2013年9月30日

10月1日付け (じゅうがついっぴづけ)

息子:
10月1日付で、部長になりましたよ。

父親:
エッ、盲腸?

息子:
部長。

父親:
なあんだ。

息子:
あれ、うれしくないの?

父親:
ああ、すまん。
うれしいさ。
何でも、「・・ちょう」がつけば。


 

2013年9月29日

嘘の上塗り (うそのうわぬり)

後藤久則:
どうしたの、ふくれっ面して?

その妻:
あなたのブログ読ませてもら
ったわよ。

後藤:
感動した?

妻:
ええ、殺したくなる位感動した
わ。
いつ、私達スキーに行った?

後藤:
えーと、えーと。

妻:
愛人と行ったのなら、そう書けば、
いいでしょうに。
嘘の上塗りなんかするから、ます
ます逃げ場がなくなるのよ。

後藤:
ゴメン。

妻:
ミラノには、何で行ったの?

後藤:
仕事。

妻:
バカ、飛行機でしょう!




 

2013年9月28日

目も当てられない (めもあてられない)

潜水艦艦長:
何か、分かったかね?

潜水艦員:
はい、それが・・・、どうやらイルカの
大群のようです。
こちらに向かって来ます。

艦長:
どの位いるかね?

艦員:
はい、数百匹のようです。

艦長:
まずいな。
まともに来られたら、目も当てられ
ないぞ。

艦員:
いえ、目視は可能です。

艦長:
???

 

2013年9月27日

他人をあごで使う (ひとをあごでつかう)

庶務課課長:
ちょっと、マドンナちゃん。
ちょっと、来てくれないか?

庶務課課員:
今、取り込み中です。

課長:
こっちも仕事だよ。

課員:
こっちは部長から頼まれた仕事です。

課長:
こっちは、社長から命令された仕事
だよ。

課員:
だったら、課長がご自身でなされば
いいじゃないですか?

課長:
それが出来ないから、君に頼もうと
思っているんだよ。

課員:
私の体は一つしかないんです。

課長:
でも、足は、二本あるだろう?

課員:
まったく、人をあごで使うことしか知らな
いんだから。
だから、あごが、あんなに肥大化して
しまってるじゃない。






 

2013年9月26日

大風呂敷を広げる (おおぶろしきをひろげる)

TVキャスター:
我が国の首相、大丈夫でしょうか?

コメンテーター:
ああ、米国での言動ですか?

TVキャスター:
そうです。
国内でまだ決まっていないことに
ついても、いろいろと発言してい
ますよね?

コメンテーター:
そうですね。

TVキャスター:
大風呂敷を広げたって、あとから
非難されませんかね?

コメンテーター:
いえ、大丈夫でしょう。
首相の風呂敷は、縦3メートル、
横3メートル位ある、大きい、
大きいものですから。

TVキャスター:
?????

 

2013年9月25日

潮時 (しおどき)

夫:
僕ら、潮時かな?

妻:
そうね。
まさに、そうね。

夫:
じゃあ、これに判を押して。

妻:
離婚届?
今、潮時って言ったじゃない?

夫:
言ったよ。

妻:
辞書によれば、今が一番いい時期っ
ていう意味よ。

夫:
それ、いつの辞書?
300年前の辞書だろう。
この言葉は、今時は、普通、
「あの政権も潮時だ」などと使うんだぜ。

妻:
激しい恋で結ばれた私達夫婦もいよいよ
末期を迎えたってことね。

夫:
そういうことになるね。

妻:
あなたの方からの一方的な申し出により
離婚ってことになるわね。

夫:
そういうこと。

妻:
じゃあ、慰謝料は、はずんでくれるわよね。
倍返しよね。

夫:


妻:
私の持参金の倍返しよ。

夫:
もらったかな、そんなの?
そんなの、300年前の習慣だろう。




 

2013年9月23日

お手上げ (おてあげ)

A:
また、起きたね?

B:
何が?
ああ、ケニヤ?

A:
大勢人が殺されたね。

B:
フランス人、カナダ人、中国人、韓国人、
・・・。

A:
日本人も最近、アルジェで10人も殺害
されたよね。

B:
まったく、物騒な世の中だね。
自衛したくとも、限界があるよな。

A:
特に、無差別テロの場合は、お手上げさ。

B:
手を挙げても、撃たれるんじゃないかな?

A:
????????





