上からの指示で、私達は、一生懸命、
中国側に働きかけているんですが・・。

官房長官:
まあ、男女間の駆け引きに良く似ていま
すよ。

外務省幹部:
はあ、ますます分かりませんが・・・。

官房長官:
まあ、こういうことは、場数を踏まなければ
分からないことなんですよ。

外務省幹部:
恋愛がですか?

 

2013年8月26日

多弁能無し (たべんのうなし)

棟梁:
おい、新人は、どうかね?
使えるかな?

大工:
それが、口ばかり達者で・・・。

棟梁:
そうか、多弁能無しってやつか。

ところで、どの位多弁かね?

大工:
そうですね、アメリカのオバマ大統領
には負けるけど、ロシアのプーチン
大統領には勝つってところですかね。

棟梁:
ちょっと待て。
そんな評価が社会的に受け入れられ
ているかな?

大工:
いえ、それが、あいつが言うには、
そうらしいんですよ。
あいつが言うには、その真ん中に位置
するのがインドの・・・・。

棟梁:
お前、すっかり毒されているな、そいつ
の話術に。

大工:
そうかも知れません。
とにかく、毎日、私の横で、立て板に水の
如くしゃべりづくめですからね、あいつは。

棟梁:
そうか、いいことを思いついたぞ。
彼は、立て板の運搬係にしよう。




 

2013年8月25日

出たとこ勝負 (でたとこしょうぶ)

常務:
米沢君、今日の相手は、手ごわいぞ。

部長:
大和田常務、大丈夫でございます。
準備万端でございます。
この通り、資料もしっかりと揃えてあります。

常務、まだ時間がございますので、資料に
一応お目を通しておいていただけないでし
ょうか?

常務:
いや、今日は、出たとこ勝負で行こう。
なにしろ、相手は、アメリカ人だから・・。

部長:
アメリカ人だからこそ、いろいろとデータを
頭に叩き込んでおかないとバカにされる
のではないでしょうか?

常務:
いやいや、私の長年の経験から言えば、
最初の太刀合わせですべてが決まって
しまうんだ。

最初に、何を言うかだ。

部長:
「こんにちは」でしょう?

常務:
ダメダメ、そんなんじゃ。

「紳士淑女の皆様、フジヤマとゲイシャと桜
と世界一生産性の低い国、日本へようこそ。」
と切り出そうぜ。

部長:
????



 

2013年8月24日

虻蜂とらず (あぶはちとらず)

業務企画部長:
女性へのブランド浸透を図るために、
試供品を100万個位配るというのは、
いかがでしょう?

同時に、空いている生産ラインを稼働
させ、従業員にやる気を出させること
もできますから、一挙両得だと思いま
すが・・・。

専務:
どうかな?
虻蜂取らずになってしまうんと違うかな?

業務企画部長:
少なくとも一つの目的は達せられると
思いますが・・・。

専務:
どっち?

業務企画部長:
ブランド浸透の方です。

専務:
だが、200万個の市場に100万個
も無償提供っていうのは、大盤振る舞い
もいいところだな。
慈善事業だな。

業務企画部長:
えッ、私、100万個って言いました?
100個ですよ、100個。

専務:
だったら、工場は、2時間操業で終わっちゃ
うよ。
ボツだ!








 

2013年8月23日

毒にも薬にもならぬ (どくにもくすりにもならぬ)

部下:
いいお話でしたですね。
まさに、長い間抱いていた疑問が解けました。

上司:
そうかな?
毒にも薬にもならない話だったと思うけどな。

どこの神様でもよいから、とにかく信じなさい
なんて、無責任極まりない発言だよ。

部下:
そうでしょうか?

私は、この話を聞いて、これから「神様探し」
をしようという気になりました。

上司:
どうやって探すの?

部下:
そうですね、とりあえず、宗教関係の本を読ん
でみます。
神道、仏教、道教、儒教、ヒンズー教、
イスラーム、キリスト教、ユダヤ教・・・・、どれ
が自分に向いているか研究してみます。

上司:
それもいいけど、こういう本は、どうかね?
私が書いたんだが・・・。

部下:
何ていう本ですか?

上司:
「神様選びのコツ」。
3割引きでいいよ。

部下:
???



 

2013年8月22日

猫に鰹節の番をさせる (ねこにかつおぶしのばんをさせる)

秘書:
ご長男を、子会社の社長に抜擢されては、
いかがでしょうか?

