2012年12月30日

定刻(ていこく)になりましたので、タスクフォース、夜(よ)を徹(てっ)し、侃々諤々(かんかんがくがく)、無(な)い知恵(ちえ)を絞(しぼ)る、たたき台(だい)、ダメ出(だ)し、退路(たいろ)を断(た)たれる、前言(ぜんげん)、・・ばり、言(い)いっこなし、美技(びぎ)、メロメロ、ノーズロ、殿方(とのがた)、口(くち)を慎(つつし)む、本題(ほんだい)に戻(もど)る、機微(きび)に通(つう)じる、足元(あしもと)にも及(およ)ばない、一穴主義(いっけつしゅぎ)、男尊女卑(だんそんじょひ)、時(とき)の流(なが)れに身(み)を任(まか)せる、先延(さきの)ばし、ご苦労様(くろうさま)でした、慰労(いろう)、繰(く)り出(だ)す

社長:
では、定刻になりましたので、会議を始めます。
今日は、まず、専務より、マーケット依存度に
関する研究結果を発表してもらいます。

専務:
はい、では、発表させていただきます。
前回、社長よりご指摘いただきました中国市場
に対する依存度問題を軸に、その他主要市場
に対する最適依存度を算出すべく、タスクフォース
メンバー全員が、夜を徹し、侃々諤々、無い知恵
を絞ってまとめてみました。
あくまで、たたき台です。
また、前回のように、社長より「ダメ出し」をもらい、
完全に退路を断たれないよう、二つの案を作って
みました。

社長:
退路を断ったつもりはなかったがな・・・。

専務:
前言、訂正いたします。
深い深いバンカーにつかまったって感じです。

社長:
君、この間のバンカーショット、見事だったな。
タイガーウッズ、いや、全美貞ばりだったよ。

専務:
社長、この間のゴルフの事は、言いっこなしに
しましょうよ。
我々一同、社長の美技に酔いしれて、メロメロ
でしたから。

常務:
社長、8番の「ノーズロ」なんか、凄かったです
よ。

取締役:
エヘン、殿方殿、レディーもいますので、口を慎ん
でいただけませんか。

専務:
本題に戻ります。
第1案:中国/0%、 北米/20%・・・・・・・・
第2案:中国/15%、北米/20%・・・・・・・
となっております。

第1案は、社長のご指摘を考慮したものとなって
おりますが、男女の関係と同じで、従来の関係を
いきなり断ち切るということは、かなりの痛みを
伴います。精神的にも、物質的にも。
やはり、同じ別れるにしても、少しづつ熱を冷まし
てゆくのが、波風を立てない賢明なやり方だと
考えます。それが、第2案です。

いかがでしょうか?

副社長:
専務は、なかなか男女関係の機微に通じている
ようですね。
うまいことを言いますね。
相当、幅広いお付き合いをして来たんでしょうな。

専務:
いえいえ、とてもとても、副社長の足元にも及び
ませんよ。
私は、不器用でして、一穴主義を通しております。

取締役:
専務、そういう男尊女卑的な言葉は、使わない
でくださいよ。

社長:
まあ、男女関係というのは、・・・、いや、取引関係
というものは、熱くなったり、冷めたりで、それの
繰り返しだな。
ある程度、自然の流れに身を任せた方がいいかも
知れないな。

専務:
「時の流れに身を任せ・・・・」ですね。

社長:
そうさ、政権も変わったことだし、それで行こう。
時の流れに身を任せ、市場依存度策定は、
2年間先延ばしにしよう。
専務、ご苦労様でした。
また、2年後に頼むよ。
慰労のために、今夜は、銀座に繰り出そうか。

専務:
はい、社長の彼女・・・、いえ、例の店ですね。

社長:
久しぶりだな。
元気しているかな?

































 

2012年12月22日

大社長(だいしゃちょう)、口(くち)を開(ひら)けば、手(て)のひらを返(かえ)したように、ここだけの話(はなし)ですが、貧乏(びんぼう)くじを引(ひ)く、もったいぶる、一悶着(ひともんちゃく)、聖人君子(せいじんくんし)、天下国家(てんかこっか)、金(かね)を貢(みつ)がされる、根(ね)に持(も)つ、むしり取(と)られる、ケツの穴が小さい、宗旨(しゅうし)替(が)え、元(もと)の木阿弥(もくあみ)、

専務:
常務、どう思う?

常務:
ああ、うちの大社長のこと?

専務:
そうだよ。
あれだけ、口を開けば、「中国、中国」って
言っていた人が、まるで手のひらを返した
ように、「アンティ・チャイナ」になってしまう
とは、まったく・・・。

常務:
ここだけの話ですが、・・・、実は、・・・、
本当に、ご存じないんでしょうか?

専務:
何を?

常務:
本当にご存じないんですよね?

専務:
私は、貧乏くじを引いただけよ。
何も知らないよ。
「チャイナ+1」で怒られ、「中国20%」でまた
叱られ、全く、ついてないよ。

常務:
そうですか、ご存じないんですか?

専務:
もったいぶらず、教えてよ。

常務:
例の銀座の彼女・・・。

専務:
ああ、あの中国美人?
どうかしたの?

常務:
専務は、こういう方面に疎いですね。
彼女、最近、社長と一悶着あったようですよ。

専務:
何・・・、ああ、そういうこと。
社長が、尖閣諸島問題を巡って彼女とケンカ
したってこと?

常務:
専務は、本当に、聖人君子みたいな人ですね。
社長の「ケツの毛」発言を思い出してくださいよ。
そんな天下国家の問題で言い合いをするはず
ないでしょうが。
全ては、「金銭問題」ですよ。

専務:
なるほど、納得。
彼女に、金を貢がされたのを根に持っているっ
て訳か。

常務:
当たり!

専務:
どの位、むしり取られたの?

常務:
どうやら、「一本」位やられたそうですよ。

専務:
一億?

常務:
いえいえ、100万円。

専務:
何だ、大社長も、ケツの穴が小さいな。
たった、100万で、宗旨替え?

常務:
ですから、市場依存率の件ですが、そんなに
真面目に考えることないですよ。
ゴルフで、みんなでわざと負けて、100万円
貢いでやれば、元の木阿弥ですよ。

専務:
よっしゃ、分かった。
それで行こう。
早速、君、ゴルフをセットしてくれないか?

常務:
はい。














 

2012年12月18日

定刻(ていこく)になりました、長期戦略(ちょうきせんりゃく)、お手元(てもと)にお配(くば)りした、かいつまんで説明(せつめい)する、内訳(うちわけ)、お見受(みう)けします、白昼夢(はくちゅうむ)、ケツの毛(け)まで抜(ぬ)かれる、認識(にんしき)が甘(あま)い、数字(すうじ)をはじく、・・・びいき

社長:
では、定刻になりましたので、会議を始め
ます。

今日の議題は、前回に引き続き、我が社
の長期戦略についてであります。

専務、宿題は、出来ましたか?

専務:
はい、発表させていただきます。

我が社の、各マーケット別依存度ですが、
お手元にお配りした1ページの資料をご覧
下さい。

かいつまんで説明させていただきますと、
主要マーケットに対する依存度は、以下の
ようになっております。

日本/20%、北米/20%、中国/20%、
インド/10%、ASEAN/10%、
欧州/10%、南米/5%、ロシア/3%、
アフリカ/2%

副社長:
 
ASEANの内訳は?

専務:
はい、インドネシア/ 3%、タイ/2%、
韓国/2%等となっております。

社長:
副社長、どうかね?

副社長:
なかなか、バランスがとれた良い案
だと思いますが・・・。

社長:
他に意見は?

常務:
欧州の数字が少し大き過ぎるような
気がしますが・・・。
それ以外は、よく考えられた数字だと
お見受けします。

社長:
君ら、長期計画というのは、「願望」か
ね、「目標」かね、それとも、「実行可能
な数字」かね?

専務:
はい、「実行可能な目標」と考えて、
策定しました。

社長:
これが、実行可能?
どこが、実行可能ですか?

いいですか、中国20%などというのは、
本当に可能なんですか?

君達、「白昼夢」を見ているんじゃない
か?

専務:
と、言われますと?
中国の数字をもう少し厳しく見て、
中国10%位にしないといけないという
ことでしょうか?

社長:
私は、毎日24時間、このことを考え続け
ているんだが、中国は0%とすべきだ。
あいつらと商売をやっても、ケツの毛まで
抜かれるだけさ。

専務:
社長、それは、いくらなんでも。

取締役:
社長、もう少し品のある物言いがお出来
になりません?
女性もいますので・・。

社長:
ゴメンゴメン!
だが、君ら、認識が甘すぎるぞ。

社長:
我が社は、中国市場に依存しない経営体制
を構築するつもりだ。

専務、ご苦労だが、中国を0%にする前提で、
もう一度目標数字をはじいてみてくれないか?