 

2013年9月22日

風通しが良い (かぜとおしがよい)

外務大臣:
大使、ご着任、おめでとうございます。
心より歓迎申し上げます。

駐日アメリカ大使:
初めまして。
大臣、お手柔らかにお願いします
わね。

外務大臣:
何をおっしゃいますやら。
貴国と我が国の間柄ではないです
か。

駐日アメリカ大使:
そうですか、今まで、何でも、腹を
割ってお話できていましたでしょう
か?

外務大臣:
はい、ここのところ、かなり風通し
は良かったと思います。

駐日アメリカ大使:
それは、台風や竜巻が暴れまくった
からではないでしょうか?

外務大臣:
いままでは、アメリカ大陸で荒れ狂う
竜巻の映像を見ても、アメリカ特有の
現象だと思っていましたが、昨今の
日本の竜巻もアメリカ並みになって
来ましたよ。

駐日アメリカ大使:
それは、大変ですね。
でも、わたくしは、更に風通しを良く
するよう努力する所存です。

外務大臣:
エッ、大使、竜巻に加えて、ハリケーン
まで持ち込まれるおつもりですか?

駐日アメリカ大使:
はい、そのつもりです。
「台風 ケネディー」は、風だけではなく、
大雨も降らせるつもりですよ。

外務大臣:
あいやー。
なにとぞ、お手柔らかにお願いします
よ。















 

2013年9月21日

振り込め詐欺 (ふりこめさぎ)

詐欺師:
おばあちゃん、助けて!

おばあさん:
誰だい?
アキちゃんかい?

詐欺師:
そうだよ。

おばあさん:
どうしたんだよ?
何があったんだい?

詐欺師:
実は、ついつい、手が勝手に動いて、
痴漢をやっちまったんだよ。
警察に連れて行かれそうなんだ。
だけど、100万円出せば、許して
くれそうなんだ。
助けてよ。

おばあさん:
100万円だね?
どこへ届ければいいんだい?
振り込め詐欺にあったと思えば、
100万円なんか、どうってことない
よ。

詐欺師:
駅だよ。
駅の改札。
俺の彼女がそこに立っているから。

おばあさん:
現金がいいだろうね?

詐欺師:
そう、助かるな。

おばあさん:
可愛い孫のためだもの、仕方ないよ。

詐欺師:
何分くらいで来れる?

おばあさん:
40分はかかるね。
駅前の交番の巡査さんにも同行して
もらわないといけないから。

詐欺師:
???????????

おばあさん:
うちの孫には、男はいなんだよ。



 

2013年9月20日

長いものには巻かれろ (ながいものにはまかれろ)

同僚A:
おい、お前、変なメール送りつける
なよ。

同僚B:
エッ、送ったかな?

同僚A:
メールの添付ファイル名、分かるだろう?

同僚B:
何のこと?

同僚A:
「企画書 ばか」とは、何だ?

同僚B:
あッ、やばい!
ゴメン、ゴメン!
ついつい・・・。

同僚A:
人には無くて七癖っていうから、仕方ない
けど、変な習慣だな。

同僚B:
マイクロソフトのせいだよ。
“Read Only” ってなっちゃった時、仕方
なく名前を付けるだろう?
俺は、そういう時、「〇〇〇〇 ばか」って
いう名前にすることにしているんだよ。

同僚A:
ああ、それか。
本当に頭に来るよな。
俺は、「〇〇〇〇 fuck you 」って、つけて
るよ。

同僚B:
この間、中国語のピンインを入力したら、
「スペルチェック・・・・」と来た。
この世の中、どこまで、英語中心なんだ。
頭に来るな。

同僚A:
まあ、長いものには巻かれろだよ。





 

2013年9月18日

左うちわ (ひだりうちわ)

社長:
うちは、いつも火の車だ。
一度でいいから、「左うちわ」を味わ
って見たいものだね。

専務:
社長、私は、先ほどから、左側から
うちわであおっておりますが・・・。

社長:
分かっているよ。
そんなゴマすりをするからこそ、
「左うちわ」っていう言葉を思い出して
しまったんだよ。

専務:
すみません、気が利きませんで。
では、右側に回りまして・・・。

社長:
君は、本当に、人の心が読めないな。
それでは、ますます、うちの会社が
「左うちわではない」ってことを思い起
こさせるじゃないか。

専務:
すみません、配慮が足りず。
では、真ん中から、こうして・・・。

社長:
それじゃあ、うちがいつも、水面に浮か
ぶか水面下に沈むかの瀬戸際にある
ことになってしまうだろうが。

専務:
すみません、工夫が足りませんで。
それでは、うちわは止めて、扇風機に
させていただきます。



 

2013年9月16日

二度あることは三度ある (にどあることはさんどある)

上司:
君、二度あることは三度あるだね。
またまた、君の報告書に変なミスを見つ
けたよ。

部下:
はい、何でしょうか?

