2014年1月21日

捏造(ねつぞう) 、虚像(きょぞう)、身も蓋もない(みもふたもない)、逆さ読み(さかさよみ)、年央(ねんおう)、軽微(けいび)、甚大(じんだい)

社長:
アベノミクス効果が、我が社では感じられない
な。

専務:
そうですよ。
あんなのは、メディアの捏造、虚像ですよ。

社長:
まあ、そこまで言っては、身も蓋もないが、
確かに安倍内閣の応援記事が目立つな。

じつは、今日の取締役会では、新聞記事
の「逆さ読み」をやろうと思うんだ。

専務:


社長:

例えば、

A新聞:景気は、年央に上向く。

これを、景気は上向かない、と読む。

B新聞:消費税アップの影響は軽微。

これを、消費税アップの影響は、甚大、と読む。


専務:
なるほど。

C新聞:食肉加工業界には、倒産はない。

これを、食肉加工業界では、倒産が絶えない。

社長:

あじゃー、こりゃ大変だ!
うちがつぶれるってことだ!









 

2014年1月7日

止むにやまれず (やむにやまれず)、鼻息が荒い(はないきがあらい)、往生する(おうじょうする)、大風呂敷を広げる(おおぶろしきをひろげる)、不測の事態(ふそくのじたい)、身命を投げ打って(しんめいをなげうって)、泰然自若(たいぜんじじゃく)、最長不倒距離(さいちょうふとうきょり)

首相:
今日は、本当にやむに已まれず、先生
のところに相談に参りました。
先生、是非、助けてください。

長老:
いつも鼻息が荒い君が、どうした?

首相:
他でもない、対中関係のことなんですが、
中国側がどうしても首脳会談に応じて
くれないのです。
アメリカさんにはギャーギャー言われるわ、
メデイアには叩かれるわで、往生してます。

長老:
ばからしい!
君は、首脳会談を望んでいるのかね?
いないんだろう。
だったら、あんまり、「いつもドアーは開いて
います」なんて、大風呂敷を広げるなよ。
いいかい、会談というのは、開きたいとより
強く思っている方が、申し入れるものだ。
今、日本側は、会談なんか望んでいない
だろう。
一体、何を話し合うんだ。
靖国参拝問題、領土問題?
それは、中国側が話したいんだろうが。

首相:
はい、でも、もし不測の事態が生じた
場合に、ホットラインが構築されていない
と・・・・。

長老:
その時はその時さ。
日本側が解決を望む問題が生じた場合
には、日本国民のために身命を投げ打
って事に当たるほかないさ。
少なくとも、そういうポーズは、必要だぞ。

君、泰然自若としていればいいんだよ。
相手が、「会いたい」と言って来たら、
「何か話すことあります?」とやれば
いいんだよ。

首相:
ごもっともですが、そうなると、このままの
膠着状態がずっと続くことになりますが、
それでよろしいのでしょうか?

長老:
もちろんだよ。
日中間では、戦後、民間人も軍人も一人
として殺されていないんだ。
この状態を続けることが出来れば、
すばらしいことじゃないか。

首相:
そうか、最長不倒距離を目指せってこと
ですね。















 

2014年1月2日

手習い (てならい)、下手の横好き(へたのよこずき)、殲滅戦(せんめつせん)、手勢(てぜい)、非人道的(ひじんどうてき)、神風特攻隊(かみかぜとっこうたい)、九死に一生(きゅうしにいっしょう)

将棋愛好家 :
どうですか、60の手習いに、将棋を始めて
見ませんか?

チェス愛好家:
そうですね、将棋にも興味は持っているの
ですが、今は、チェスにはまっていまして・・。

将棋愛好家 :
エッ、チェスの駒をご自身でお作りになるの
ですか?

チェス愛好家:
いいえ、ゲームをやるんです。

将棋愛好家 :
それは、また、珍しい。
日本人でもチェスをやる人がいるなんて。

チェス愛好家:
下手の横好きですがね。

将棋愛好家 :
面白いですか?

チェス愛好家:
はい、面白いというより、怖いですね。

将棋愛好家 :
何が?

チェス愛好家:
チェスは、将棋と違って「殲滅戦」です。
あっという間に、手勢を取られてしまうんです。

将棋愛好家:
それは、非人道的ですね。
将棋では、相手から取った駒を再投入できる
んですよ。

チェス愛好家:
そこなんです。
日本人は、将棋ばかりやっているので、
戦争の戦い方が、他の多くの民族と
違って来ているんですよ。

将棋愛好家:
どう違うんですか?

チェス愛好家:
一口では言えませんが、「神風特攻隊」の
ようなものを戦い末期に決行するなんて、
チェスの世界では考えられませんよ。

「九死に一生」、「十死に零生」になる前に
相手に投降するのが、チェスの世界で
生き残るための唯一の方法なんです。

どうです、将棋を一時止めて、チェスを
やってみませんか?