副社長:
中国びいきの社長の発言とは、到底思えませ
んね。

社長:
誰が、中国びいきだ?

いずれにせよ、ビジネスをやる人間が、
「・・びいき」などと言っていては、この厳しい
世界で生き延びることはできないんだぞ。

じゃあ、専務、よろしく。
次回の経営会議までに、取りまとめておいて
くれたまえ。

専務:
はい、かしこまりました。





   
  



    
    
    


 

2012年12月9日

長期経営戦略会議(ちょうきけいえいきせんりゃくかいぎ)、巡(めぐ)る、状況下(じょうきょうか)、長期的(ちょうきてき)ヴィジョン、素案(そあん)、喫緊(きっきん)、革新的(かくしんてき)、打(う)って出(で)る、・・様様(さまさま)、土下座(どげざ)する、慌(あわ)てまくって、伝家(でんか)の宝刀(ほうとう)、悠長(ゆうちょう)に、叡智(えいち)を絞(しぼ)る、早急(さっきゅう)に、無(な)い知恵(ちえ)を絞(しぼ)る

社長:
これから、長期経営戦略会議を始めま
す。
まず、現状の分析を、常務から発表し
てもらいます。

常務:
はい、では、発表いたします。
まず、最近の中国を巡る一連の動きは、
激動とも言うべきものであり、とりわけ、
日中関係の緊張化は、我々を含む日本
企業に多大な影響を与えております。
我が社も、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
以上であります。

社長:
皆さん、いかがですか?
よくまとまっていましたよね。

常務:
ありがとうございます。

社長:
では、こういう状況下にあって、我が社
はどのような長期的ヴィジョンを持って
臨むべきかについて、専務より、議論
のたたき台となる素案を発表してもら
います。

専務:
はい、では、発表させていただきます。

えー、我が社にとりましても、「チャイナ
+1」が喫緊の課題として・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
以上です。

社長:
副社長、どうでしたか?

副社長:
はっ、大変前向きで革新的な計画だと
思いました。

社長:
どこが?

副社長:
中国以外にASEANにも打って出ようと
いう点です。

社長:
ダメだな。
皆さん、いいですか?
全地球を見渡してみれば、いろんな国が
あるんですよ。
勿論、中国は人口も多く、マーケットも大
きいといえますが、他にも大きな国はあり
ます。
アジアだけでも、インドやインドネシアがあ
ります。

今回の中国の官製反日運動は、我々に目
を覚まさせてくれたいい機会と捉えなけれ
ばいけないんですよ。
まさに、中国様様ですよ。
「チャイナ+1」などというメディアが作り
出した幻想に惑わされていちゃいけない
んだよ。
もし、日本企業が中国依存度をあのまま
強めて行って、仮に三年後に同じことが
起きたとしたら、どうなったと思うかね?
日本は、土下座するしかなかったんだ。
まあ、あちらさんも、必死で、慌てまくって
伝家の宝刀まで抜いてしまったみたいだが、
それが、ありがたいと私は言っているので
すよ。
我が社の場合も、今くらいの中国依存度だ
ったから、こうして、コーヒーを飲みながら、
悠長に会議なんか開いていられるんだよ。

私の方針を申し上げます。
1.社内で「チャイナ+1」という言葉を使用
  禁止とする。
2.目を、広く、アメリカ、ヨーロッパ、アジア
  に向ける。
3.早急に、各マーケットへの依存度を策定
  する。

専務:
では、社長は、売上高に占める中国の割合
をいか程と心づもりされていらっしゃるので
しょうか?

社長:
それを、皆さんに叡智を絞って考えてもらお
うと思っているんだ。
これは、大事な問題なので、向こう1ヶ月か
かっても構わないと思っているよ。
専務、君を中心に、早急に「世界戦略策定
チーム」を作り、徹底的に議論し、素案を
策定してくれたまえ。
私は、その間、アジア、アメリカ、ヨーロッパ
をぐるっと回ってくるつもりだ。

専務:
はい、承知しました。
なんとか、社長をうならせるような「チャイナ
・・」、いえ、「世界戦略」を策定すべく、無い
知恵を絞ってみます。

社長:
頼んだよ。



















 

2012年12月4日

総選挙(そうせんきょ)、ダブル選挙(せんきょ)、新幹線通勤(しんかんせんつうきん)、痛勤(つうきん)、あけっぴろげ、バカ言(い)え、放火(ほうか)騒(さわ)ぎ、真っ向(まっこう)から対立(たいりつ)する、政治的信念(せいじてきしんねん)、出馬(しゅつば)、民主主義(みんしゅしゅぎ)、後(おく)れを取(と)る

課長:
いよいよ総選挙だな。

課員:
ダブル選挙ですよ。
東京都知事選もありますよ。

課長:
そっちの方は、関係ないな。

課員:
ああ、課長は、お住まいが・・・・。

課長:
大宮だよ。
新幹線通勤さ。

課員:
快適でしょう。うらやましいな。

課長:
とんでもない。
痛い通勤、「痛勤」の方さ。

課員:
ところで、課長は、どの政党を支持されるのですか?

課長:
それは・・・。

課員:
アメリカの大統領選では、家の玄関を見たら、どちら
の支持か分かるようになっていますね。
あけっぴろげと言うか、オープンですね。
日本でも、そうしたらいいのに。

課長:
バカ言え!
そんなことをしたら、大変な騒ぎになるよ。
あちこちで放火騒ぎが起きてしまうよ。

課員:
まさか?

課長:
俺なんか、女房にも、明かさないよ。

課員:
本当ですか?
うちでは、毎日、夫婦で議論し合っています。

課長:
本当かい?
で、意見は一致しているのかい?

課員:
真っ向から対立しています。
ですから、当分は、食事は、自炊です。
それでも、仕方ないです。
政治的信念は曲げられませんから。

課長:
そんなに、真剣?

課員:
はい、あちらは、〇〇党、私は、△△党で、
出馬していますので。

課長:
何、君、立候補しているの?
奥さんまで?

課員:
はい、そうなんです。
先輩、それが、民主主義ってものでしょう?

課長:
う~~~ん、我が家は、300年、後れを取っ
ているな。











 

2012年11月20日

風邪菌(かぜきん)、出社(しゅっしゃ)を控(ひか)える、開店休業(かいてんきゅうぎょう)、ブラックユーモア、専務(せんむ)、産休(さんきゅう)、育児休暇(いくじきゅうか)、慶弔休暇(けいちょうきゅうか)、リフレッシュ休暇(きゅうか)、ずる休(やす)み、風邪(かぜっ)引(ぴ)き、そう言(い)えばそう言(い)えなくもありません、CM(しーえむ)、かしこまりました

社長:
皆さん、おはようございます。

今日は、人が少ないな。
どうしたのかな?

副社長:
はい、風邪がはやっておりまして・・・。

社長:
そうか。
皆さんも、風邪菌を会社に持ち込まないように
してくださいよ。
くしゃみが出たら、出社は、控えてくださいよ。

副社長:
風邪薬のメーカーである我が社が、風邪で開店
休業なんて、ブラックユーモアにもなりませんよ
ね。

社長:
ところで、専務は?
彼女も、風邪かな?

副社長:
いえ、彼女は、現在、産休中です。

社長:
ああ、そうだったな。

常務は?

副社長:
はい、育児休暇中です。

社長:
ああ、そうだったな。

で、取締役営業本部長は?

副社長:
慶弔休暇中です。

社長:
あ、そう?

では、取締役技術本部長は?

副社長:
はい、現在、リフレッシュ休暇中です。

社長:
では、取締役財務本部長は?

副社長:
それが・・・・、ずる休みというか・・・、
フットサルの試合に出るための準備がある
とかで・・・。

社長:
なんだ、風邪引きなんか、一人もいないじゃ
ないか。

副社長:
はい、そう言えばそう言えなくもありません。

社長:
そうか、やはり、うちの社員は、風邪に対して
抵抗力があるってことだな。
君、これを、うちのCMに使いなさい。

副社長:
はい、かしこまりました。








 

2012年11月7日

物議(ぶつぎ)を醸(かも)す、例(れい)に漏(も)れず、歯(は)に衣(きぬ)を着(き)せずものを言(い)う、人(ひと)の意表(いひょう)を突(つ)く発言(はつげん)、正論(せいろん)、屈原(くつげん)、突拍子(とっぴょうし)もない、問題(もんだい)あり、莫言(ばくげん)、ついつい

大臣:
私の発言が物議を醸しているって、本当?