上司:
「結論:金も欲しい、本物の愛も欲しい」
って、何だね?

部下:
ああ、すみません。
いつも、最後に埋める欄には、適当な
言葉を取りあえず入れておく習慣が
ございまして・・・。

上司:
なるほど。
それでか・・・、前々回は・・・

部下:
「金は要らない、本物の愛が欲しい」。

上司:
前回は、・・・

部下:
「マイホームなんか要らない、本物の愛が
 欲しい」。

上司:
よっぽど、偽りの愛に悩まされていると
見えるな。

だけど、もう少し格調高いフレーズを
入れられないのかね?

部下:
それは、最終結論の方に残してあります。
今回の結論は、こうなります。

「結論:人は何のために生きるべきや?
     金か、浮利か、虚栄か?
     いや違う、人類愛だ。
     よって、このプロジェクトは即刻
     中止すべきである。」

 

2013年9月15日

悪妻は百年の不作 (あくさいはひゃくねんのふさく)

結婚コンサルタント:

皆さん、悪妻は百年の不作と言いまして、
皆さんの子々孫々にまで禍根を残します。
ですから、妻選びは、慎重に行わなけれ
ばいけません。

妻選びのポイントは、ズバリ、次の5つで
す。
1.女であること。
2.生殖年齢に達していること。
3.子供を産む意志があること。
4.門地家柄は関係ないこと。
5.容姿も関係ないこと。

どうですか?

こういう女性なら、かなり大勢いますよね。
つまり、皆さんの選択肢が大きく広がり
ますよね。

何か、ご質問はありませんか?

受講者:
あります。
これだったら、ほとんどすべての女性が
私の伴侶になれるということになって
しまいますね。

結婚コンサルタント:
その通りです。

受講者:
だったら、コンサルタントの話を聞く必要
もないですよ。

結婚コンサルタント:
その通りです。
ですから、ここまでのお話は、無料です。

実は、「悪妻を選ばないためのポイント」
も5つあるんです。

弊社の会長、社長以下10名の体験談
も交えてお話します。

それをお聞きになりたい方は、ここに残
ってください。

受講料は、それほど高くないですよ。











 

2013年9月14日

袖触れ合うも他生の縁 (そでふれあうもたしょうのえん)

おじいさん:
本当にありがとうございます。
あなたが一人で大声で叫んで
人を集めてくれたおかげで、
命拾いしました。

若い女性:
とっさのことで、私も何が起きた
のかハッキリしない位です。
気がついたら、一人で、電車を
押していました。

おじいさん:
元はと言えば、考え事をしてい
てホームから落ちた私が悪い
んです。
本当に、ご迷惑をおかけして、
恐縮至極です。
「袖触れ合うも他生の縁」と言
いますが、あなたとはきっと
「前世」でもご縁があったんで
しょうね。

若い女性:
「多少」の縁ですか?

おじいさん:
「他生」の方です。
『前前世、私は何だったんだろ
 う?』などと考えていたら、
 線路に落ちてしまったんです。

若い女性:
おじいさんは、哲学者ですか?

おじいさん:
いいえ、易者です。
 

打てば響く (うてばひびく)

文科省:
オリンピックを成功させるために、
貴省には、打てば響くような対応
をお願いしたいですね。

厚労省:
それは、こちらのセリフです。
それに、今まで我が省の対応は、
生き馬の目を抜くような対応だと
評されていますよ。

文科省:
ははは、そこまで速かったら、
年金のチェック漏れ問題なんか
とっくに処理が終わり、この国は、
今頃、「世界一幸せな国」に
なっているはずですよ。

厚労省:
そういえば、いじめ問題も、余り
進展していませんね。

文科省:
まあ、余り足の引っ張り合いを
せずに、仲良く行きましょうよ。
お互い、前向きな姿勢でやりま
しょうよ。

厚労省:
そうですよね。
効率も大事ですが、チーム・スピ
リットもないといけませんよね。

ところで、この打ち合わせ、何の
ためでしたっけ?

