田中:
先輩、次の質問ですが、この事件を
奥様に報告されましたか?
小林:
奥方は、上司ではないので、報告は
しないよ。
話題にしたかどうかだろう?
田中:
そうです、そうです。
小林:
とんでもないよ。命令されたって、
絶対、話さないよ。
田中:
「実は、今朝、こんな衝撃的な事件
があったんだよ。・・・・・」って、話し
ません?
小林:
相手がどう出て来るかが、目に見えて
いるからだよ。
田中:
そこを後学のために、聞かせてくださ
いよ。
小林:
きっと、こうなるよ。
「こういう女性が、この世に存在するなん
て信じられなかったよ。」
「な~るほど、やっぱり、そういうタイプの
女性にあこがれているんですね。
どうせ、私は、夫に尽くすタイプじゃない
から。
大体、なんで、そういう女性を選ばなか
ったのよ?
そういう女性は、夫の首に縄をくくりつけ
てしっかりと管理し、私のように、やりた
い放題にはさせてくれないわよ。
どっちを選ぶ、亭主関白、それとも自由?
いずれにせよ、私は、変わりませんからね。
私の同級生は、皆、私と同じ考えなのよ。
大体、その女は、何てことをしてくれるの。
でしゃばり女め。
口の使い方を知らないわね。
口は、ものを言うためにあるのよ。
・・・・・」
田中:
なるほど、なるほど。
確かに藪蛇以外のなにものでもないですね。
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