社長:
あいつを?
ダメだ!
それじゃあ、猫に鰹節の番をさせるような
ものだ。

秘書:
ですが、そろそろ社長業の見習いを始め
ないと・・・・。

社長:
あいつの居所を知ってるかい?
ラスベガス、マカオ、モナコ・・・なんだよ。
私の教育方針が間違っていたんだ。

秘書:
では、教育方針を変えられるというのは、
いかがでしょう?

社長:
どういう風に?

秘書:
最高学府から、刑務所へ。

社長:
なるほど、それは、いい考えだ。

どの子会社にしようか?


 

2013年8月21日

お茶を濁す (おちゃをにごす)

社長:
何かありますか?

広報室長:
はい、例の件ですが、どうやらマスコミが
嗅ぎつけたらしくて、取材の申し込みが
来ていますが・・・。

社長:
そうか、ヤバいな。
副社長に記者会見でも開いてもらって、
お茶を濁しておくしかないな。

広報室長:
ですが、副社長は、根が正直な方ですから、
本当のことを言ってしまうのではないかと
心配です。

社長:
こうなったら、開き直るしかないかな。
大体、コンドームの厚さが、0.02ミリだろう
が0.03ミリだろうが、何の影響があるって
いうんだ。
計測しなおしてみたら、0.03ミリに限りなく
近かったとでも言っておくか?

広報室長:
社長、ご自身で使用されなくなってから、
薄さ追求に対する熱意が感じられなくなった
気がしますが、これは、霊長類である人間
だけに与えられた特権ですから、0.01ミリ
の差は、大変に大きなものだ言わざるを得ま
せん。

社長:
そうか、我が社の使命は、全人類の更なる
快感のために微力を尽くすってことを忘れて
はいけないな。

よし、こうなったからには、汚名挽回のために、
0.01ミリに挑戦しよう。
記者会見の内容は、そういう内容にしてくださ
い。
私自身が、この熱い思いをぶちまけますよ。








 

2013年8月20日

小事が大事 (しょうじがだいじ)

シェフ:
さあーて、後は、これをどう盛り付ける
かだ・・・。

見習い:
どうって、お皿の真ん中に置くしかない
のでは・・・?

シェフ:
それでは、芸がないよ。
小事が大事、あと1時間あるから、
じっくり考えてみよう。

見習い:
でも、他に、どういう・・・?

シェフ:
こういうのは、どうかな?

見習い:
お皿を裏返しにするんですか?
それでは、お客さんが怒りますよ。

シェフ:
そうかな?
「大型犬」を「ライオン」だと言っても、
結構受けているじゃないか。
人類は、今や、当り前の習慣に従うこと
に飽き飽きしているんだよ。


 

2013年8月19日

知らぬが仏 (しらぬがほとけ)

悪徳業者A:
あそこの土地、売れそうだよ。

悪徳業者B:
まさか?
あれは、国有地だろう?

悪徳業者A:
知らぬが仏さ。

悪徳業者B:
あれだけメディアで報道されている
んだから、あの島が国有地だって
ことを知らないはずはないだろう。

悪徳業者A:
それが、何と、数年前の地図を見せ
たら信用してくれたんだ。
バカだよ。

悪徳業者B:
で、買い手は?

悪徳業者A:
海をこよなく愛する画家だよ。




 

2013年8月18日

尾を振る犬は打たれぬ (おをふるいぬはうたれぬ)

母親:
お前、その性格は治らないのかね?

息子:
どういう性格?
困っている人をすぐ助けるっていう性格?

母親:
違う、違う。
人を小ばかにする性格よ。
上司がロト6を買っているのを目撃したっ
て、見て見ないふりをすればいいのに、
何で、「お金で幸福が買えますか?」
なんて言うの?

息子:
だって、あいつは、いつも偉そうなこと
ばっかり言うんだもの。

母親:
尾を振る犬は打たれぬ、だわよ。

息子:
知っているよ。
あいつが、毎日、ほざいているよ。

2013年8月17日

約束は約束 (やくそくはやくそく)

妻:
明日は、子供達を、デイズ二ーランドに
連れて行ってくださいね。

夫:
それが・・・。

妻:
約束は約束ですよ。

夫:
うん、そうなんだけど・・・。

妻:
エッ、まさか、仕事?

夫:
いや、そうじゃないけど・・・。

妻:
正直に言いなさいよ、怒らないから。

夫:
実は、彼女と・・・。

妻:
不倫?
だったら、あさっては?



 

2013年8月16日

渡る世間に鬼はない (わたるせけんにおにはない)


社長:
もう、廃業するしかないですよ。
誰も助けてくれそうもないし。

銀行員:
いえ、いえ、私が、責任をもって
上を説得しますよ。
あと、2日、待ってください。

社長:
本当ですか?
でも、どうして、そこまでして
いただけるのですか?