役人:
はい、例に漏れず。

大臣:
例に漏れず?
あんたって、歯に衣を着せずものを言うんで
すね。

役人:
大臣、それは、大臣の方でしょう。
大臣の人の意表を突く発言と行動は、有名で
すよ。

大臣:
私は、ただ正論を述べているだけですよ。
世間の方が、ひねくれているんですよ。
「屈原」の気持ちがよく分かるわ。

役人:
「クツゲン」?
何ですか、それ?
またまた、突拍子もないことを言われる。

大臣:
なんだ、知らないの。
だから、日本の教育システムは、問題あり、
なんですよ。
中国の古典を教えないのね、今は。

役人:
はい、私が知っている人と言えば、「莫言」
だけです。

大臣:
「バクゲン」?
いつの時代の人?

役人:
大臣、ご冗談でしょ。
ノーベル賞作家ですよ。

大臣:
なんだ、"莫言 mòyán"さんのことか。
君、中国語位できないと、これからは、役人も
務まりませんよ。

役人:
はい。
先生とお話していると、ついつい"屈原 qūyuán"
を思い浮かべてしまいますね。

大臣:
????????????











 

2012年9月6日

経営(けいえい)を任(まか)せる、ひよっこ、夢(ゆめ)のまた夢(ゆめ)、平取(ひらとり)、抜擢(ばってき)する、公言(こうげん)、瓢箪(ひょうたん)から駒(こま)、サラブレッド、後進(こうしん)に道(みち)を譲(ゆず)る、勇退(ゆうたい)する、引退生活(いんたいせいかつ)、恥ずかしながら、お相手(あいて)は、蓼(たで)食(く)う虫(むし)も好(す)き好(ず)き、渡(わた)りに船(ふね)、

(社長)
わが社も人材が順調に育って来ましたので、
そろそろ若い人に経営を任せてはどうでしょ
うか?

(会長)
どこに、育った人材がいると言うのかね?

(社長)
そうですね、例えば、本部長クラスにいますね。
橋下君、石原君、河村君。

(会長)
ダメダメ!
みんな、ひよっこだよ。
営業にも、技術にも、秘書室にも、人材なんか
いないよ。
若い奴ら、何にも分かってないよ。
経営を任せるなんて、夢のまた夢だ。

(社長)
会長、ご自身を振り返ってみてください。
会長が平取に抜擢された時のことを。
当時の専務も皆の前で公言されていましたよ、
「もしかしたら、瓢箪から駒かも知れない」って。

(会長)
で、結果は、どうだったのかね?
「瓢箪からサラブレッドだったろう?」

(社長)
確かに、会長のご奮闘により、会社の業績は
目覚ましく伸びました。

(会長)
だろう?
わしは、走れる限り走り続けるつもりだ。
君も黙ってついて来い。

(社長)
ですが、この辺で、後進に道を譲りましょうよ。
そろって勇退しましょうよ。

(会長)
君、どうかしたのかね?
引退生活を楽しもうなんて思って・・・。

(社長)
実は、そうなんです。
恥ずかしながら、三回目の結婚をすることを
決断しました。
来月です。

(会長)
なんと!
で、お相手は?

(社長)
それが、・・・、会長秘書の田中真紀子・・・。

(会長)
なんと!
蓼食う虫も好き好き、・・・いや、失礼、彼女
か、彼女だったら、やむを得ないな。
いや、渡りに船だ。

(社長)
どういうことですか?

(会長)
彼女の部下が順調に育っているから、そろそろ
交替させようと思っていたんだよ。

(社長)
????









 

2012年8月26日

本能的欲求(ほんのうてきよっきゅう)、交流停滞(こうりゅうていたい)、領土問題(りょうどもんだい)、厄介(やっかい)極(きわ)まりない、地球外生物(ちきゅうがいせいぶつ)、鮎(あゆ)、縄張(なわば)り争(あらそ)い、行(い)ける、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)

(韓国人ビジネスマン)
木村さん、お元気でいらっしゃいましたか?

(日本人ビジネスマン)
ええ、まあ。
でも、世の中、騒がしくなって来ていますよ
ね。

(韓国人ビジネスマン)
そうですね。
日本人は、「キムチ」、「まっこり」を口にしなく
なってしまうんですかね?

(日本人ビジネスマン)
そんなことはないと思いますよ。
飲食は、本能的欲求ですから。
それより、文化面の交流停滞が心配ですね。
「ツナミ」「シルミド」のような韓国映画が見られ
なくなってしまうんですかね?

(韓国人ビジネスマン)
「領土問題」っていうのは、厄介極まりないです
ね。
地球外生物から見たら、「鮎」の縄張り争いに
見えるでしょうね。

(日本人ビジネスマン)
そうそう、「鮎」なんですが、来年はどの位
買っていただけます?

(韓国人ビジネスマン)
そうですね、今年の2倍は行けると思いますよ。
但し、これ以上、悪化しなければですがね。

(日本人ビジネスマン)
領土問題がですか?

(韓国人ビジネスマン)
いえいえ、違いますよ。
地球温暖化です。







 

2012年8月19日

雲霞(うんか)の如(ごと)く、放水(ほうすい)、無(な)い知恵(ちえ)を絞(しぼ)る、内政(ないせい)、専心(せんしん)する、主調(しゅちょう)、際立(きわだ)たせる、鳥(とり)もち、サリン、粘度(ねんど)、輸入物(ゆにゅうもの)

(総理大臣)
全く雲霞の如く押し寄せて来るな。

(防衛大臣)
仕方ないですよ。
何しろ、15億人もいるんですから。

(総理大臣)
今度は、「放水」よりもっと効果的な方法を
考えた方がいいな。

(防衛大臣)
いろいろと無い知恵を絞ってはいますが、
なかなか・・・。

(総理大臣)
それにしても、大陸国旗と台湾国旗を並べ
て立てるというセンスが分からんな。
それだったらオリンピックも統一チームに
したら良さそうなものなのにな。

他国の内政はさておき、こちらは、自国の
防衛に専心すべきだな。

水の代わりに、「ケチャップ」を使っては、どう
かな?

(防衛大臣)
はい、それも考えては見たのですが、なにしろ
「赤色」系が主調ですので、却って、あちらの国
のイメージを際立たせるだけになるのではない
かと・・・。

(総理大臣)
そうなると、やはり「鳥もち」しかないかな?

(防衛大臣)
はい、そちらにつきましては、現在、アメリカの化学
兵器研究所で実験中で、来週中には、実験結果が
でる予定で進めております。

(総理大臣)
「サリン」じゃないんだから、そんなに大袈裟にしなく
てよさそうなものだがな。

(防衛大臣)
そうでもないんですよ。
逮捕してから洗い流さなければなりませんので、
「粘度」が鍵なんです。

(総理大臣)
なるほど。でも、間違っても、中国製の「鳥もち」を使わない
でくださいよ。

(防衛大臣)
そうですね。
「輸入物」とだけ聞いていました。
早速、確認させていただきます。











2012年8月16日

汚名(おめい)、民度(みんど)、末代(まつだい)まで、たちが悪(わる)い、おとがめなし、元凶(げんきょう)、血祭(ちまつ)りにあげる、オナニー、喜(よろこ)びを噛(か)みしめる、義務(ぎむ)ずける、誓約書(せいやくしょ)

(スポーツジャーナリスト)
あれは、ひどかったですね。

(放送記者)
ああ、朴鐘佑ですか?
そうですね、彼の名は、末代まで、オリンピック
の歴史に刻まれてしまいましたね。

(スポーツジャーナリスト)
同じ東アジア人として、本当に恥ずかしいですね。
東アジアの民度も大したことないって言われてし
まいますね。

(放送記者)
日本チームは、大丈夫でしょうか?

(スポーツジャーナリスト)
大丈夫でしょう。
ちゃんと教育もしているし、あんなふざけた宣伝
ビラを会場に持ち込むアホもいないでしょう。

(放送記者)
そういえば、27歳の留学生は、もっとたちが悪い
ですね。
おとがめなしですか?

(スポーツジャーナリスト)
多分ないでしょう。
日本だったら、そいつが元凶として血祭りにあげら
れますよね、きっと。
それに、英語もできないんですかね?
朝鮮語で書いて、誰に見せるつもりだったんでしょ
うかね?

(放送記者)
確かに、そうですね。
ということは、オナニーだったってことですかね?

