小林:
おい、田中、俺が頼んだ仕事終わったか?
田中:
あー、あの、変な仕事ですか。
すみません、まだですが・・・。
ついつい、野暮用が多くて・・・。
小林:
バカ野郎!
税調は、明日から始まるんだぞ。
今日の3時までに絶対終わらせろよ。
田中:
税調って、そんなに怖いんですか?
小林:
怖いだと?
俺に怖いものなんかあるかよ。
いや、あるな、カミさん。
田中:
何もやましいことがなければ、堂々として
いればいいじゃないですか?
小林:
お前、幼稚園児のようなこと言うな。
この世には、見解の相違というものがある
んだぞ。
税務署が、必要経費として認めてくれなきゃ、
会社に迷惑をかけるんだぞ。
田中:
迷惑ですか?
で、何で、前に破った書類の破りカスなんか
をまた、徹底的に見つけ出すんですか?
小林:
3歳児のようなことを聞くな。
時間の無駄だ。
善は急げだ、すぐやろう。
俺も一緒にやる。
田中:
エッ、今からですか?
小林:
つべこべ言うな。
忙しいんだ。
夜のカミさんの踊りの発表会に遅れたら、
万事休すなんだ。
田中:
先輩、ひどいな。
私の方だって、怒ると般若より怖い彼女と
のデートがあるんですよ。
小林:
すまん。
今日のところは、俺の顔を立ててくれ。
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