2010年3月15日

天下の(てんかの)、噛み砕いて説明する(かみくだいてせつめいする)、一括りにする(ひとくくりにする)、目に見えている(めにみえている)、腐っても鯛(くさってもたい)、長ったらしい(ながったらしい)、だろう?、回りくどい話(まわりくどいはなし)、脱亜入欧(だつあにゅうおう)、底流(ていりゅう)

田中:
でも、先輩、今朝の日経新聞にも、「アジア・中国」
とありましたよ。

小林:
そうだろう。
天下の日経でもそうなんだよな。
やはり、中国やインドの扱いに戸惑いを覚えている
ってことかな?

田中:
先輩、もう少し噛み砕いて説明していただけません
か?

小林:
こういうことだよ。
昔は、中国やインドは、アジアの一部分で良かった
のだけれど、今や、アジアとして一括りにするには、
大き過ぎると感じ始めているということさ。

田中:
だったら、「中国」「インド」「中国、インドを除いたアジア」
と三つに分ければすっきりするのでは、ないでしょうか?

小林:
うん、そうすれば、かなりすっきりするな。
だが、俺は、それでも不十分だと思うんだ。
三つでは足りないと思うんだ。
日本は、どこにあるんだ?

田中:
日本は、「日本」でしょう?
今年中に中国に抜かれるのは目に見えているにしても、
腐っても鯛、今のところ、世界第二の経済大国ですから。

小林:
だったら、「日本」、「中国」、「インド」、「日本、中国、インド
を除いたアジア」の4つになるな。

田中:
なるほど。
でも、長ったらしいですね。
「日本・中国・インド・日本、中国、インドを除いたアジア」
なんて、新聞に書けませんよね。

小林:
だろう?
だったら、「アジア」でいいじゃないか。

田中:
そうか?
「日本、中国、インドを含めたアジア」ってことですね。

小林:
回りくどい話になったけれど、俺が言いたかったのは、
ややもすると、日本人は、「アジア」から自分を除けて
しまいがちだということなんだ。
そして、これが、「脱亜入欧」といった考え方の底流
なっているのではないかということさ。

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