(スポーツジャーナリスト)
そうですね。
興奮のあまりの集団オナニー。
やるんだったら、国に帰って、他国人に見えないとこ
ろでやらなきゃ。

(放送記者)
まあ、よほどうれしかったんじゃないでしょうか?
にっくき大和民族を打ち負かして。

(スポーツジャーナリスト)
これからはどこの国も、「喜びを噛みしめる」練習を
事前に義務付けるべきですね。

(放送記者)
そうですね、それと、「人前でオナニーはしない」とい
う誓約書も書かせた方がいいんじゃないですか。










2012年7月8日

防衛(ぼうえい)、実効支配(じっこうしはい)、妙案(みょうあん)、共同戦線(きょうどうせんせん)を張(は)る、三国同盟(さんごくどうめい)、刺激(しげき)する、敵対(てきたい)する、膨張(ぼうちょう)する、面子(めんつ)を立(た)てる、乗(の)ってくる、魚心(うおごころ)あれば水心(みずごころ)、通婚(つうこん)、給(たま)え、チェックメイト

(防衛大臣)
尖閣列島と竹島と北方四島の防衛をどうする
かだが・・・?

(防衛研究所所長)
竹島と北方四島は、防衛という段階にはない
と言わざるを得ません。
なぜなら、実効支配をしていないからです。

(防衛大臣)
いずれにせよ、中期的、長期的な展望を持つ
必要があります。
所長には、何か妙案は、ございませんか?

(防衛研究所所長)
はい、ございます。

(防衛大臣)
ありますか。
では、是非、お聞かせください。

(防衛研究所所長)
はい。
先ず、日本は、大陸諸国と対抗するために、
フィリッピン、インドネシアと共同戦線を
張るべきです。
出来れば、「三国同盟」を結ぶべきです。
次に、日本の防衛関係者の50%が中国語
を、5%が朝鮮語を、5%がロシア語を理解す
るようにすべきです。

(防衛大臣)
中国を刺激することにならないかな?

(防衛研究所所長)
大臣、刺激するどころか、既に「敵対」しています。
仕方のないことです。
特に、中国は、ますます膨張してくると思われま
す。
あちらは、「クイーン3基」でやって来ています。
こちらもせめて、「クイーン、ビショップ、ナイト」
位で対抗しないと。

(防衛大臣)
アメリカも入れれば、うちは、「クイーン4基」
位にならないかね?

(防衛研究所所長)
アメリカは、頼りにしない方がよろしいと思います。
勿論、表面上は、アメリカの「面子」を立てておく
必要がありますが・・・。

3国の人口を合わせると、6億人、実効支配海域
は世界一になります。
海洋資源も豊富です。

(防衛大臣)
「東アジア太平洋共栄圏」構想ってことだな。
フィリピンやインドネシアは、乗って来るだろうか?

(防衛研究所所長)
「魚心あれば水心。」、必ず乗ってくると信じます。
大臣、できれば、3国間の「通婚」を推し進める
べきです。

(防衛大臣)
ちょっと待ってくれ給え。
「防衛問題」が「通婚問題」にまで行き着く
とは・・・・。

(防衛研究所所長)
「チェックメイト!」

(防衛大臣)
しまった、また、やられた!
















2012年7月4日

猫(ねこ)も杓子(しゃくし)も、検索(けんさく)、出会(であ)い系(けい)サイト、根底(こんてい)を揺(ゆ)るがす、ナンセンス、不特定多数(ふとくていたすう)、持(も)ち味(あじ)、友達(ともだち)の輪(わ)、うさん臭(くさ)さ、凋落(ちょうらく)

(同僚A)
Facebookって、俺には理解できないな。

(同僚B)
どうして?
猫も杓子もやってるぜ。

(同僚A)
友達なら、普段から連絡し合っているはず
なのに、なぜ、「検索」する必要があるの?

(同僚B)
おお、君、それは、Facebookの根底を
揺るがすような発言だよ。

(同僚A)
そうだよ。
友達でもない人に、「友達承認のリクエスト」
を出してはいけないなんて、ナンセンスも
いいところだよ。
本来知り合いでない人同士が知り合うので
なかったら意味ないじゃん。

(同僚B)
そうでもないさ。
「出会い系サイト」じゃないんだよ。
不特定多数に対するメッセージの発信は、
Twitterに任せればいいんだよ。
それぞれ、持ち味ってものがあるんだよ。

(同僚A)
なるほど、Facebookは、「サークル活動」
って訳だ。
広がりのない世界なんだ。

(同僚B)
いや、友達の輪が広がれば、やがては、
世界中の人と友達になれるんだよ。

(同僚A)
気持ち悪いなあ、そんな世界。
アメリカ人とアルカイダが友達になるなんて。
やはり、この運動には、「うさん臭さ」がつき
まとうなあ。

(同僚B)
まあ、これからどうなるかだな。
きっと、凋落するに・・・、いや、・・・。

(同僚A)
なんだ、お前、おれよりも批判的じゃないか。

(同僚B)
へへへ、実は、そうなんだ。












2012年6月21日

憂(う)き目(め)に遭(あ)う、方策(ほうさく)、穴(あな)を埋(う)める、秘策(ひさく)、イケメン、血道(ちみち)をあげる、口(くち)を慎(つつし)む、素人(しろうと)、煮(に)詰(つ)まる、机上(きじょう)の空論(くうろん)

(学長)うちもこのまま行くと学生募集停止の
憂き目に遭うかもしれないので、そろ
そろ、留学生を取り込む方策を考え
ないと行けないと思いますが、いかが
でしょうか?

(教授)
学長、留学生だけが学生ではないと
思いますが・・・。

(学長)
他に、穴を埋めてくれそうな人がいま
すか?

(教授)
はい。
家庭の主婦です。

(学長)
君、冗談は休み休み言ってくれよ。

(教授)
いえ、冗談ではございません。
家庭の主婦を取り込めれば、他大学との
競争もありませんので、安定した経営が
出来ると思います。

(学長)
家庭の主婦、学費払えるかな?

(教授)
秘策があるんですよ。
韓国のイケメン達を講師に呼ぶんです。

(学長)
なるほど。
韓流とかに血道をあげているあのバカども
なら、金出すかもな。

(教授)
学長、口を慎んでください。
大事な大事なお客様ですから。

(学長)
そうか、そうか。
講師料が高くつかないかな?

(教授)
有名タレントに良く似た素人を呼んで来れば
大丈夫ですよ。
でも、時々、本物も5分くらい呼ぶんですよ。

(学長)
そうか、素晴らしい考えだね。

(教授)
ありがとうございます。

(学長)
ところで、何を講義させるの?

(教授)
あ、それは、・・・。
まだ、煮詰まっておりません。

(学長)
何だ、君のお得意の机上の空論か。




2012年6月10日

落(お)ち着(つ)く、意図的(いとてき)に流(なが)す、デマ、密告(みっこく)、懸賞金(けんしょうきん)、崖(がけ)っぷち、背水(はいすい)の陣(じん)、地下(ちか)に潜(もぐ)る、振(ふ)り込(こ)め詐欺(さぎ)、

(支援者)
今、どこですか?

(高橋)
それは、ちょっと・・・、落ちついたら、
お教えします。

(支援者)
テレビでは、横浜方面に逃げたと
報道されていますが?

(高橋)
それは、警察が意図的に流したデマ
ですよ。

(支援者)
では、東京方面ですか?

(高橋)
いえ、それも、ちょっと・・・。

(支援者)
で、お金は、大丈夫ですか?

(高橋)
はい、全額、無事です。
今、私を密告すれば、懸賞金の
1000万円が手に入りますよね。
私は、本当にあなたを信用して
よろしいのでしょうか?

(支援者)
たったの1,000万円のために、
昔の仲間を裏切るとでもお思い
ですか?

(高橋)
捕まった奴らが、みんな、ペラペラ
しゃべってますからね。
誰も信用できませんよ。
まさに、私は、「崖っぷち」ですよ。

(支援者)
エッ、崖が見えるんですか?

(高橋)
まさに、「背水の陣」ですよ。

(支援者)
エッ、水が見えるんですか?
もう、「地下に潜る」しかないですよ。

(支援者)
エッ、地下鉄が見えるんですか?
崖、水、地下鉄、どこでしょうか?

(高橋)
ヒントは、そこまでですよ、振り込め詐欺
じゃなかった、懸賞金詐欺さん。

(支援者)
分かりましたよ。
石垣、お堀、地下鉄。
「桜田門」ですね。







2012年6月7日

見出(みだ)し、厚生省(こうせいしょう)、性処理(せいしょり)、根(ね)を上(あ)げる、女(おんな)の盛(さか)り、色情狂(しきじょうきょう)、奉仕(ほうし)の精神(せいしん)、快楽追求(かいらくついきゅう)、男(おとこ)断(だ)ち、イマイチ

(記者)
編集長、彼女の見出しどうします?

