2011年9月27日

片っ端から(かたっぱしから)、売れ残り(うれのこり)、死語(しご)、筋書き(すじがき)、若干(じゃっかん)、荒唐無稽(こうとうむけい)

(元同僚A)最近、台湾のドラマをDVDで
      見るんだけど、なかなか面白いね。
(元同僚B)どういうタイトル?
(元同僚A)「イルカ湾・・・」「ホスピタル」
      「サイレンス」
      「ブラックアンドホワイト」・・・。
      片っ端からから見ているよ。
      「君には絶対恋していない」
      “下一站,幸福”などというのも
      あったかな。
      日本語のタイトルと原タイトル
      が違うので、何が何だか分から
      なくなってしまっているけどね。
(元同僚B)確かに。
(元同僚A)あの、「売れ残りの美人」の話は、
      何だったっけな?
(元同僚B)「売れ残り」は、死語だぜ。
      女性の団体から、抗議が来るぜ。
(元同僚A)そうだな、気を付けよう。
      それにしても、どのドラマも、
      筋書きが若干荒唐無稽だけど、
      込み入っていて面白いな。
      それに俳優さんの演技も、皆、
      うまいね。
      
      
  

2011年9月12日

ファジー、案外(あんがい)

(弟)映画のタイトルだけど、
  「親愛なる君へ」が正しいよ。
(兄)あ、ごめん、ごめん。
(弟)彼女、自分が、肉食系か、
   草食系かが、やっと分かるっ
   て、心待ちにしているよ。
(兄)そうか、この点の判定は、
   ファジーだからな、映画
   が案外役立つかもな。
 
   
   

辛口(からくち)の、営々(えいえい)と、木石(ぼくせき)、三行半(みくだりはん)、ベジタリアン、根拠(こんきょ)、肉食系(にくしょくけい)、草食系(そうしょくけい)

(兄)「親愛なる君に」っていう映画、
   なかなかいいらしいよ。
(弟)辛口の兄さんが言うんだから、
   いいんだろうね、きっと。
(兄)彼女を誘ったら、どうかね?
(弟)もし、外れたら、営々と築いた
   いい関係にヒビがはいってしまう
   よ。
   兄さんが、先に、見に行って来て
   よ。
(兄)大丈夫、俺が、保証するよ。
   絶対失望させないよ。
   この映画を見て、木石のように、
   感動しないような女には、三行半
   を書くべきだ。
(弟)兄貴、試写会でも見に行ったの?
   随分と自信たっぷりだけど。
(兄)まだ、見てないけど、監督が、
   超ベジタリアンなんだよ。
(弟)根拠は、それだけ?
(兄)そうだよ。
   我々肉食系は、絶対に、草食系
   のものには感動するんだよ。
(弟)そうか、じゃあ、ビーフステーキ
   を食べてから、見に行こう。
   

2011年9月7日

ひょろひょろ、でっぷり、テカテカ、男前(おとこまえ)、ひょっとこ、贔屓目(ひいきめ)、醜男(ぶおとこ)、小股(こまた)の切れ上がった、

(守衛) あの人、誰?
     知ってる?
(掃除婦)あのひょろひょろした人?
(守衛) 違う違う、あのでっぷりした人。
     頭が、テカテカした・・・。
(掃除婦)男前の?
(守衛) そうかなあ?
     ひょっとこ見たいに見えるけどね。
     
(掃除婦)あら、そんなこと言ったら、奥さん
     に失礼でしょう。
(守衛) まあ、どう贔屓目に見ても、醜男の
     部類だな。
     ああいう奴に限って、奥さんが、
     小股の切れ上がった美人だったり
     してね。
(掃除婦)そうよ。
     絶対に、そうよ。
(守衛) 随分、自信たっぷりに、ものを
     言うね、今日は。
(掃除婦)そうよ、だって、あれは、私の
     亭主だもの。
(守衛) アイヤー!!!!    
     