文科省:
何でしたですかね?
えーと、えーと。
ああ、2020年の東京オリンピック
ですよ。

厚労省:
そんなの、分かってますよ。

ああ、あれですよ、合同ミーティング
のお昼のお弁当の件ですよ。

文科省:
ああ、それそれ、やっぱり、お弁当
は、幕の内がいいですよね。

厚労省:
いいえ、サンドイッチがいいですよ。

なぜかと言うと、・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

文科省:
あッ、もうお昼の時間だ。
まあ、慌てずに決めず、もう一回会議
を開いて話し合いましょうよ。

厚労省:
そうしましょう、そうしましょう!

文科省:
まさに、打てば響くですね。






 

2013年9月13日

忙中閑あり (ぼうちゅうかんあり)

教授:
君、「アイアン・スカイ」、見たかね?

准教授:
テレビ番組ですか?

教授:
違うよ、映画だよ。
TSUTAYAには、あると思うから、
見てご覧よ。
なかなかのものだよ。

准教授:
宇宙ものですか?

教授:
とも言えるけど、SF、核戦争も絡むな。

準教授:
ご存じのように、今、来月のセミナーの
準備がありまして・・・。

教授:
忙中閑あり、時々、息抜きした方がいい
よ。

内容は、極簡潔に言うと、このまま行くと、
日本、ドイツが核装備するだろう、そうなる
と地球は破滅、人類は破滅っていうストー
リーなんだ。

准教授:
目新しいものは、ありませんね。
インド、パキスタン、イスラエル、イラン、
北朝鮮、日本、ドイツと来れば、
世界の主要国はほとんど核保有国に
なるっていうのは、常識ですよ。

教授:
常識かな?
だが、なかなか考えさせられる映画だった
よ。
特に、結末のシーンは。





 

2013年9月12日

将を射んとせば、先ず馬を射よ (しょうをいんとせば、まずうまをいよ)

人事部長:
この商品のメイン・ターゲットは?

営業部長:
ああ、それは、48歳~54歳の女性
だよ。

人事部長:
なんで、そんなに細かいの?
普通、40代とか50代とか表現する
だろう?

営業部長:
ズバリ、更年期の女性、閉経期の
女性さ。

最近読んだ本によると、閉経がある
のは、人類だけらしいね?
まあ、それは、どうでもいいけどさ。

人事部長:
うちのカミさん、49歳だ。
ということは、ターゲットってことだ。

営業部長:
そうなんだ。
将を射ようとせば、先ず馬を射よ。
君は、馬って訳だ。

人事部長:
えッ、どういうこと?
カミさんに、「最近、あっちは、どう?」
なんて気恥ずかしくて聞けないよ。

営業部長:
聞かなくていいよ。

ところで、お前、最近、「勃起不全」
になっていないか?

人事部長:
実は、かなりひどいんだ。

営業部長:
だろう?
それは、男の更年期症状だよ。
何を隠そう、この薬は、それを直す
ためなんだ。

人事部長:
だったら、対象は、更年期にある男性
だろ?
つまり、我々だろうが。
だったら、我々自身に宣伝すれば
いいだろうが。

営業部長:
将を射んとせば、先ず馬を射よ。
患者を射んとせば、先ず看病人を
射よ。
加害者を射んとせば、先ず被害者
を射よ。

人事部長:
回りくどい話だな。









 

2013年9月11日

人は落ち目が大事 (ひとはおちめがだいじ)

元同級生:
お前、随分と週刊誌でたたかれてる
な。
お前のところ、ブラック企業番付の
第一位なんだって?

社長:
勝手に言わせておくしかないさ。
風評ほど怖いものはないな。

元同級生:
お前が、我々の希望の星、出世頭だと
思っていたんだけどな・・・。

社長:
今に見ていろ!
人は落ち目が大事。
落ちるところまで落ちたら、這い上がる
しかないよ。

元同級生:
売上、落ちてるだろう?

社長:
落ちてるどころか、8割減だよ。

元同級生:
どうするよ?
我々同級生に出来ることがあったら
言ってくれよ。

社長:
ありがとう。
だけど、こうして、まだ神様から生かされ
ているからには、きっと道は開けるさ。

じゃあ、お勤めがあるので、失礼するよ。

元同級生:
なに、お勤めって?

社長:
天津神、国津神への参拝さ。
一緒に、行かないか?