(編集長)
君は、どう思う?

(記者)
やはり、「厚生省」にスポットを当てるべきかと
思いますが・・・。

(編集長)
どういうこと?

(記者)
だって、彼女は、「厚生省」で、男性たちの性処理
の仕事にあたっていたんでしょう?
逃亡中だって、男達の相手をしていますよね。

(編集長)
そうだな。
逃亡犯なんてのは、普通、孤独でセックスをする
相手なんかもいないよな。
だから根を上げて、自首したりするんだよな。
そう考えてみると、17歳からずっと、まさに女の
盛りを男たちに捧げて来たんだからな。

(記者)
でも、本人も、結構楽しんだんじゃないでしょうか?
ですから、色情狂でもあったんだと思います。

(編集長)
ということは、「奉仕の精神」と「快楽追求」ってこと
だな。
で、君のを言ってご覧。

(記者)
『 菊池直子 ついに来てしまった 男ダチの日!!』

(編集長)
「男立ち」と「男断ち」をかけたつもり?
イマイチだな。






2012年5月24日

君(くん)づけ、大概(たいがい)、抜擢(ばってき)、大(だい)です、率先(そっせん)して、ゲット、いらっしゃれない、接待(せったい)ゴルフ、女子禁制(じょしきんせい)、見(み)え透(す)いた嘘(うそ)、炎上(えんじょう)する、持(も)つ

(課長)
鈴木君、悪いけどさあ、明日のお葬式
君が会社を代表して行ってもらえない
かな?

(課員)
課長、課長が「君づけ」で呼ぶときは、
大概、ご自分のお仕事を部下に押し付
けられる時ですね。

(課長)
そうかな?
じゃあ、もう一度。
鈴木明子さん、できれば・・・。

(課員)
言い方の問題ではありません。
私は、課を代表することはできるかも
知れませんが、会社を代表するなんて、
30年早いですよ。

(課長)
いえいえ、3年後でも、大丈夫ですよ。

(課員)
本当でしょうか?
もしかして、3年後、課長代理にでも
抜擢していただけるということでしょうか?

(課長)
可能性は、限りなく大ですよ。
こういう人の嫌がる仕事を率先して
引き受けていくことで、点数が上がるん
ですよ。
今日は、3ポイント、ゲットですよ。

(課員)
で、課長は、なぜいらっしゃれないんですか?

(課長)
実は、接待・・・。

(課員)
あっ、接待ゴルフですね。
私も一度位行きたいですね。

(課長)
それが・・、そうも考えたんだけれど、女子禁制
なんだよ。
次回は、きっと連れて行くからね。

(課員)
課長、そういう見えすいた嘘をおっしゃっていて
唇が乾きませんか?
ここは、アメリカではないんですよ。
女子禁制のゴルフ場なんかあるはずありません
よ。
あったら、とっくに、炎上してしまっているはずで
すよ。

(課長)
いやあ、実は、アメリカで接待ゴルフを社長から
命じられてしまったんだよ。

(課員)
エッ、本当ですか?
こんな会社、いつまで持つかな?








2012年5月19日

司会(しかい)、企画案(きかくあん)、コンセプト、イマイチ、ターゲット、婚活(こんかつ)、嫌悪感(けんおかん)、自己発見(じこはっけん)、独(ひと)り立(だ)ち、出家(しゅっけ)、カモフラージュ、教(おし)えそびれる、売(う)りつける、具象化(ぐしょうか)する、墓地(ぼち)、仏壇(ぶつだん)、釣(つ)る、行(い)ける

(課長)
今日の司会は、誰かな?

(係長)
はい、わたくしです。

(課長)
では、始めて。
効率よくやろうね。

(係長)
はい、かしこまりました。

では、この企画案に対し、異論の
ある方は、意見を述べてください。

(課員A)
この企画、コンセプトが、イマイチ、
明確ではない気がします。
特に、狙いが、見えませんね。

(係長)
その点に関し、他の方は、いかがですか?

(課員B)
私は、ターゲットを「婚活に嫌悪感を抱く
女性」に絞った素晴らしい案だと思います。
結婚を人生目標から外した女性達に
夢を売るというのは、社会的にも意義の
あるものだと考えます。

(課員A)
でも、夢の中身が、不明確だと思います。
「自己発見の旅」、「真の独り立ちをめざして」、
これって、何を売ろうとしているんですか?
「旅行プラン」ですか?
「出家プラン」ですか?

(課員C)
A君、分からないの、カモフラージュだよ。

(課員A)
分かりませんね。何を売るのかが見えませ
んね。

(課長)
ああ、君には、自分の会社のことが理解で
きていないみたいだね。
係長、うちの商品が何であるか、彼に説明
してやってないのかね?

(係長)
すみません、つい忙しくて、教えそびれて
しまいました。

(課長)
じゃあ、わたしから説明しよう。

いいかい、わが社が売りつけようとして
いるものは、「夢」なんだよ。

それを具象化すると、
ズバリ、
「老人ホーム」ー「墓地」ー「仏壇」
のセット販売なんだよ。

(課員A)
なるほど!
それで、謎が解けました。
でしたら、
「ペット」ー「老人ホーム」-「墓地」ー「仏壇」
にしては、いかがでしょうか?

(課長)
うん、「ペット」で、釣るか。
それは、行けるかもな。







2012年5月6日

リクエスト、流行(はや)る、寄(よ)り付(つ)かない、ご存(ぞん)じない、とんでもないです、アンケートをする、鶏(にわとり)と卵(たまご)、無謀(むぼう)だ、アンケートを取(と)る

(店長)
うちの店にこういうミュージックは、ふさわし
くないよ。

(店員)
店長、これは、私の趣味ではありませんよ。
これは、お客様のリクエストに基づいてい
るんですよ。

(店長)
これは、およそ80年前に流行った曲だよ。
これじゃー、若い人は寄り付かないよ。

(店員)
店長、この一帯の住民の平均年齢、
ご存じないんですか?

(店長)
35歳くらいかな?

(店員)
とんでもないです。
なんと、78歳です。

(店長)
まさか。
君、どうやって調べたんだよ?

(店員)
はい、店に来るお客様にアンケートを
したんです。

(店長)
???、それは、「鶏と卵」だな。

(店員)
何ですか、それ?

(店長)
「勘太郎月夜歌」を流し始めてから、
アンケートをしたんだろう?

(店員)
はい、そうです。

(店長)
明日から、「浜崎あゆみ」を流して、10
日後にアンケートを取って見てくれ。

(店員)
店長、それは無謀です。
せめて、3日後にしないと。

(店長)
どうして?

(店員)
10日後では、店がつぶれてしまっています
よ。




2012年4月28日

すまじきものは宮仕(みやづか)え、平家物語(へいけものがたり)、伏魔殿(ふくまでん)、初耳(はつみみ)、魑魅魍魎(ちみもうりょう)、お化(ば)け、悪魔(あくま)、きもい

(部長)
すまじきものは宮仕えだな。

(新人)
何ですか、それ?
「平家物語」?

(部長)
そうじゃないけど、その頃
から言われていることだよ。
「会社勤めは、大変だ」っていう
意味だよ。

(新人)
何が大変なんですか?

(部長)
君、そのうち分かると思うが、
会社は、伏魔殿だよ。
 
(新人)
その言葉、初耳ですが・・・。
 
(部長)
魑魅魍魎ってことだよ。
 
(新人)
ますます分かりません。
 
(部長)
お化けや悪魔がいるってことさ。
 
(新人)
エッ、トイレにお化けがいるのは、
学校だけじゃないんですか?
でも、それだったら、大丈夫です。
 
(部長)
どうして?
 
(新人)
私は、学校で、「お化け研究会」
に入っていたんですよ。
 
(部長)
そうかい。
こんなお化けもいるかな????
 
(新人)
ギャー!!!!!!!!
きもくて、可愛い!!!!

2012年4月21日

何(なに)かありますか?、特(とく)にありません、お顔(かお)を拝(おが)む、一段(いちだん)と、えくぼ、見栄え(みばえ)のしない、日陰(ひかげ)に咲(さ)く、もったいない

(花屋)
お世話になります。

(宅急便屋)
こんにちは。
今日、何かありますか?

(花屋)
すみません、今日も、特にありません。
いつも用事がないのに、寄っていただいて、
すみません。

(宅急便屋)
いいえ、こうして毎日お顔を拝めるだけで
十分ですよ。
それが楽しみで、この仕事をやっている
ようなものです。
今日は、また、一段とおきれいですね。

(花屋)
はい、この花は、今とても売れています。

(宅急便屋)
お化粧をされなくても、おきれいなんですね。

(花屋)
はい、花には、クリームは付けませんわ。

(宅急便屋)
えくぼも、いいですね。

(花屋)
どの花のことでしょうか?