     

釈迦牟尼(しゃかむに)、釈尊(しゃくそん)、お釈迦様(おしゃかさま)、般若心経(はんにゃしんぎょう)、お呪(まじな)い、三蔵法師(さんぞうほうし)、サンスクリット、おとといおいで、読書百遍意自ずから通ず、悟(さと)りを開く、かったるい、お開き

(学生)古典を読めと言われて読んでみた
    のですが、つまらないですね。
(教授)誰の書いた本かね?
(学生)はい、釈迦牟尼です。
(教授)ああ、釈尊か。
(学生)いえ、お釈迦様です。
(教授)??
    で、何ていう本?
    お釈迦様ご自身は、執筆はされていな
    いはずだが・・・。
(学生)般若心経です。
(教授)面白くなくても、ためになるだろう?
(学生)なります、なります。
    声が前より通るようになりました。
(教授)どういうこと?
(学生)カンジザイボサツギョウシンハンニャ
    ・・・・・、って読んでいると、何だか、
    声の調子も良くなって来るんです。
(教授)で、意味は、分かるの?
(学生)エッ、意味があるんですか?
    お呪いでしょう、これって。
(教授)そんなことを言ったら、三蔵法師
    が泣くぞ。
(学生)意味まで知ろうとしたら、サンスクリット
    を勉強しないとダメですよね?
(教授)そこまでやらなくてもいいよ。
(学生)だって、カンジザイボサツ・・・、は
    サンスクリットでしょう?
(教授)アイヤー、君、おとといおいで!
(学生)おととい?
    どうやって?
(教授)疲れるな、君と話していると。
(学生)先生、意味を知るには、どうしたら、
    よろしいのでしょうか?
(教授)読書百遍意自ずから通ず、だよ。
    毎日声を出して読むことだ。
(学生)疲れますね。
    ですから、毎日、声を出して読んで
    いると申し上げているじゃないです
    か。
(教授)要は、悟ればいいんだよ。
    悟りを開けばいいんだよ。
(学生)どうやってですか?
(教授)私の講義に真面目に出てさえいれば、
    いいんだよ。
(学生)でも、それって、古典を読む以上に
    かったるいですよ。
(教授)コラ!!!
    今日の講義は、これにてお開き。
    
    

2011年9月2日

ペラペラ、たどたどしい、以心伝心、悟(さと)り、鵜呑(うの)み、化(ば)けの皮が剥(は)がれる、夢にも思わない

(友人A)君は、イタリア語がペラペラなんだって
     ね。
     うらやましいな。
(友人B)そうだよ。
     「スパゲッティ-」「パスタ」「ピザ」
      ・・・・・。
     10単語は、行けるよ。
(友人A)なあんだ、それじゃ、たどたどしい、
     っていうレベルじゃないか。
(友人B)いや、日本じゃ、こういうのを、
     ペラペラって言うんだよ。
     10単語以上の外国語を話せれば、
     ぺラペラってことになるんだよ。
(友人A)やはり、以心伝心の国だからかな?
(友人B)そうさ。
     悟りと同じさ。
     他人が悟ったかどうか、分からない
     のに、悟ったと言われれば、鵜呑み
     にすることが多いだろう。
(友人A)しかし、イタリア人がいれば、即座に
     化けの皮が剥がれるよな。
(友人B)それが、そうでもないんだよ。
(友人A)どうして?
(友人B)だって、イタリア人は、僕がイタリア
     語を話したと夢にも思わないんだから。

2011年9月1日

早とちり、婚期を逸(いっ)する、偕老同穴(かいろうどうけつ)、根気、調子が乗らない、所存(しょぞん)です

(営業部長)さあ、部会を始めようか。
      沢課長、「今期」の計画について、
      発表してください。
(営業課長)はい。
      「今季」は、何とか、予選を突破し、
      オリンピック・・・。
(営業部長)ちょっと、待った!
      「コンキ」だよ、間違えないで。
(営業課長)早とちりでした。
      すみません。
      エー、「婚期」を逸しないために、
      合コンに積極的に参加し、自分を
      幸せにしてくれる男性を見つけ、
      その人と偕老同穴・・・・。
(営業部長)ちょっと、ちょっと!
      
      君、私の「根気」も限界だよ。
(営業課長)佐々木部長、申し訳けございません。
      木曜日は、もう一つ、調子が乗らない
      んですよ。
      「エー、今期の我が課の計画は、
       今季の勝利をつかみ取り、婚期を
       逃さず人生を軌道に乗せるために、
       大儲けする所存です。」
(営業部長)パチ、パチ!