2013年9月10日

苦あれば楽あり (くあればらくあり)

娘:
お父さん、会社勤めって、疲れるもの
ね。

父親:
おや、どうしたの?
うちの張り切り娘が、今日は、えらく
元気ないな。

娘:
仕事が思うように進まないの。
最近、寝不足気味だし。

父親:
まあ、人生、苦あれば楽ありさ。
そのうち、いいことあるよ。

娘:
あるかしらね?

父親:
白馬の王子様が現れたりするかも
知れないぞ。

娘:
あら、普通の父親は、そういうの嫌
がるんじゃないの?

父親:
どうして?
原節子の時代じゃないんだよ。
娘が家を大手を振るって出て行く
のは、うれしいものだよ。

娘:
寂しくないの?

父親:
全然。
お前のお母さんが出て行った時も
そうだったよ。

娘:
やっぱ、普通じゃないな。
 

2013年9月9日

過ぎた事は水に流せ (すぎたことはみずにながせ)

元同僚A:
やあ、久しぶり。
なつかしいな。

元同僚B:
おー。

元同僚A:
ここで、君と会うとは思っても
見なかったよ。
なつかしいな。
あの頃の事を思い出すなあ。
ちょっと、お茶でもどう?

元同僚B:
悪いけど、君には貸しがあるから
な。
あの事件、覚えているだろう?

元同僚A:
まあ、過ぎた事は水に流せって
言うだろうが。
嫌な事は、忘れようよ。

元同僚B:
冗談じゃないよ。
そうはいかないよ。
俺は被害者、君は加害者なんだ
ぞ。

元同僚A:
まあ、まあ、まあ。
そうだ、あそこの「流しそうめん」
でも食べないか?
うまいよ。

元同僚B:
お前は、忘れることばかり考えて
いるな。
過去をちっとも反省していないな。

あそこの「忘れな草」っていう喫茶
店で、苦い苦いコーヒーを飲ませ
てやろうか?




 

待てば海路の日和あり (まてばかいろのひよりあり)

課長:
どうなったんでしょうか、契約交渉?

専務:
まあ、待てば海路の日和ありだよ。
安倍君のことだから、大丈夫だよ。

課長:
お言葉ですが、彼だから、安心でき
ないんですよ。
いつも大口をたたいて契約を取って
来るんですが、思いっ切り不利な
条件を呑んで来てしまうので、
契約履行部隊の我々がいつも
苦労するんですよ。

専務:
君、もう少し寛大になりなよ。
人の手柄を妬むような態度は、
最低だよ。

2020年のオリンピック開催地
決定時のトルコ人を見習いたまえ。
日本を心から祝福してくれている
んだよ。
ありがたいことだよ。

課長:
すみません、私は、そこまで人間
が出来ていませんので・・・。

専務:
それはともかく、契約は、どうなっ
たかな?
契約できなければ、来期の計画が
大きく狂ってしまうな。

君、今から、神社に行って、願を
かけて来ようや。

課長:
はい。
やはり、困ったときの神頼み、
ですね。








 

2013年9月8日

鼎の軽重を問われる (かなえのけいちょうをとわれる)

上司:
報告書、出来たかな?

部下:
はい、それが・・・、なかなか筆が
進まなくて・・・。

上司:
途中でもいいから、見せてくれ給え。
明日、社長達に報告しなくちゃなら
ないんだ。
幹部として、鼎の軽重が問われて
いるんだぞ。

部下:
はい、これだけですが・・・、何しろ
問題の優先度をつけるのが難しい
ものですから・・・。

上司:
お前は、どーたらこーたらと、余分な
ことを言い過ぎる。

部下:
すみません。
こんな感じですが・・・。

上司:
なんだ、5ページもあるのか?

部下:
はい、鼎だか何だかの軽重が問わ
れていると聞きましたので、出来る
だけ重くしようと・・・。
15ページ位にしようかと思って
おりました。

上司:
お、おまえ、報告書はいつも1ページ
以内って言ってあるだろう。

部下:
でも、それでは、重さが・・・。
そうだ、厚手の紙を使いましょうか?