(宅急便屋)
この店で、一番きれいな花ですよ。

(花屋)
・・・・・・?
あら、やだ、わたしなんか、一番見栄えのしない
日陰に咲く花ですわ。

(宅急便屋)
だから、お肌が雪のように真っ白なんですね。

(花屋)
日が当たらないので、もやしのようなものですわ。

(宅急便屋)
私は、もやしが大好きなんです。
ついつい・・・・

(花屋)
食べたくなってしまうんでしょ。
いやーだ、私、食べられちゃうの?

(宅急便屋)
もったいないな。
ベランダに、飾っておきますよ。
じゃあー、明日また。

(花屋)
明日は、バッチリお化粧してお待ちして
おりますわ。





2012年4月13日

貴国(きこく)、了見(りょうけん)、戦々恐々(せんせんきょうきょう)、物騒(ぶっそう)、人工衛星(じんこうえいせい)、偵察(ていさつ)用(よう)、断(だん)じて、ここだけの話(はなし)ですが、パパラッチ、交渉中(こうしょうちゅう)、諜報(ちょうほう)機関(きかん)

(A国大使)
いったい、貴国は、どういう了見なのですか?

(C国外務省高官)
何のことでございましょうか?

(A国大使)
ミサイル発射ですよ。

(C国外務省高官)
それが、貴国と何か関係がおありでしょうか?

(A国大使)
大ありです。
我が国の国民は、戦々恐々としておりました。

(C国外務省高官)
あれは、我が国の領土内に落とす実験ですよ。

(A国大使)
でも、ミサイルとは、物騒ではないですか?

(C国外務省高官)
違いますよ。
人工衛星ですよ。

(A国大使)
何のための人工衛星ですか?

(C国外務省高官)
偵察用です。

(A国大使)
我が国の偵察のためでしょう?

(C国外務省高官)
違います。
断じて、違います。
ここだけの話ですが、ある人間の寝室を
偵察するためのものです。

(A国大使)
ある人間?
まさか・・・?

(C国外務省高官)
そうですよ、あれは、「パパラッチ衛星」
ですよ。

(A国大使)
で、撮った写真は、どこに売るんですか?

(C国外務省高官)
今、3ヶ国と交渉中です。
貴国向けは、特別価格とします。
いかがですか?

(A国大使)
我が国の諜報機関と相談して、ご返事
します。






2012年4月9日

応募(おうぼ)する、存(ぞん)じ上(あ)げております、仕事(しごと)の合間(あいま)に、起業(きぎょう)する、御社(おんしゃ)、話(はなし)が見(み)えない、何(なに)を隠(かく)そう、居酒屋(いざかや)、会社(かいしゃ)を辞(や)める

(面接者)
ロッシーニさんは、イタリアの方ですね?

(応募者)
はい、そうです。

(面接者)
どうして、我が社に応募されたのですか?

(応募者)
はい、アニメが好きだからです。

(面接者)
うちは、アニメの会社ではありませんよ。

(応募者)
はい、存じ上げております。

(面接者)
では、なぜ?

(応募者)
仕事の合間に、アニメの研究をしたいん
です。
そして、将来は、アニメの会社を起業した
いんです。

(面接者)
すると、3年後には、イタリアにお帰りで
すか?

(応募者)
いいえ、3年では無理だと思います。

(面接者)
どのくらい先ですか?

(応募者)
そうですね、15年くらい先です。
ですから、その間、御社で働かせていた
だきたいのですが・・・。
日本の会社は、一生勤めないとダメなの
でしょうか?

(面接者)
そんなに待てませんね。

(応募者)
エッ?

(面接者)
5年しか待てませんね。

(応募者)
話が見えないのですが・・・。

(面接者)
何を隠そう、実は、私も同じことを考えて
いるんですよ。
場所は、イタリアでなくても、いいのですが。
ロッシーニさん、一緒にがんばりましょうよ。
5年で、会社を辞めて、イタリアに行きまし
ょうよ。

(応募者)
はい。
5年で、いくら位貯金できますでしょうか?

(面接者)
そうですね・・。
この話の続きは、今夜、居酒屋でやりまし
ょう。
ああ、やっと会社を辞められそうだ。
がんばるぞ!!!!

(応募者)
?????!!!!!
      
 
      
  

2012年4月4日

お久(ひさ)しぶり、肌(はだ)がすべすべ、目(め)じり、触(ふ)れる、謙虚(けんきょ)過(す)ぎる、振(ふ)る、

(男)お久しぶりです。

(女)ほんとうに。

(男)変わっていないね。

(女)いえ、いえ、もう、おばあちゃんですわ。

(男)とんでもない!
  
   肌はすべすべ、目じりにしわもなく・・・

(女)一番触れてもらいたくないことを言わな
   いでちょうだい。

   あなたのそういうところがいやで、別れ
   たのよ。

(男)僕は、君のそういう、謙虚過ぎるところが
   いやで別れたんだよ。

(女)あら、振ったのは、私よ。

(男)違うよ、振られたのは僕だよ。

(女)???????????

2012年4月3日

新人教育

(課長)
今年の新人教育プログラムのメニューは、
こんなものかな?

(課員)
はい、ほぼ出揃ったとは、思いますが、
でも、何か欠けているような気がしてな   
りません。

(課長)
何かな?

(課員)
座学ばかりでは、みんな「痔」になってしま
うのではありませんか?

(課長)
「痔」?

(課員)
冗談です、すみません。
でも、みんな、飽きてしまうと思うんです。

(課長)
では、体を動かすものがいいかな?

(課員)
そうなんです。
10kmロードレースなんか、いかがでしょ
うか?

(課長)
君、私は、10kmは無理だよ。
君は、40kmでも問題ないだろうが、陸上
部だったから。

(課員)
課長、新人教育ですよ。
 課長は、走られなくてもいいんですよ。

(課長)
あっ、そうか。
じゃあ、マラソンにしようや。

(課員)
エーッ、それでは、全員リタイア、つまり、
退社することになってしまいますよ。

(課長)
そうだな。
じゃあ、「滝修行」は、どうかな?

(課員)
風邪をひいてしまいますよ。

(課長)
そうか、じゃあ、「ラジオ体操」は、どう
かな?

(課員)
それでしたら、もうプログラムに入って
います。
    
    
     
     

2012年3月18日

思(おも)い過(す)ごし、病床(びょうしょう)に臥(ふ)せる、雇用主(こようぬし)、被雇用者(ひこようしゃ)、夜伽(よとぎ)、冗談(じょうだん)を休(やす)み休(やす)み言(い)う、現金(げんきん)だ、臨終(りんじゅう)

(夫)最近、君は僕の事を、「あなた」って
   呼んでくれないね。
(妻)そうかしら?
   思い過ごしでは?
   何て、呼んでいるかしら?
(夫)「ちょっと」「ネー」「おい」「そこ
   の人」「お兄さん」だよ。
(妻)それで十分でしょう。
   結婚した時、特に約束はしてないでし
   ょう?
(夫)「病床に臥せっている時もいつも一緒
    にいる」って誓ったよな。
(妻)はい、確かに。
   「あなた」って呼ぶなんて誓ってないわ
   よね。
   そんなに「あなた」って呼んでほしいの?
(夫)もちろん。
(妻)いいわよ。
   1回呼んだら、いくらくれる?
(夫)エッ! まるで、雇用主と被雇用者だね。
   1回につき、夜伽一回じゃダメ?
(妻)お兄さん、冗談は休み休み言ってくださ
   いな。
   それでは、得をするのは、お兄さんだけ
   じゃないの。
   現金でくださいな。
(夫)現金だな、君は。
 
(妻)そうよ。
   夫婦生活も40年ともなると、金銭関係
   のみで成り立っているんですから。
(夫)なるほど、じゃあ、「あなた」は、臨終
   の時に一回だけでいいよ。
   タダのはずだから。
(妻)しまった!
   
