2014年11月19日

ここではなんだから、せかないで、なにかあれば、直々(じきじき)の、君(きみ)を見込(みこ)んで、即答(そくとう)する、錆(さ)びつく、巡(めぐ)り合(あ)わせ

部長:
ちょっと、いいかな?
ここではなんだから、コーヒーショップにでも
行こう。


課長:
部長、深刻な話ですか?


部長:
まあな。


課長:
人事に関するお話ですか?


部長:
まあ、そうせかないで。


課長:
でも、気になりますよ。
うちには、3人の子供がいますから。
わたしになにかあれば・・・。


部長:
そう言われると、ますます話しづらいな。
実は、社長から、直々の命令で、私が
アメリカ会社の面倒を見ることになった
んだ。


課長:
エッ、社長になられるんですか?


部長:
そうなんだよ。


課長:
おめでとうございます!


部長:
それで、君を見込んで、君にも是非アメリカに
一緒に行ってもらいたいんだ。


課長:
エッ、・・・・・、急な話ですね。
即答しないといけませんか?
別れた妻とも相談しないと。


部長:
そりゃあ、当然だろう。
子供さん達のこともあるからな。


どうだい、3人ともアメリカに連れて行って、
テニスかサッカーを習わせたら?


課長:
アメリカで、サッカーですか?
アメリカは、やはり、テニスかバスケか・・・。


部長:
子供さん以外に、他に問題はあるかな?


課長:
英語ですね。
妻と別れてから、余り英語使っていないん
ですよ。
錆びついてしまってますよ。


部長:
君の元奥さん、カナダ人だろう?


課長:
いえ、アイルランド人です。


部長:
あッ、そう?
彼女、ウソついているのかな?


課長:
彼女?
まさか?


部長:
そうなんだ、話がややこしくなるから、
分けて話そう。


アメリカ行きの件は、検討してくれたまえ。


それから、アイルランド人の彼女、
アメリカに行ってもいいって言ってくれて
いるんだ。
そして、子ども3人の面倒も見れるそうだ。


課長:
分けてなんか考えられませんよ。
もう二度と顔を見ることもないと思って
いたのに。
なんたる運命の巡り合わせ!









2014年11月15日

忌憚(きたん)のない、突拍子(とっぴょうし)もない、受(う)け売(う)り、役員報酬(やくいんほうしゅう)、横暴(おうぼう)な振る舞い(ふるまい)、押(お)しも押(お)されぬ、バリバリの

社長:
今や、時代は、大変不透明な時代を迎えて
います。
今日は、我が社の進むべき道について、
皆さんの忌憚のない意見を伺いたいと思い
ます。
突拍子もない意見でも構いませんので、
どしどし発言してください。
なお、ネット上で読んだ三橋〇〇さんなどの
話の受け売りではなく、きちっとご自分の
意見を述べてください。
皆様の、役員報酬にもきちっと反映させて
もらいますからね。


まあ、そういう私が自分の意見を述べないと
いうのもなんですから、まず私が自分の意見
を述べさせていただきます。




私は、これからの世界を見渡した場合、
最大の問題は、中国経済の減速などとは
思っておりません。


では、何が、問題か?


最大の問題は、アメリカの横暴な振る舞いだ
と見ます。
いまや押しも押されぬ資源大国になった
アメリカがアジア太平洋地域を
コントロールしようとしている時代だと
見ます。
それが証拠に、今、アメリカ国民、
アメリカ議会は、強い大統領を求めている
じゃないですか。
オバマのような、周りに気を使いすぎる
大統領を敬遠し出しています。
中国に行って8時間も無駄話をするような
大統領は要らないと言っているんですよ。
見ていてご覧なさい。
今度は、習近平が、アメリカを訪れ懇願しても、
アメリカ大統領が、30分の時間も割けない
というような事態が起きますよ、きっと。


今、大統領候補に名前が挙がっている人達
の顔ぶれをごらんなさい。
皆、白人ですよ。
バリバリの白人ですよ。
白人アメリカが、世界の最重要地域、最重要
市場である、アジア、太平洋地域を押さえに
かかっているんですよ。


これに対抗できる国が、ありますか?
中国?
日本?
インド?
中国+日本+インド?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


以上が、私の国際情勢分析であります。


こういった情勢の中で、我が社は、
どの方向に進むべきか?


お米を食べて生きて行くか、パンを食べ
て生きて行くか、かつ丼を食べるか、
豚丼を食べるか・・・・?


なんだか、腹が減って来たな。
おっ、もうこんな時間か?
昼飯を食べなくっちゃ。


じゃあ、午前中は、ここまで。




役員A:
 (やれやれ、3時間も、よくしゃべるよ。
 
 
 
 
 
 まあ、こっちがしゃべらなくてもいいから、
 
 ありがたいと言えばありがたいが・・・。)



























2014年11月8日

脱税(だつぜい)、ヤバい、節税(せつぜい)、税務署(ぜいむしょ)、見解(けんかい)の相違(そうい)、

部下:
部長、これって脱税じゃありませんか?
ヤバくないですか


部長:
違うよ、節税だよ。


部下:
税務署は、許しちゃくれないでしょう。


部長:
許すも許さないも、見解の相違に過ぎないよ。


部下:
部長、じゃあ、これは?
節税でしょう?


部長:
違うよ、脱税だよ。
黙ってろよ!


部下:
??????









2014年11月2日

消費税(しょうひぜい)、取沙汰(とりざた)される、無借金国(むしゃっきんこく)、アメリカさん、発言(はつげん)を控(ひか)える、経団連(けいだんれん)、体質(たいしつ)、具体策(ぐたいさく)、敵(てき)は本能寺(ほんのうじ)にあり

社長:
皆さん、消費税の更なるアップ、10%が
取沙汰されています。
今日は、この問題についての皆さんの率直
な意見を述べていただきたいと思います。


取締役A:
私は、断固反対すべきだと思います。
経済界を挙げて、一致団結し、税率引き上げ
を阻止すべきだと考えます。


取締役B:
私は、引き上げに賛成です。
ドイツのような無借金国をめざすべきです。
10%と言わず、20%でも構わないと思います。


取締役C:
時の流れに~~、身をまかせ~~~!
私は、流れに身をまかせ、何もしないのが良い
と考えます。


取締役D:
私は、アメリカさんに決めてもらえばいいと思い
ます。
責任も、アメリカさんに取ってもらえますから。


専務:
ほぼ意見が出尽くしてしまったようですので、
私の発言は控えさせていただきたいと存じます。


社長:
いや、ダメだ!
自分の意見を堂々と述べなさい!


専務:
はい、では、述べさせていただきます。
経団連等に働き掛け、反対運動を積極的に
展開する一方で、社内的には、消費税15%
に耐えられるような体質を築くべきです。
これ以外に、我が社が生き残る道はあり
ません。


社長:
良いことを言うなあ、君は。
で、具体策は?


専務:
はい、まず、我が社のトップを交代させるべき
です。


社長:
そうか、「敵は本能寺にあり。」か?