 

一寸先は闇 (いっすんさきはやみ)

A国高官:
国連の常任理事国として、我が国
は、できるだけ戦後体制の維持に
務めています。

B国高官:
そういう考え方は、古いですよ。
戦勝国が永遠に戦勝国で、
核兵器を持てるのも戦勝国
だけという考え方は。

世界は、新秩序を形成しつつ
ありますからね。

A国高官:
そうなると、一寸先は闇ですね。

B国高官:
貴国にとっては、そうでしょうね。

既に、イスラエル、イラン、北朝鮮
インド、パキスタンが核兵器を
有しているみたいですし、このまま
行くと、日本、ドイツが核武装する
ことになりかねませんよ。

A国高官:
そこなんですよ。
敗戦国の代表であるこの二国だけは、
絶対に核を持たせてはいけないん
ですよ。

今やこの世界は、ますます
『アイアン・スカイ』という映画に描か
れた世界に向かって突き進んでいる
気がしてなりません。

B国高官:
だったら、自国の利益ばかり考えず
に、本気で核廃絶に取り組むべきで
すよ。

だいたい、貴国は、あの国に対して
甘すぎますよ。
スキー場建設は許しても、核開発
は許しちゃダメですよ。

A国高官:
お宅だって・・・・・・・。

B国高官:
核問題に関しては二国間で話して
いてもらちが明かないですね。
やはり、国際会議を行い、非核国
も参加させないと。

A国高官:
いや、あの国と同席するのだけは、
いやですね。

B国高官:
またそうやってダダをこねる。
後悔先に立たずですよ。




 

2013年9月7日

同病相憐れむ (どうびょうあいあわれむ)

姉:
ねえ、あなた、そろそろウェディング・
ドレス着た方がいいんじゃない?

妹:
なに、急に。
お姉ちゃんがまだなのに、そんな
ことできないわよ。

姉:
私と同じ人生を歩んで欲しくないのよ。
姉妹で、同病相憐れむなんてことにな
りたくないのよ。
私に遠慮なんかしているから、そうな
ってしまうのよ。
全然遠慮しないでいいのよ。

妹:
お姉ちゃん、なんでそれをもっと早く
言ってくれなかったの?
もし、60年前に、それを言ってくれて
いたら、私は今頃・・・・・・。

姉:
あら、40年前のお正月に言ったわよ。
覚えてないの?


















 

魚心あれば水心 (うおごころあればみずごころ)

ロシア大統領:
どうやら、アメリカさん、本気みた
いだな。
どうしたものか?

ロシア副大統領:
「魚心あれば水心」ですよ。

ロシア大統領:
どう言う意味?
変な日本語だね。

ロシア副大統領:
そうなんです、もともとは、
「魚、心あれば水、心」だった
らしいですよ。

ロシア大統領:
よけい、分からないよ。

副大統領:
「相手の出方次第で、こちらにも
出方がある」という意味らしいです。

ロシア大統領:
そうかも知れないが、今回は、
こちらの選択肢が限られている
からな。
いっそのこと、戦争をおっ始める
か?

ロシア副大統領:
それだけは、やめてください!

ロシア大統領:
どうして?
我が国の経済に悪影響が及ぶ?
冬季オリンピックに影響する?

ロシア副大統領:
いえ、いえ、・・・、実は、せっかく
仕込んだ株が暴落してしまうん
ですよ。
あと、2営業日の猶予をください。







 

人事を尽くして天命を待つ (じんじをつくしててんめいをまつ)

知事:
さあ、やるべきことは全てやりました。
まさに、人事を尽くして天命を待つっ
ていう心境です。
結果がどう出ようと、受け入れる覚悟
はできています。

首相:
そうですか?
私は、少し、心残りがあります。

知事:
何か、し残したことがありますか?

首相:
ヨーロッパのあの地域の委員二人
との食事が出来なかったのが、
悔やまれます。

知事:
お時間がなかったのですか?

首相:
いいえ、アポが取れなかったんです。
何しろ、一人はスペイン人、一人は
トルコ人でしたので。

知事:
(この人は、猪突猛進型?)

 

2013年9月6日

海千山千 (うみせんやません)

母親:
お前、今の会社、続きそうなの?

娘:
エッ、会社が、私が?

母親:
どちらもよ。

娘:
まず、会社だけど、正直言って、かなり
危ないわ。
何しろ、うちの業界は、海千山千が
ひしめき合っているから。

次に、私だけど、今の上司との関係が
続く限りは、大丈夫よ。

母親:
上司との関係って?