銀行員:
渡る世間に鬼はない、と信じて
疑わなかったおやじの供養の
ためです。

社長:
なんかのドラマみたいですね。
 

2013年8月15日

高みの見物 (たかみのけんぶつ)

専務:
A社とB社、激しくやり合ってますね。
訴訟になるんじゃないでしょうか?

社長:
多分、なるだろうよ。

専務:
では、我が社としては、どちらに味方
しますか?

社長:
高みの見物で行こうや。
ここは、焦らない方がいいぞ。
見物だけなら、金もかからないしな。
 

2013年8月14日

二階から目薬 (にかいからめぐすり)

首相:
消費税の悪影響を少しでも抑えたい
のですが・・・。

日銀総裁:
そうですね。
なかなか妙案は、ないですね。

首相:
企業減税を実施するというのは、
いかがでしょうか?

日銀総裁:
そうですね、どの位の規模でやるか
によると思います。
3%~5%の減税では、「二階から
目薬」に終わってしまうと思われます。

首相:
では、10%では?

日銀総裁:
立って病人の目をめがけて目薬を
垂らすっていうところですね。

首相:
思い切って、20%では?

日銀総裁:
目薬が溢れて顔中目薬だらけに
なってしまい、もったいないですよ。

首相:
ってことは、15%なら、ちょうどいいって
ことか。
 

2013年8月13日

知る者は言わず、言う者はしらず (しるものはいわず、いうものはしらず)

TVキャスター:
先生、今後、日中関係はどうなると、
思われます?

評論家:
そうですね、ポイントは3つあると
見ます。
まず第一は、この二国の関係ですが、
60年前とは比べものにならない程
大きく違って来ておりまして・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
次に、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
最後に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

TV視聴者A:
目からうろこだ。
この人こそ、首相になるべきだ。

TV視聴者B:
そうかな?
「知る者は言わず、言う者は知らず」
って言うよ。
たまには、そういう人の話を聞きたい
な。

TV視聴者A:
でも、神様や仏様だと、ギャラがべら
ぼうになっちまうだろうから、無理だよ。

 

2013年8月12日

糞味噌 (くそみそ)

記者:
金メダル、おめでとうございます。

選手:
ありがとうございます。

記者:
いままでの苦労が報われましたね。

選手:
はい、メディアの皆様が、今まで、糞味噌に
けなしてくれたおかげです。

記者:
そんな、我が社は、ずっとあなたを応援して
来ましたよ。
特集記事も組みましたよ。

選手:
そうでしたわね。
「彼女の人生ーーー転ぶために生きる!」
でしたっけ?

記者:
滅相もない!
「彼女の人生ーーー転ぶたびに強くなる!」
ですよ。

2013年8月11日

景気づけ (けいきづけ)

部長:
おい、君、景気づけに、何かやってくれないか?

部員A:
はい、でも、突然そういわれましても・・・。

部長:
何でもいいから、場さえ盛り上がればいいんだ
から。
今日は、無礼講だからな。

部員A:
では、ものまねを一つ。

「半沢ちゃん、お忙しいところ、悪いんだけど、
 コンビニで、私の好きなバニラ・アイス、
 買って来てくれない?
 いい子ね。
 そうやって私に尽くしてくれたら、きっと、
 いいことがあるわよ。」

部長:
気持ち悪いな。
誰のものまねじゃ?

部員B:
部長ですよ。
部下に私用を言いつける時の部長は、
まるで、般若・・、じゃなかった天使のような
お優しい言葉使いをされますから。
 

2013年8月10日

同病相哀れむ (どうびょうあいあわれむ)

パン屋:
売れ残ったパンを捨てるのが、何より
つらいです。

花屋:
同じですよ。
売れ残った花を捨てるのが、何より
つらいです。

パン屋:
でも、もっとつらいのは、うちの娘なんですが。

花屋:
お宅も。
うちも息子が。

パン屋:
同病相哀れむですね。

花屋:
どうして、でしょうね?

パン屋:
やはり、あれでしょうか?

花屋:
やはりね。

パン屋:
同感ですよ。

2013年8月9日

渡りに船 (わたりにふね)

新聞社A社長:
お久しぶりですが、お元気ですか?

新聞社B社長:
はい、お蔭さまで。

新聞社A社長:
ところで、お宅、CATVとの合併は、
どうなりましたか?

新聞社B社長:
ああ、あれですか。
前向きに検討を進めていますよ。
まさに渡りに船ですよ。
うちも購読者数が落ちていますからね。

新聞社A社長:
そうですか?
その話、うちも一口乗せてもらえません
かね?

