2011年12月18日

体調(たいちょう)がすぐれない、病(やまい)に伏(ふ)せる、学(がく)がある、前者(ぜんしゃ)、別物(べつもの)、極上品(ごくじょうひん)、病身(びょうしん)、根底(こんてい)から覆(くつがえ)す、拙著(せっちょ)、お墨(すみ)付(つ)き、参(まい)った

(寿司屋)お久しぶりですね。
(客  )そうなんです、体調がすぐれなかっ
     たものですから・・・。
(寿司屋)それは、それは。
     私も時々病に伏せるんですが、病気
     にかかると、決まって二人の人を思
     い浮かべますね。
(客  )野口英世ですか?
     パスツールですか?
(寿司屋)いえいえ、物理学者ホーキンスと
     哲学者ニーチェです。
(客  )おやじさん、学がありますね。
     さすがは、神学部卒ですね。
(寿司屋)違いますよ。
     仏教学部ですよ。
(客  )で、なぜ、この二人なんですか?
(寿司屋)まず、前者は、頭脳の健康と身体
     の健康は別物だということが分か
     るということです。
(客  )なるほど。
     で、ニーナは?
     じゃない、ニーチェは?
(寿司屋)まあ、こちらは、若干複雑です。
     その前に、これ、極上品です、食べて
     見てくださいよ。
     今朝、稚内から届いたばかりです。
(客  )それで、哲学者の件ですが・・・?
(寿司屋)ニーチェは、自分はムチャクチャの病身
     であったために、病気ということ、
     すなわち、健康ということについて、
     思索を重ね、ついに、独自の見解を得た
     んですよ。
     それが、数千年のヨーロッパの思想体系
     を根底から覆すことになったんですよ。
(客  )どういうことですか?
(寿司屋)なんと、ニーチェは、自分が最も健康な
     人間だということに気が付いたんですよ
     ね。
(客  )??????
(寿司屋)まあ、その前に、このイクラ、召し上が
     ってみてくださいよ。
     どこにもあるってものじゃないですよ。
(客  )おやじさんの話に引き込まれて、
     ついつい、いくらでも食べてしまいます
     ね。
     で、話の続きですが・・・?
(寿司屋)話せば長くなりますので、続きは、拙著
     を読んでみていただけませんか?
     本屋では売っていませんよ。
(客  )いくらですか?
(寿司屋)イクラ、お代わりですね?
(客  )ややこしいな。
     イクラは、いくらですか?
     本は、いくらですか?
(寿司屋)イクラは、1万円。
     本は、3万円です。
(客  )エッ、そんなに・・・。
(寿司屋)イクラは、農水省のお墨付き。
     本は、竹田青嗣先生のお墨付き。
(客  )参ったな。
     今夜は、締めて、8万円か。
     おやじさん、胃薬、頂戴よ!!!
 
     
     

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