   
   

2012年3月7日

生前(せいぜん)、節約家(せつやくか)、陰口(かげぐち)をたたく、人様(ひとさま)、戒名(かいみょう)、居士(こじ)、お志(こころざし)、気前(きまえ)よい

(住職)生前のご主人は、大変節約家でいらっ
    しゃいましたですよね?
(檀家)はい、人によっては、ケチだと陰口を
    たたいていたようですが、主人は大変
    物や人様の心を大切にする人でした。
(住職)そうですか、では、戒名は、そういった
    内容を映したものにしましょうか。
(檀家)はい、それで、お願いいたします。
(住職)「清高節約頑固一徹居士」なんか、
    いかがでしょうか?
(檀家)結構なお名前をありがとうございます。
    ですが、「清高節約頑固一徹大居士」
    としていただけないでしょうか?
(住職)はい、ですが、後の方は少し値段は張り
    ますが・・・。
(檀家)いかほどでしょうか?
(住職)それは、お志ですから、いくらとは申せ
    ませんが・・・。
(檀家)ご遠慮なく、おっしゃってくださいませ。
    「3」位でしょうか?
(住職)できましたら、「5」位にしていただ
    けるとありがたいのですが・・・。
(檀家)そうですか、では、「50万円」という
    ことですね?
(住職)いえ、一桁違います。
(檀家)「500万円」ですか?
(住職)「大居士」の場合は、「7」位にして
    いただきたいのですが・・・。
(檀家)「節約居士」だけでしたら、おいくら
    になりますか?
(住職)お志ですから、いくらとは申せませんが、
    ご本人も、人生の最後位は、ケチせず、
    気前よく行きたいでしょうから・・・。
(檀家)分かりました。
    最後の節約型ので、「100万円」で
    お願いいたします。
    

2012年2月29日

おつむ、おむつ、大人(おとな)、完全無欠(かんぜんむけつ)、価格(かかく)、吸水性(きゅうすいせい)、肌(はだ)触(ざわ)り、申(もう)し分(ぶん)ございません、製造中止(せいぞうちゅうし)、楊枝(ようじ)、洗濯(せんたく)、成果(せいか)、おすそ分(わ)けする

(面接官)で、朴さんは、なぜ、わが社に興味
     を持たれたのですか?
(朴牛石)はい、御社の製品を三代にわたって
     使わせていただいているからです。
(面接官)そうですか。
     何の製品でしょうか?
(朴牛石)「おつむ」です。
(面接官)はあ?
(朴牛石)あ、すみません、間違えました。
     「おむつ」です。
(面接官)子供用ですか、大人用ですか?
(朴牛石)子供用です。
(面接官)三代ということは、あなたと
     お父さんとおじいさんですか?
(朴牛石)いえ、わたしと、母と、おばあ
     ちゃんです。
(面接官)どこがいいのでしょうか?
(朴牛石)全てです。
     完全無欠です。
     価格と吸水性と肌触り、すべて、
     申し分ございません。
(面接官)でも、朴さん、うちは、「おむつ」
     は製造していなんですよ。
(朴牛石)エッ、本当ですか?
(面接官)余りに評判が悪いので製造中止に
     しました。
     赤ちゃんが余りに気持ちが良いの
     で、脱ごうとしないっていうんで
     すよ。
(朴牛石)そうでしたか。
     でも、「おむつ」以外の製品も
     いいものがありますよね。
(面接官)ありますよ。
     たとえば、・・・・・。
(朴牛石)紙袋、紙手袋、紙靴下、紙下着、
     紙マスク、紙歯ブラシ、紙楊枝、
     紙ナイフ、・・・・、紙ばさみ。
(面接官)紙ばさみ?
     ありましたかね?
(朴牛石)すみません、紙洗濯バサミのこと
     です。
(面接官)それにしても、君は、研究熱心
     だね。
     開発の仕事向きだね。
(朴牛石)はい、御社で是非とも開発の仕事
     をさせていただきたいと思い、
     応募いたしました。
(面接官)うーーーーーん、一つだけ問題が
     あるんだよな。
(朴牛石)何でしょうか?
(面接官)君のような優秀な人材が開発部に
     入ると、私の席がなくなってしま
     うということだよ。
(朴牛石)先輩、それでしたら、大丈夫です。
     成果を、こっそりとおすそ分けしま
     すから。

2012年2月22日

うち、商標(しょうひょう)、代物(しろもの)、偽物(にせもの)まがい、本物(ほんもの)まがい、技術力(ぎじゅつりょく)、無(な)い袖(そで)は振(ふ)れない、目(め)がない、大好評(だいこうひょう)

(社長)君、うちは、大丈夫かね?
(常務)はあ?
(社長)商標だよ。
(常務)ああ、アップルさんが困っている
    やつですね。
(社長)手遅れになったら、大変だぞ。
(常務)うちの場合は、誰もマネする気に
    ならない代物ですから、大丈夫で
    すよ。
    「偽物まがい」なんて、へんてこ
    な商標をマネするやつはいませんよ。
(社長)本当は、「本物まがい」にしたかった
    んだけどな、先を越されたよ。
(常務)社長、うちも、そろそろ「本物」で
    勝負したいですね。
    技術力で勝負したいですね。
(社長)そりゃ-そうだが、無い袖は振れない
    よ。
    「偽物」と「本物」の中間で行くしか
    ないよ。
(常務)でも、最近のわが社の製品は、どちら
    かと言えば、「本物」を超えていますよ。
(社長)たとえば?
(常務)たとえば、「こんにゃく豆腐ゼリー」です
    が、こんにゃく、豆腐、ゼリーに目がない
    お客様から大好評ですよ。
(社長)君、それは、君一人の好みだろうが。
(常務)バレましたか。
    

2012年2月14日

火(ひ)と油(あぶら)の関係(かんけい)、慶弔休暇中(けいちょうきゅうかちゅう)、家業(かぎょう)、ラーメン屋(や)、跡継(あとつ)ぎ、辞(や)める、ご実家(じっか)

(英国人)もしもし、加藤さん、お願いします。
(日本人)どちら様でしょうか?
(英国人)マイケル・ジョーダンと申します。
(日本人)うちの加藤とは、どういうご関係です
     か?
(英国人)火と油の関係です。
     すぐ燃えます。
(日本人)????????。
     冗談でしょう?
(英国人)はい、ジョーダンと申します。
(日本人)お友達ですか?
(英国人)はい、そうも言えます。
     それで、加藤さんは?
(日本人)今、ここには、いません。
(英国人)休暇中ですか?
(日本人)いいえ。
(英国人)いつ戻られますか?
(日本人)実は、お父様が亡くなられまして。
(英国人)ああ、慶弔休暇中ですか?
(日本人)いえ、お父様の家業がラーメン屋で、
     跡継ぎが彼しかいなくて・・・。
(英国人)辞められたのですか?
(日本人)簡単に言えば、そういうことです。
(英国人)だったら、早くそう言ってくださいよ。
(日本人)それが、いろいろと複雑な事情があり
     まして・・・。
(英国人)彼のご実家の電話番号を教えてくださ
     い。
(日本人)はい、では、一度だけ申し上げますね。
(英国人)??????!!!!

2012年2月3日

なかったことにする、申(もう)し上(あ)げにくい、ちんぷんかんぷん、ご納得(なっとく)し難(がた)い、重々承知(じゅうじゅうちょうち)の上(うえ)、率直(そっちょく)、弊社(へいしゃ)、理不尽(りふじん)、白紙(はくし)に戻(もど)す、前向(まえむ)きに検討(けんとう)する

(日本人)申し訳ないのですが、あの件は、
     なかったことにしていただけませ
     んか?
(中国人)なかった?
     あったじゃないですか。
     どういうことですか?
(日本人)ですから、申し上げにくいのです
     が・・・。
(中国人)でも、言っているじゃないですか。
(日本人)はい、ですから、そういうことで
     ・・・。
(中国人)そういうことって、どういうことで
     すか?
(日本人)ですから、何度も申し上げているよ
     うに、なかったことにしていただけ
     るとありがたいのですが・・・。
(中国人)何が何だかわかりません。
     全く、ちんぷんかんぷんですよ。
(日本人)貴社にとっては、ご納得し難いことは
     重々承知の上で、お願いしているので
     すが・・・。
(中国人)ですから、何をお願いされているので
     しょうか、私達は?
     新しい案件のことですか?
(日本人)いえ、先月のあの件です。
(中国人)だったら、なかった件じゃないでしょう?
     ここに、契約書だってありますよ。
(日本人)はい、率直に申し上げれば、その件です。
(中国人)疲れますね。
     なんで、率直に言ってくれないんですか?
(日本人)それは、御社にとっては、受け入れ難いと
     思うから・・・。
(中国人)そうお思いだったら、契約の破棄など、
     要求すべきではないでしょう?
(日本人)はい、ですが、弊社にも弊社の事情が
     ありまして、多少理不尽とは存じますが、
     敢えて、こうして、お願い申し上げてい
     る次第です。
(中国人)分かりました。
     契約を白紙に戻すってことですね?
(日本人)はい、できれば、そうしていただけると、
     助かりますが・・・。
(中国人)では、日本式にお答えします。
     「前向きに検討しますよ。」
     