娘:
いやだ、恥ずかしいこと言わせないでよ。
男と女の関係に決まっているでしょう。

母親:
そう?
会社の方は、倒産にそなえて、いつでも
他に移れるように準備しておきなさいよ。
上司の方は、全部要求を呑んじゃダメよ。
時々、不安にさせておかなきゃね。

娘:
お母さんって、現実的ね、ものの考え方
が。
普通のお母さんなら、うろたえるところよ。

母親:
なんたって、私は、会社は10社、男は、
10人を渡り歩いて来たんだから、多少
の経験はあるわよ。


 

過ぎたるは猶及ばざるが如し (すぎたるはなおおよばざるがごとし)

警察官A:
うちのカミさんの嗅覚は、警察犬並
みだよ。
とにかく、すごいんだ。

警察官B:
どういう風に?

警察官A:
俺が帰宅したとたんに、「お昼はカレ
ーだったのね」と来るんだぜ。

警察官B:
そりゃ、天下一品だな。
しかし、君は、たまらないだろうな?

警察官A:
その通り。
まさに、過ぎたるは猶及ばざるが如し
だよ。
食べるもの、飲むもの、触るもの、
全く自由がないんだよ。

警察官B:
やっかいだな。
で、夜の営みは、どうしてる?
お前の体臭じゃあ、3分と持たない
だろう?

警察官A:
そうなんだ。
お蔭で、助かってるよ。
チョンの間で、許してもらえるからな。

警察官B:
なるほど、それで、君は、外で遊べる
って訳か?

警察官A:
だけど、「匂い」が問題なんだ。
すぐに嗅ぎつけられるからな。

だから、来世では、鼻の悪い女とし
か結婚しないと、心に決めているよ。










 

2013年9月5日

イタチの最後っ屁 (いたちのさいごっぺ)

TVキャスター:
シリアの今後の展開を予想した
場合、何が最大の問題になるの
でしょうか?
やはり、米ロの対立でしょう
か?

軍事評論家:
そうですね、私は、イタチの
最後っ屁だと思います。

TVキャスター:
???

軍事評論家:
イタチと接触がない方は
ご経験はないかと思いますが、
それはそれは、鼻が曲が
る位臭いんですよ。

独裁者が最後に放つガス
というか、化学兵器は、大変
悲惨な結果を招くでしょう。

TVキャスター:
ああ、そういう意味ですか。
となると、アメリカの軍事作戦
は、最初のうちうまく行ってい
るからといって、安心しては
いけないってことですね。

軍事評論家:

化学兵器そのものを早いうち
に根こそぎにしておかないと。

と言っても、化学兵器が存在
する場合はですが・・・。










 

2013年9月4日

明日は明日の風が吹く (あしたはあしたのかぜがふく)

大使館員:
明日にでも攻撃が行われ、第三次大戦
が始まり、戦争が泥沼化したら、困りま
すね。

大使:
困るどころか・・・、しかし、考えても無駄
だよ。
明日は明日の風が吹く、だよ。

大使館員:

我が国も、そろそろ、行き当たりばった
りの無定見な外交は止めるべきではな
いでしょうか?

大使:
君、言葉使いを慎みたまえ。
無定見ではなく、「フレキシブル」、
或いは、「超柔軟」と言いなさい。
どの方向から風が吹いて来ても、空中
に浮いていられるなんてことは、なか
なかできない芸当なんだよ。

大使館員:
では、お聞きしますが、風がなくなって
しまったら、どうなります?

大使:
君、気圧の差がある限り風はなくならな
いんだよ。
明日は、明日の風が吹く。
ケセラセラさ。

さあ、うまい飯でも食いに行こうや。





 

親の欲目 (おやのよくめ)

夫:
うちの子は、どうかね?
将来、アインシュタインやハッブルの
ような科学者になれそうかね?

妻:
それは、無理ね。

夫:
じゃあ、TVタレントか映画俳優か歌手
には?

私らと違って、特異な才能がありそう
に見えるんだけど・・。

妻:
それは、まったく、親の欲目よ。

夫:
となると、どうなるかな?

妻:
まあ、せいぜい、国連の事務総長っ
てところじゃない?

夫:
す、すごいじゃないか?

妻:
何が、すごいものですか。
木偶の坊もいいところじゃないの。







 

早起きは三文の徳 (はやおきはさんもんのとく)

祖父:
おまえ、何時に起きているの、
毎朝?

孫:
8時半。

祖父:
遅いな。
それでは、大臣にも博士にも
なれないぞ。

孫:
別に、なりたくないよ。
有名人になったらプライバシー
が保てないから、いやだよ。

俺は、いろいろな若い娘と
付き合って、人生を謳歌したい
んだ。

祖父:
だったら、体力は必要だ。
毎朝、6時半に起きていれば、
体力がつくぞ。
早起きは、三文の徳。
試してご覧。

孫:
分かったよ。
じゃあ、明日から、7時に起きるよ。

祖父:
そうか?
だったら、ついでのわしのスタミナ
朝食も作ってくれないか?