新聞社B社長:
いいですよ。
是非是非、渡りに豪華客船ですよ。



 

2013年8月8日

たかが・・・、されど・・・

客:
飛行機に乗って食べに来ましたよ。

ラーメン屋:
そうですか。
是非召し上がってください。

客:
あの、調味料は?

ラーメン屋:
うちには、置いてません。
そこのコンビニでは売っているはず
ですが。

客:
失礼しました。

ラーメン屋:
いかがです?

客:
いやあ、なんとも・・・、恐れ入りました。

ラーメン屋:
たかがラーメン、されどラーメンって、
とこですか?

客:
いや、これは、これは・・、奥が深・・・。



 

2013年8月7日

心底 (しんそこ)

裁判官:
被告人は、本当に反省しているのですか?

被告人:
はい、もちろんです。

裁判官:
どのようにですか?

被告人:
はい、もっとうまくやれば、バレずに済んだ
のにと、心底、悔やんでいます。

裁判官:
それでは、他人に危害を加えたことについ
ては、反省の色が全く見えませんね。

被告人:
ああ、しまった、またチョンボです。
前言を撤回します。
 

2013年8月6日

骨折り損のくたびれ儲け (ほねおりぞんのくたびれもうけ)

漁師A:
今日は、ダイオウイカを狙ってやろうと
思うんだ。

漁師B:
バカ言うなよ。
深海にしかいないよ。

漁師A:
そうでもないさ。
水族館から逃げて来たのを狙おうと思うんだ。

漁師B:
どこの水族館にダイオウイカがいるって言うの?
そりゃあ、骨折り損のくたびれ儲けだぜよ。




 

2013年8月5日

ぶっちぎり

同僚A:
すごいね、君、昨日、ぶっちぎりで優勝した
んだって?

同僚B:
ああ、あれ、初めてじゃないよ。
79回目だよ。
タイガー・ウッズと同じだよ。

同僚A:
でも、どうやって鍛えているの、普段?

同僚B:
それは・・・、秘密さ。
恥ずかしくて、人にはとても言えないよ。

同僚A:
まさか、トイレの中で・・・・?

同僚B:
実は、そうなんだ。
食っちゃ出し、出しちゃ食い、って感じで。

同僚A:
それじゃあ、金もかかるだろう。

全く、「早食い競争」なんて、地球の資源
の無駄使い以外の何物でもないな。


 

2013年8月4日

羊頭狗肉 (ようとうくにく)

業務部長:
この商品は、従来品とは全然別物だよ。
全く新しいコンセプトの商品だよ。
だから、「従来品を改良し・・・」と、従来品
の延長として売り出すのは、ちょっと・・・。

広報部長:
まあ、そう堅いことは言いっこなしにしようよ。

業務部長:
いや、困るな。
羊頭狗肉だと非難されることは目に見えてい
るよ。

広報部長:
まあまあ、自衛隊の「22DDH」だって、そう
やって、うまく行きそうなんだよ。

業務部長:
それとこれとは関係ないよ。
君の兵器マニアぶりも、尋常じゃないね。


 

2013年8月3日

あたって砕けろ (あたってくだけろ)

課長:
君、あそことの契約は、どうなった?

課員:
はい、それが、なかなか進展がなくて・・・。
なにしろ、責任者に会えないんですよ。

課長:
なに、責任者が、1000年の禁固刑で
刑務所にでも入っているってのか?

課員:
そうなんです。
女性を監禁した・・・、冗談です。
シャバにいますよ。

課長:
だったら今から会いに行きなさい。
あたって砕けろだ。
私も一緒に行こう。
 

2013年8月2日

けんか腰 (けんかごし)

部長:
君のその「けんか腰」は、治らないのかな?

課長:
どういう意味ですか?
私の腰は、極めて健康かつ正常ですよ。
治す必要なんかありませんよ。

部長:
じゃあ、柔軟体操でもやって、もう少し
腰をほぐしては、どうかな?
それか、“ほぐしの達人”へでも、行ったら?
1時間、¥2,980だよ。

課長:
でも、そんなにほぐれてしまったら、けんかも
出来ないじゃないですか。
部長、それじゃあ、寂し過ぎるでしょうに。
 

2013年8月1日

正念場 (しょうねんば)

三田:
半沢君、ここが正念場よ。

半沢:
いやいや、これしき。
この位の危機は、いままで何度も
乗り越えて来ていますよ。

三田:
私も協力するわ。

半沢:
ありがとう。

三田:
でも、お返しは、ちゃんとしてよ。

半沢:
もちろん。
倍返しさせていただきますよ。

三田:
エッ?!!
(何だか、今日は、元気ないな)