2012年1月31日

近々(きんきん)、採用面接(さいようめんせつ)、伝授(でんじゅ)、万年(まんねん)、古傷(ふるきず)に塩(しお)を塗(ぬ)り込(こ)む、切(き)り口(くち)、立(た)て板(いた)に水(みず)、災(わざわ)いする、高慢(こうまん)ちき、老(お)いぼれ

(学生)先生、近々、採用面接を受ける予定
    ですが、絶対に受かるための秘訣を
    伝授いただけないでしょうか?
(教授)君、万年、企業に就職できずにいる
    私に、そんなことを聞くなよ。
    私こそ、誰かに教えてもらいたいよ。
(学生)ああ、そうでしたか。
    古傷に塩をすり込んでしまって、申し
    訳けありません。
    では、切り口を変えて、なぜ、先生は、
    いつも落とされてしまうのでしょうか?
(教授)それが分かれば、苦労はしないさ。
(学生)IQが高すぎるのかもしれませんね?
(教授)そうかもな。
(学生)教養があり過ぎるからかもしれませんね?
(教授)そうかもな。
(学生)立て板に水が、災いしているのかも?
(教授)そうかもな。
    つまるところ、私一人が清く、世間は
    皆、汚れているんだよ。
(学生)ところで、先生は、今年、おいくつであら
    れますか?
(教授)85歳じゃよ。
(学生)((そりゃ、無理だ。
     高慢ちきな、老いぼれを誰が雇うものか!))

2012年1月26日

秋入学(あきにゅうがく)、背(せ)に腹(はら)は代(か)えられない、ドル箱(ばこ)、序(じょ)の口(くち)、超辛(ちょうから)メニュー、男女混浴(だんじょこんよく)、目玉(めだま)、文科省(もんかしょう)、杞憂(きゆう)、入学記念撮影(にゅうがくきねんさつえい)、目(め)じゃない

(学長)東大が秋入学を始めるようだけれど、
    うちは、どうしようか?
(教授)背に腹は代えられないですよね。
    やるっきゃないですよ。
    留学生は、ドル箱ですからね。
(学長)しかし、このまま留学生が増えると、
    どこかの大学みたいに、英語の講義
    をメインにしなければならなくなる
    ぞ。
(教授)学長、そんなの、序の口ですよ。
    教会、モスク、・・・、超辛メニュー、
    ヴェジタリアン料理等等、やらなきゃ
    ならないことがいっぱいありますよ。
(学長)男女混浴もダメになるかな?
(教授)あれは、大丈夫ですよ。
    うちのホスピタリティー学科の目玉
    ですから。
    文科省もそこまで口出ししないでしょう。
(学長)そうか、だったら、留学生の比率を一気
    に80%にまで持って行こう。
(教授)でも、一つだけ気がかりなことがあります。
    杞憂であればよいのですが・・・。
(学長)何かね?
(教授)桜が満開の下での入学記念撮影ができなく
    なります。
    あれは、留学生にとっては、目玉ですから
    ね。
(学長)そんなの、目じゃないよ。
    富士山と桜の大きなパネルを作っておけば、
    一年中使えるじゃないか。
(教授)???!!

2012年1月20日

愛煙者、肩身(かたみ)が狭(せま)い、嫌煙者(けんえんしゃ)、性質(たち)、鼻(はな)につく、寛容(かんよう)な、尚(なお)且(か)つ、帯(おび)に短(みじか)したすきに長(なが)し、喫煙者(きつえんしゃ)、外貨獲得資源(がいかかくとくしげん)、市場調査(しじょうちょうさ)

(同僚A)最近、僕のような愛煙者は、肩身が
     狭いな。
(同僚B)そうだね。
     僕のような嫌煙者には、住み易い
     世界になりつつあるな。
     なにしろ、20メートル先でも、
     タバコのにおいが鼻につく性質
     なんでね。
(同僚A)どこか、喫煙に対して寛容な国
     に移住しようかと考えているんだ
     よ、真剣に。
(同僚B)そんな国、あるかな?
(同僚A)それで、調べているんだ。
     喫煙に対して寛容な国で、尚且つ
     肺がん治療の進んだ国はないかっ
     て。
(同僚B)ぜいたくだな。
     で、どう、ありそう?
(同僚A)帯に短したすきに長し、ってとこ
     だな。
(同僚B)タバコの原産地国は、どう?
(同僚A)それが、意外と難しいんだよ。
     喫煙者、お断りってとこが多いん
     だよ。
(同僚B)どうして?
(同僚A)貴重な外貨獲得資源を無駄にして
     はいけないんだそうだ。
(同僚B)そうか、タバコを売って、米を買う
     って訳だな。
     だったら、その国に、うちの「タバコ
     もどきキャンディー」売れるんじゃな
     いかな?
(同僚A)いやだ、タバコが吸えない国には行き
     たくないよ。
     市場調査は、君がやってくれよ。
     
     

2012年1月13日

色事(いろごと)、相談(そうだん)に乗(の)る、退社(たいしゃ)、寿退社(ことぶきたいしゃ)、出家(しゅっけ)、家出(いえで)、俗世間(ぞくせけん)と縁(えん)を断(た)つ、修行(しゅぎょう)、尼(あま)、二足(にそく)のわらじを履(は)く、実家(じっか)、手数料(てすうりょう)、仏具(ぶつぐ)

(部下)実は、ご相談したいことがあるのですが・・。
(上司)何かね?
    お金と色事以外だったら、何でも相談に
    乗りますよ。
(部下)どちらも関係ありませんわ。
    実は、退社したいと思っております。
(上司)何だ、体調でも悪いの?
    早く帰って休みなさいよ。
(部下)いえ、会社を辞めたいんです。
(上司)エッ、まさか、寿退社?
(部下)そういう、女性差別の言葉は控えて
    いただけませんか?
(上司)ゴメン、ゴメン。
    何か、不満でもあるの?
(部下)いえ、出家しますので。
(上司)エッ、家出?
(部下)いえ、俗世間との縁を断ち、修行に
    励みたいと思っております。
(上司)尼さんになるって言うことですか?
(部下)はい、そうです。
(上司)もったいない、そんなにいいバディ―
    をして・・・、いや、失礼!
    惜しいな、君のような優秀な人材が
    埋もれてしまうなんて。
    せめて、週2日、出勤してもらえない
    かな?
(部下)それは無理ですわ。
    二足のわらじは履けませんわ。
(上司)そうか、だったら、うちの実家の製品
    を売ってくれないか?
    手数料をたんまり払うからさ。
(部下)お寺に売るんですか?
    製品って、何ですか?
(上司)仏具だよ。
(部下)????!!!
    
 
    
    

2012年1月2日

意味深(いみしん)、肩(かた)を並(なら)べる、と言(い)われますと、腐(くさ)っても鯛(たい)、お神輿(みこし)、納得(なっとく)、あまのじゃく、裏(うら)を読(よ)む、秘密保持契約書(ひみつほじけいやくしょ)、やれやれ

(証券会社営業マン)明けましておめでとうござい
          ます。
(主婦)  おめでとうございます。
(営業マン)今年は、どんな年になるでしょうか?
(主婦)  そうね、欧州が心配ね。
      
      欧州は、ギリシャに始まりギリシャに
      終わるか?
(営業マン)意味深なことを言われますね。
(主婦)  そんなの、常識以前の常識ですよ。
      2020年頃には、中国のGDPが
      アメリカと肩を並べるのよ。
(営業マン)それなら、存じております。
(主婦)  だから、やはり、投資するなら、
      これからは、アジアよ。
(営業マン)と言われますと?
(主婦)  アジアなら、どこでも大丈夫よ。
(営業マン)日本も、大丈夫ですか?
(主婦)  もちろん。
      日本は、腐っても鯛、アジアの
      有力な一員よ。
(営業マン)そうですか。
      実は、今日は、ブラジルをお勧め
      に上がったのですが・・・。
(主婦)  まあ、W杯やオリンピックまで
      は大丈夫だろう、だから、自分も
      お神輿を一緒に担いでもよいと考
      える人が多いはずだからと投資す
      るという人がいるのはごく自然で、
      そういう素直な考えで自分を納得
      させられる人は、買ったらいいん
      じゃない?
(営業マン)でしょ?
      ですから、この商品なんか・・・。
(主婦)  私は、あまのじゃくなのよ。
      そういう素直な考え方ができない
      のよ。
      裏の裏の裏を読みたいの。
      いい、こういうことなのよ。
      あっ、ちょっと待って、その
      前に、この秘密保持契約書に
      サインして。
(営業マン)やれやれ、どうして、いつも、
      こうなっちゃうの?