孫:
???
そうか、早起きは、危険だな。
「エロ爺」を生み出すから。




 

2013年9月3日

弁慶の泣き所 (べんけいのなきどころ)

ニュースキャスター:
あの選手には、弱点というのが、
見当たりませんね。

基本動作が身に付いているし、
決定力はあるし、チームプレー
も完璧ですからね。

TVコメンテーター:
確かに、そう言えますね。

でも、彼の弁慶の泣き所を、
私は見つけたんです。

ニュースキャスター:
エッ、何ですか?
教えていただけませんか?

TVコメンテーター:
ここで披露してよいものかどうか?
本人に断ってからでないと・・・。

ニュースキャスター:
興味深いですね。
では、私が直接電話を入れて、
了承を取り付けますので、
その間、CMをどうぞ。

 

2013年9月2日

小人閑居して不善を為す (しょうじんかんきょしてふぜんをなす)

学生:
あんなあられもない姿を動画投稿
するなんて、どうして、あんな馬鹿
な事を仕出かすんだろう?
公開処刑ものですよ。

先生:
まあ、無邪気なもんじゃないか。

学生:
他にもっとやるべきことがあるでし
ょう。
例えば、仕事場の清掃をするとか、
翌日の段取りをするとか・・・。

先生:
小人閑居して不善を為す、だよ。
大目に見てやれよ。

学生:
先生は、寛大ですね。
いや、寛大過ぎますよ。
そういう大人が増えているから、
ますますこういう・・・。

先生:
君、ところで、昨日のYOU TUBE、
見てくれたかね?

学生:
??

先生:
私が、教壇で逆立ちしながら・・・、
まあ、とにかく見てみてよ。





 

2013年9月1日

生まれぬ先の襁褓定め (うまれぬさきのむつきさだめ)

妹:
私の息子がお嫁さんをもらう時、
どんな服装で結婚式に出ようか
な?

姉:
それって、まさに、生まれぬ先の
襁褓定めね。

まず、あなた、息子が生まれるか
どうかどうして分かるの?

妹:
大丈夫よ、旦那をへとへとに疲れ
させてから仕込めば、ほぼ確実に
男の子が生まれるのよ。
知らないの?

姉:
じゃあ、どうして結婚できるって分
かるの?

妹:
大丈夫よ、お金さえ持っていれば。
2億円位は用意しておくから。

姉:
どうやって、稼ぐの?

妹:
勿論、宝くじよ。

姉:
あーあ、あなたと話していると、疲れ
るわね。
いいこと、我が家では、三代100年に
わたって一度も宝くじにあたったこと
はないのよ。






 

神のみぞ知る (神のみぞ知る)

父親:
本当のところ、化学兵器は、どっち
が使ったのかな?

娘:
神のみぞ知る、なんじゃない?

シリアの政府軍も反政府軍も、心の
底では、自分の仲間がやったって思
っているんじゃない?

お父さんとお母さんの離婚も、
良く似ているわね。

父親:
どういう意味?

娘:
どっちが悪いか本当の事は分から
ないってこと。

父親:
そうだな。
やはり、「カミさんのみぞ知る」って
ことだな。

娘:
お父さん、いい加減にして!

お母さん、そういうセンスの
ない冗談に嫌気がさしたのよ、
きっと。






 

穴があったら入りたい (あながあったらはいりたい)

店のオーナー:
お前、大変なことをしてくれたな。
冷蔵庫に入った写真を世界中に
ばらまくなんて。

アルバイト:
申し訳ございません。
ついつい、暇だったものですから。
本当に、すみません。
穴があったら入りたいです。

店のオーナー:
おいおい、冷蔵庫や商品ケースは
穴じゃないからな。
これ以上、入らないでくれよ、頼む
から。

乾坤一擲 (けんこんいってき)

同僚A:
オバマさん、いよいよ乾坤一擲の
大勝負に出るらしいね。


同僚B:
そうだね。
相変わらず、きな臭い世の中が続くね。

ところで、我々も、やろうよ。

同僚A:
何を?

同僚B:
ここの飲み代をどちらが持つか、
ジャンケンで。

同僚A:
いいけど、スケールが小さいな、
我々は。